◎たいへんよくできました。
イオン化傾向(イオンかけいこう ionization tendency)
原子や分子のイオン化されやすさをいう。
金属の場合には,溶液中で陽イオンに酸化される傾向のことで,定量的には金属の標準電極電位(平衡電極電位)で表される。溶媒が水のときの主要な元素のイオン化傾向の順は,
K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Cr>Fe>Cd>Co>Ni>Sn>Pb>(H)>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
である。このような序列をイオン化列 ionizationseries または電気化学列 electrochemicalseries という。
水素よりもイオン化傾向の大きい金属を酸の希薄水溶液中に入れると,その金属は自発的に溶けて水素ガスが発生する。たとえば亜鉛の場合には,
Zn+2H+嚏嚥Zn2++H2
の反応が自発的に進行する。
これに対し,水素よりもイオン化傾向の小さい金属(たとえば銅)では,水素発生を伴う金属の自発的な溶解は起こらない。また,きれいに磨いた鉄を硫酸銅水溶液に入れると,鉄の表面に銅が析出する。これは,銅より鉄のほうがイオン化傾向が大きいために,鉄による銅イオンの還元反応,
Fe+Cu2+嚏嚥Cu+Fe2+
が自発的に進行するからである。 玉虫 伶太
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