2021年10月20日水曜日

[惹句どんどん] 太宰治

 



「日本は無条件降伏をした。私はただ、恥ずかしかった。ものも言えないくらいに恥ずかしかった。」

(『苦悩の年鑑』)


「負けた、負けたと言うけれども。あたしは、そうじゃないと思うわ。ほろんだのよ。滅亡しちゃったのよ。」(『冬の火花』)


当時、日本の敗戦についてこんなに率直に、かつ深く本心を述べたものはいなかった。


新潮文庫版『グッドバイ』奥野健男解説より。

2021年後半の読書テーマ、太宰治の主要作品を読むで、スローリーディング中です。