2023年12月30日土曜日

[積読立読斜読] 『北斎川柳』(田中聡著、河出書房新社、2018年、中区図書館より)




 [積読立読斜読] 『北斎川柳』(田中聡著、河出書房新社、2018年、中区図書館より)


山伏の野屎梵字のやうにたれ 卍1828(文政11)年


旧刊ですが、中区図書館より借りました。北斎が川柳を詠んでいたとは。百科事典の記述でも「川柳作家」での紹介はしていません。


兀ッテウ髪なし月の余しもの 卍 1828(文政11)年


「髪」と「神」、「縁を結ぶ」と「髪を結ぶ(結う)」という駄洒落で結んだ句。


「北斎漫画」の滑稽さそのもので、カラー版で読んでみたいです。


内容紹介にある句は、井戸底に降りて井戸浚いをしている職人が屁をぶっと放ったら、その音が井戸の壁に反響して天地にまで響きわたったという、なんどもばかばかしい、そして壮大な描写です。

p6


<内容紹介>

「木魂(こだま)して天地にひびく井戸屋の屁」天才絵師・葛飾北斎が遺した、数多くの川柳。江戸の庶民の息遣い、ときに壮大なビジョン、滑稽に満ちた、もうひとつの『北斎漫画』の世界を歩く。


<著者紹介>

田中 聡 (タナカ サトシ)

1962年、富山県生れ。富山大学文学専攻科修了。ライター。著書に『北斎川柳』『健康法と癒しの社会史』『不安定だから強い 武術家・甲野善紀の世界』他。共著に『北斎漫画、動きの驚異』。


<平凡社『世界大百科事典』より>

損飾北斎  1760‐1849(宝暦10‐嘉永2)(かつしかほくさい) 


江戸後期に活躍した浮世絵師。本姓は川村氏で,江戸本所割下水(わりげすい)に生まれる。幕府御用鏡師の中島伊勢の養子となり,幼名時太郎,のち鉄蔵と改める。〈北斎〉とは一時の画号で,生涯に30回ほどの改号をする。〈画狂人〉とも号して,画三昧の生活を送り,浮世絵師中で最も作域が広い。1778年(安永7),勝川春章の門に入り,翌年に春朗と号して役者絵を発表,以後,役者絵,角力絵,浮絵,黄表紙の挿絵を描く。94年ころ,勝川派を破門された後,狩野,住吉,琳派,洋風画派を学び,2世俵屋宗理を名のり,30歳代後半に至って自己の画風を確立,97年に北斎と初めて号した。このころ,《東遊》《東都名所一覧》等の絵入狂歌本に優れた挿絵を描いて注目され,《くだんうしがふち》等では洋風の遠近・陰影表現による風景版画シリーズも発表する。次いで北斎の声価を決定づけたのは,文化年間(1804‐18)の初めころから流行する読本(よみほん)の挿絵の仕事である。中国伝奇小説の影響を濃く反映し,荒唐無稽な内容をもつ読本の世界を絵画化するため,北斎は和漢洋の三体を融合し想像力を駆使した画面を展開した。木版墨粁技術の可能性を極限まで追求した北斎の読本挿絵の成果は,小説家曲亭馬琴と組む時に最も大きく得られ,《新編水滸画伝》(1806)や《椿説弓張月》等の傑作が生まれた。この読本挿絵で培われた北斎の新生面は,錦絵風景版画の分野でより効果的に発揮され,代表作《富嶽三十六景》をはじめとして《諸国滝廻り》《千絵の海》《諸国名橋奇覧》等の濫物シリーズに結実した。一例を挙げると,ゴッホが〈鷲の爪〉と呼んだ《富嶽三十六景》中の〈神奈川沖浪裏〉のすさまじい波の表現は,読本挿絵の経験の中から生まれた。この〈リアルな絵空事(えそらごと)〉の世界が北斎後期作品の核心部をなすといえるが,これは後に歌川広重に批判される(絵本《富士見百図》序文)。版画以外でも,肉筆の美人画および花鳥画に傑作が多く,中でも《二美人図》《雪中美人図》《酔余美人図》が代表作。その他,絵手本の刊行が注目されるが,山水,花鳥,人物,器物,図案等あらゆる題材を対象とした《北斎漫画》13編(1814‐49)は彼の総決算ともいえる成果で,フランス印象派のドガらにも大きな示唆を与えた。

                        狩野 博幸


(C) 1998-2002 Hitachi Systems & Services, Ltd. All rights reserved.


2023年12月29日金曜日

[写真で川柳] 去年今年貫くバターケーキあり



12月28日(木曜日)、中町の会社事務所近くにある「バターケーキ」専門店・長崎堂に年末年始の手土産を求めての行列。年中行事。

そういえば当家にも到来物のバターケーキありました。


2023年12月28日木曜日

[その他] 10日と25日は'Punk in'(パン喰い)の日 ファミリーマート広島千田町店

12月25日(月曜日)、コンビニのパンでヒットしているという「生コッペ」シリーズを買ってみました。本当に近所にパン屋さんがない。



[積読立読斜読] 『昭和の青春 日本を動かした世代の原動力』(池上彰著、講談社現代新書、2023年)

 



「週刊・池上彰」ぐらいの量産率です。講談社現代新書から1960年代以降の日本の現代史を池上彰さんの実体験も反映させながら話し言葉で書かれた手軽な新書。おそらくは池上さんが毎夏信州大学で特任教授として行っている「現代世界史基礎」の集中講義の日本版ダイジェストと思われます。


昭和のダイナミズムと比べて現代日本は「失われた30年」で活気がないという主張が多いようですが、第二次世界大戦後の混乱から様々な幸運に恵まれて中進国から先進国へ駆け上がる発展中の日本が活気があるのは当然で、現代の成熟した日本を「活気」がないとみるか「安定した」と観るかの違いです。


当方は1959年生まれで、池上さんのプロフィールを見ると9歳しか違いがなく、本書の内容も実体験はありませんが子供ながらに記憶があります。惜しむらくは索引があれば。



<目次>

[本書の構成]

はじめに

第1章 青春の学生運動

第2章 青春の高度経済成長

第3章 青春の昭和文化・社会風俗

第4章 新たな時代を切り拓いた人物たち

第5章 高度経済成長と繁栄の「陰」

第6章 「昭和の青春」世代のこれまでとこれから

おわりに


[著者プロフィール]

著:池上 彰(イケガミ アキラ)

1950年に長野県松本市に生まれる。ジャーナリスト。慶應義塾卒業後、1973年にNHKに報道記者として入局する。1994年からは11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年にフリーになり、執筆活動を続けながら、テレビなどのメディアでニュースを分かりやすく解説、幅広い人気を得る。また6の大学で教鞭とる。おもな著書に『伝える力』(PHPビジネス新書)、『世界を変えた10冊の本』(文春文庫)、『大人の教養』(NHK出版新書)、『聖書がわかれば世界が見える』(SB新書)、『学び続ける力』、『真説 日本左翼史』、『激動 日本左翼史』、『漂流 日本左翼史』(以上、講談社現代新書)などがある。


2023年12月24日日曜日

[その他] 映画『PERFECT DAYS』を観ました

 


12月24日(日曜日)広島バルト11、12時40分の回。

Xマスのセールと日曜日が重なり人出多く、劇場も満席。

渋谷区の公共トイレ清掃員の淡々とした日常を描く寡黙な映画です。

何度も観たくなる佳作でした。

場末のスナックのママがなぜか石川さゆりであり、客のあがた森魚のギター伴奏で、

『朝日のあたる家』を歌います。


[自分史のレッスン] TK-80は買えなかったが。。。。

突然思い出した。


当方は1959年生まれ。

パソコンの黎明期からインターネットの時代まで並走できて面白かった。

(最近はついて行けてない)。

TK-80は高校生・大学生の身には高価で購入できず。

初めて購入したのはコモドールのVIC-1001でしたが。

 


TK-80 (Training Kit μCOM80) とは、日本電気 (NEC) の半導体部門[注 2]が1976年8月3日[1][2]に発売した、マイクロコンピューター(マイコン)システム開発のための「トレーニグキット」である。

Wikipedia




VIC-1001(ビック-1001)はコモドールジャパンが1980年12月[4]に日本で発売した8ビットの家庭用パーソナルコンピュータである。海外での製品名はVIC-20。
Wikipedia



2023年12月23日土曜日

[その他] 広島掃除に学ぶ会 平和大通り街頭清掃

 





12月23日(土曜日)は平和大通り街頭清掃を実施しました。16名の参加がありました。参加された皆様ご苦労様でした。今年最後の活動でしたので終了後に忘年会。豚汁+塩むすび+Xマスケーキ(岡本さん差し入れありがとうございます)という不思議な組み合わせ。今年一年ありがとうございました。

2023年12月22日金曜日

[新聞広告] 役所広司さん主演、ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』本日公開



ドイツの巨匠・ヴィム・ヴェンダースが日本を舞台にトイレ清掃員の男の日々を

美しく誌的に描き第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞。

映画『PERFECT DAYS』本日公開です。

全国紙地方紙に全面広告。

仕掛け人はユニクロの柳井さんの次男・柳井康治さん。

正しいボンボンの散財の仕方と感服いたします。

全面広告の役所広司さんのメッセージをどうぞ。


====================================

他人のために生きる。

それが幸せに

生きることかもしれない。

最近、そんなことを思いました。

名前も知らないひとのために。

顔も知らない人のために。

そんなふうに生きるひとが

どうしようもなく美しく見えます。

年をとったからでしょうか。

でもそのことに気がついてから、

この世界もまだまだ

心地よいものにできるのではないか

と考えたりもします。

私はそのことをこの映画のなかで

平山という男として生きることで

感じることができました。

とても幸せな時間でした。

平山という男は決して多くを

語ってはくれませんでしたが

だからこそ私はそれを感じとることが

できたのかもしれません。

みなさんもぜひ

映画の中で生きている

この平山という男に

会いにきてください。

本日から、全国の映画館で公開です。

毎日、この町をきれいに

してくださっている

清掃員のみなさまに感謝をこめて。

俳優 役所広司

====================================

映画はぜひ劇場で。イオンモール府中バルト11他で公開中。

2023年12月20日水曜日

[あの頃のレコード] 『ドライブ・マイ・カー』サウンドトラック



日本映画では珍しくサウンドトラックがアナログ化。購入してました。

いつも聞いているロックとは別の種類の音楽で、内容をうまく説明できません。

下記のサイトから内容紹介を借りました。


<内容紹介>

世界中に熱狂的ファンを持つ作家・村上春樹が2013年に発表した短編小説を、日本映画界・若手実力派No.1との呼び声の高い濱口竜介が監督/映画化。2021年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて日本人監督初となる脚本賞を受賞し大きな注目を集めた『ドライブ・マイ・カー』。本作のサウンドトラックを手掛けたのは、日本を拠点に海外レーベルからの作品リリース、ヨーロッパ等での国外ツアー・フェスティバル出演、シドニーの美術館Art Gallery of New South Walesでの音楽などを手掛け、世界を股にかけて活躍する音楽家・石橋英子。邂逅すべき宿命にあった2人、濱口竜介×石橋英子によるオリジナル・サウンドトラックが初回限定生産で待望のアナログ化。ファン必見のアイテムです。 2つのメロディーから解き放たれた、10の音楽たち。映画のために書き下ろした音楽を、1つの音楽作品として新たに構築。これまでも石橋と共にオリジナル作品を制作してきたJim O'Rourke、山本達久、Marty Holoubek、須藤俊明、波多野敦子が参加し、アコースティックな生演奏からエレクトロニクス、映画本編で使用された環境音までが見事に融合。ミックスとマスタリングはJim O'Rourke、ジャケット・デザインは石橋の作品を数多く手掛ける木村豊(Central67)、ジャケット・イラストは赤尾真代が映画のビジュアルをモチーフに描き下ろし。映画と共に光彩を放つ傑作です。

 https://meditations.jp/products/%E7%9F%B3%E6%A9%8B%E8%8B%B1%E5%AD%90-drive-my-car-original-soundtrack-lp


2023年12月19日火曜日

[惹句どんどん] George Dyson (science historian)


Stewart Brand would have been Stewart Brand without the 1960s,
but the 1960s would not have been the 1960s without Stewart Brand. 

 

 “Stewart Brand would have been Stewart Brand without the 1960s, but the 1960s would not have been the 1960s without Stewart Brand. I read this entire book in one sitting—it’s like finding your parents’ diary, and finally learning, OK, so that’s that happened. Lots of missing pieces fell into place.” —George Dyson, author of 

Turing’s Cathedral


『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』推薦文より。


2023年12月18日月曜日

[その他] a day in the life 12月18日(月)石橋英子ライブ

 



映画『ドライブ・マイ・カー』の音楽を担当した石橋英子さんのライブに。

並木通りの中古レコード店「ステレオ・レコーズ」が主催。

ツインドラム、ベース、エレキギター、サックス、フルート、キーボード、サンプル音源、という重厚な編成。

曲は「環境音楽」というのか小刻みなドラムのリズムがうねるように続き、

他の楽器がかぶさっていく感じです。

日本の映画では珍しくサントラがアナログ・レコードで出てますので、別途紹介します。




[同窓会] 皆実有朋(2023年12月10日号、No.86)に皆実28期の同期会の記事が掲載されました

 




2023年12月17日日曜日

[惹句どんどん] ガルブレイス(経済学者)

 

19世紀のはじめには、
自分の欲しいものが何であるかを
広告屋に教えてもらう必要のあるひとは
いなかったであろう。





自分の欲望を広告屋に教えてもらう―ガルブレイス

『ゆたかな社会』(1958年)


西武百貨店の広告はコピーが糸井重里。1988年。


『暇と退屈の倫理学』(國分巧一郎著、新潮文庫、2022年)より孫引き。




[新聞記事] 岩波の雑誌『世界』が誌面刷新 大きなテーマと日常つなげる場に

 


編集長に女性を抜擢し誌面刷新。

ネットの断片的な記事ばかり読んでると阿保になるばかりなので定期的にまとまった文章読む必要ありと痛感します。定期購読するかどうかはわかりませんが購入しました。

2023年12月16日(土曜日)日本経済新聞記事。

[あの頃のレコード] 『HAPPY END』(1973年2月)

 [あの頃のレコード] 『HAPPY END』(1973年2月)



50周年記念としてアナログで再発。オリジナルの発売時は当方は中学2年生でバンドの名前は知ってましたがレコードまでは手が届かず。聴きなおしてみました。


はっぴいえんどは活動時期が短く、スタジオ・アルバムも3枚しか残していません。

すでに解散が決まっていたそうですが、海外録音ということでしぶしぶ全員が参加の経緯で、ソロ曲の寄せ集め感は否めませんが、佳曲揃い。もともと「職人バンド」として演奏には定評のあったバンドですが、現在の時点で聴いてみても格段にレベルが高く、やはり歴史に残るバンドだったのでしょう。


細野晴臣さんの曲『風来坊』、『無風状態』、『相合傘』が気に入りました。


レコーディングにはリトルフィードのローウェル・ジョージやヴァン・ダイク・パークスも参加しており、楽曲のレベルの高さで世界水準なのでしょう。最後の曲のインスト風『さよならアメリカ、さよならニッポン』のタイトルが象徴的で、

アメリカのロックにあこがれて活動し、日本語ではロック英語論争に巻き込まれ、世界標準とはこの音だといわんばかりのレベルの高いアルバムです。




SIDE 1

風来坊  – (3:34)

氷雨月のスケッチ  – (3:08)

明日あたりはきっと春  – (4:03)

無風状態  – (3:20)


SIDE 2

さよなら通り3番地  – (3:16)

相合傘  – (3:07)

田舎道  – (2:40)

外はいい天気  – (2:20)

さよならアメリカ さよならニッポン  – (4:43)


2023年12月16日土曜日

[惹句どんどん] 寺山修司

寺山修司、没後40年。


「思い出される人より、忘れらない人になりたい」

 

<マッチ擦るつかのま海に霧ふかし

        身捨つるほどの祖国はありや>


 



2023年12月14日木曜日

[惹句どんどん] 内田樹(『待場の米中論』より)



An Idea Called America


「アメリカというのは一つのアイディアなんだ」


 アメリカだって、建国以前から「アメリカ国民」がいたわけではありません。英国からの植民地の独立を果たしたあとに、「英国からの独立という偉業を果し得た植民地人」はどういう人たちであったのか(あるべきなのか)という回顧的・事後的な仕方で形成されたセルフイメージです。その時点で採択された一つの「アイディア」です。「アメリカというのは一つのアイディアなんだ」というアメリカ人の作家の言葉をどこかで柴田元幸さんが紹介していましたけれど、本当にそういうものだと思うんです。アメリカというのは一つのアイディアであって、アメリカ人というのも一つのアイディアである。いくつかのアイディアのうちで、全国民をとりこぼしなく統合し、彼らに強い現実的成力(ママ、威力か?)を発揮させるものが「よいアイディア」として採用される。

『待場の米中論』(内田樹著、東洋経済新報社、2023年)


An Idea Called America

By Reed Galen, Steve Schmidt, Stuart Stevens and Rick Wilson

America is the only country founded on an idea, and it was the most radical idea of its era; the belief that citizens could govern themselves. It was called The American Experiment because there was no reason to believe it would work. For 244 years, it worked, albeit imperfectly, and was an example to the world. On January 6th, this grand experiment nearly ended.


https://lincolnproject.us/an-idea-called-america-2/

The Lincoln Project

2023年12月10日日曜日

[その他] a day in the life 12月10日(日曜日)配偶者の実家の片付け

 

※画像はイメージです。


配偶者の母親が亡くなり、継続的に実家の片付け。50年以上引越しがなく、大量の荷物。

「想いでの品」多数あり、作業は遅々として進まず、兄弟で少しづつ片付けています。

本日は大型ゴミの搬出(ベッド、ソファ、机、鏡台など)でした。


自分も身辺を常に必要最小限のモノで暮らし、残った人に遺品整理が最小限で済み、迷惑をかけないようにしないといけません。としみじみ思った次第です。


[その他] 10日と25日は'Punk in'(パン喰い)の日 グラマー・ペイン本店(福山市)



12月9日(土曜日)は仕事(マンション管理員・清掃員研修の講師)のため福山市へ。

帰路、広島市の石内バイパスにある人気店、グラマーペインの本店に寄りました。

土曜日ともあって店内は大混雑、このライブ感は他の店にはありません。

クリスマスが近いのでシュトレンもあり、買ってみました。


<店舗情報>

グラマー・ペイン 本店 (gulamour pain)

084-921-4088

住所:福山市西深津町2-1-21

[積読立読斜読] 『お探し物は図書館まで』(青山美智子著、ポプラ社、2020年)




旧刊ですが、タイム誌が選ぶ2023年の読書リストに日本から唯一選集されたそうで、オリジナルの日本語版で読んでみました。

東京都市圏に住むあまりぱっとしない人生を送っている5人が主人公で、年齢・職業は多彩。

一章   朋香   21歳   婦人服販売員

二章   諒    35歳        家具メーカー経理部

三章   夏美          40歳        元雑誌編集者

四章   浩弥          30歳        ニート

五章        正雄            65歳        定年退職

それぞれの章がゆるやかに連携する連絡短編となっており、雑誌連載の単行本ではなく、ポプラ社の編集者と協働での企画出版だそうです。

構成は全短編が一緒で、地区の公民館である「羽鳥コミュニティハウス」の「図書室」へなんとなく立ち寄った主人公が、トリックスターで巫女的な存在である司書の仲介で自分の人生を豊かにする本を紹介してもらい、一皮剥けるというものです。

この司書の人物造形が秀逸。色白で巨大な女性で、それぞれの章の主人公の第一印象が「その姿は穴で冬ごもりしている白熊を思わせた」(一章)、「『ゴーストバスター』に出て来るマシュマロマンみたいだ」(二章)、「なんというか、ディズニーアニメの「ベイマックス」みたいだった」(三章)、「早乙女玄馬のパンダみたいな人」(四章)、「正月に神社で飾られている巨大な鏡餅のようだった」(五章)と容赦ない。
(TVドラマ化されるのなら、配役は安藤なつ、が適当でしょうか)。

それぞれの章が紹介される本の内容紹介も兼ねていて、児童書が多いのは版元の出版物の傾向なのでしょう。結構変化球も多く、本屋さん好き、図書館好き、本好きの人には魅力的かもしれません。

それぞれの章での紹介本も挙げておきます。

一章   『ぐりとぐら』

二章   『英国王立園芸協会と楽しむ 植物のふしぎ』

三章          『新装版 月のとびら』

四章            『ビジュアル 進化の記録 ダーウィンたちの見た世界』

五章    『げんげと蛙』


もう一つ、著者による仕掛け。それぞれの本には司書(巨大に体に似合わない「小町さゆり」さんという名前)の手作りによる小さな本の付録(羊毛フェルト・アート)がついてきます。装丁には写真入り。紹介された本と、この小さなギミックが、ぱっとしない主人公に変化をもたらし、生活は従前のままですが、気持ちが非常に晴れやかになる、というものです。

巫女的な存在による異界(まだ見ぬ本来の自分)での出会い、となると村上春樹チルドレンですが、おそらくタイム誌の選者も同じ意見かも知れません。

本屋さん好き、図書館好き、本好きの方には大推薦します。







    
 

[惹句どんどん] 石井ゆかり(占星術)


 

         かつて子供だった私たちのすべてが

サンタクロースはいない」と
人生のどこかで知らされたはずなのに、
相変わらずサンタクロースが
クリスマスから消え去る気配がないのは、
まだ幼い子供たちがそれを信じているから、
ではありません。



かつて子供だった私たちのすべてが「サンタクロースはいない」と人生のどこかで知らされたはずなのに、相変わらずサンタクロースがクリスマスから消え去る気配がないのは、まだ幼い子供たちがそれを信じているから、ではありません。昔子供だった大人たちこそが、大人になってもなお、「サンタクロース」の真実を心から理解して、その世界を生きているからです。


『月のとびら』(石井ゆかり著)より

『お探し物は図書室まで』(青山美智子著、ポプラ社、2020年)より孫引き

2023年12月6日水曜日

[新聞広告] 和菓子歳時記 十二月 時雨菊 <しぐれぎく>

 


12月5日(火曜日)付朝日新聞広島版。昨日は冷たい雨でした。


2023年12月3日日曜日

[その他] a day in the life 12月1日(金曜日)仕事で周南市へ イチョウ並木

 


仕事で周南市へ。動物園とコンビナートのイメージが強いですが、桜並木で有名です。

駅前から北に延びる御幸通他のイチョウ並木も見ごたえあり。

[その他] a day in the life 12月3日(日曜日)報恩講

当家には立派な仏壇があり、年末には報恩講があります。


報恩講(ほうおんこう) 

仏教諸宗派でそれぞれの祖師の恩に報いるためにその忌日に毎年行う法要。たとえば新義真言宗では祖師覚鑁(かくばん)の忌日に論議を行い法門を談じる。報恩講の中で古くから最も民衆に親しまれてきたのは真宗で行われているもので,一般には〈お講〉〈お七夜〉〈ご正忌(しようき)〉などとよばれている。これはこの宗門にとって最大の年中行事で,毎年本山では11月21日から宗祖親鸞の忌日にあたる同月28日(本願寺派,高田派では太陽暦により1月9日から同月16日)まで7昼夜にわたって,また各末寺では本山とほぼ同じ時期に数日間法座を開いて宗祖の遺徳を讃嘆する。さらに信徒の家々でもこれに先立って晩秋から初冬ころに檀那寺を招いて家ごとに在家報恩講を務める。真宗信仰の盛んな地域ではこの席に近隣の人々も相集い,読経,聞法のあと会食をし,信仰を温めると同時に互いに親睦を深め合う。      児玉 識


(C) 1998-2002 Hitachi Systems & Services, Ltd. All rights reserved.


2023年12月2日土曜日

[その他] a day in the life 12月2日(土曜日) ヒルトン・ホテル スイーツ・バイキング

 クリスマスが近いので一族郎党で出かけました。

当方夫婦、長女一家、次女一家、総勢10名。

家族連れを除いて男性は皆無で、この手の企画はやはり女性向けでしょうか。



2023年11月30日木曜日

[惹句どんどん] 加川良(フォーク・シンガー)

 



死んで神様と 言われるよるも

生きてバカだと いわれましょうヨネ




『教訓1』より。突然思い出した。


[惹句どんどん] ヴィム・ヴェンダース(映画監督)

 

都市はこんなに無計画なのに、

電車やバスは一分も遅れず計画的に動き、

人々は並んでそれに乗り込む。

 



 雑誌『SWITCH』(2023年12月号)「すばらしき映画人生!ヴィム・ヴェンダースの世界へ PERFECT DAYS 役所広司 


柳井

ヴェンダースさんに「東京のどこが好き?」と訊ねたことがありました。すると彼は「一見、都市計画もなく様々なショッピングビルが乱立しているかと思えば、すごく古い家並みも残っていたりする。都市はこんなに無計画なのに、電車やバスは一分も遅れず計画的に動き、人々は並んでそれに乗り込む。コンビニも自動販売機もこの国ならではのもの。何事もそんなに几帳面にできるなら都市計画もできるだろうに、外から見る限りできていない。そんなところが面白い」と。


柳井康治プロデューサー


2023年11月29日水曜日

[新聞記事] 20231126_朝日新聞_天声人語_ローリングストーンズ

 


反体制のロックが新聞記事になるというのが正しい「老い」なのでしょうか。

2023年11月26日日曜日

[広島掃除に学ぶ会] 11月25日(土曜日)平和大通り街頭清掃

 



2023年11月25日(土曜日)、

平和大通りの街頭清掃を実施しました。

11名の参加がありました。

朝はかなりの冷え込みでした。

参加された皆様ご苦労様でした。

2023年11月25日土曜日

[その他] 10日と25日は 'Punk in' (パン喰い)の日 Morgan(中区銀山町)


 


パン屋さんではありませんが、めずらしいアメリカタイプのサンドイッチ屋さん。

このお店の前はしょっちゅう通るのですが店頭に貼られているチラシの派手さから

東南アジア・フードの店かと思ってました。


午前8時過ぎに行ったので朝食メニューのみ。「グリルドチーズ・サンドイッチ」と

「PB&Jサンドイッチ」を注文。パンの選択はできず両方ともホット・サンドイッチでした。(温めなし、のオーダーもできるのかも?)。




[惹句どんどん] JDサリンジャー


「私ふだんは、
そんなに社交性豊かな方(グリゲアリアス)
じゃないのよ」と彼女は言って、
その言葉の意味がわかるだろうかと
私の方を見た。

 




「私ふだんは、そんなに社交性豊かな方(グリゲアリアス)じゃないのよ」と彼女は言って、その言葉の意味がわかるだろうかと私の方を見た。だが私はわかったというそぶりもわからないというそぶりも示さなかった。「ここへ来たのはあくまで、あなたがとっても寂しそうに見えたから。あなた、とっても繊細な顔してるわ」

そのとおり、本当に寂しい思いでいたのだ、君が来てくれてとても嬉しい、と私は言った。

「私、情け深い人間になるよう努力してるの。伯母さんは私のこと、すごく冷淡な人間だって言うの」と彼女は言って、もう一度頭のてっぺんに触れた。


柴田元幸訳『ナインストーリーズ』より「エズメに—愛と悲惨をこめて」

p160

東区図書館で借りて再読中。



gregarious(形)

〔人が〕社交的な、人付き合いの良い◆【同】sociable◆【反】solitary

《動物》群れをつくる習性の、群居の[する・性]の、群生の[する]

《植物》群生の[する]


squalor(名)

〔貧困などから来る〕みすぼらしさ、薄汚さ◆不可算

〔精神的な〕浅ましさ、卑劣さ


2023年11月24日金曜日

[惹句どんどん] 幸田文

 

くろうとはどの道の人も、

 

みなあと片付けがうまい。




2023年11月23日木曜日

[広島掃除に学ぶ会] 三和中学「トイレ掃除に学ぶ会」

2023年11月23日(木・祝)三和中学トイレ掃除に学ぶ会は生徒さん160名、先生・PTA20名、掃除に学ぶ会20名、合計で200名余の参加がありました。参加された皆様ご苦労様でした。

広島掃除に学ぶ会にとっては、2019年以来の本格的な学校トイレ清掃で、サポート面に行き届かない点が多数あったと思いますが、参加された生徒さんは皆さん純朴で一所懸命トイレ掃除に向き合い、大変有意義なトイレ掃除に学ぶ会となりました。

ありがとうございました。






2023年11月22日水曜日

2023年11月19日日曜日

[あの頃のレコード] Sheryl Crow "Home for Christmas"(2011)



当方の高校時代のレコードではありませんが、クリスマス特別版。

シャリル・クロウさんが2008年にレコーディングしたクリスマス・アルバム。
もともとは文房具(カード)チェーンのHallmark向けのノベルティだったそうですが、
定番のクリスマス・ソングをアレンジを曲ごとに変え、まったく手を抜いた感じがありません。クリスマス・アルバムが出せれば「大物」の証明だそうで。

Home for Christmas (Sheryl Crow album)

Released November 26, 2008

Recorded June 2008

Studio Odditorium Studio (Mendocino, CA)

Capitol Studios (Los Angeles, CA)

Home for Christmas is a Christmas album and the seventh studio album by American singer Sheryl Crow, first released in 2008 exclusively at Hallmark stores. The album was re-released in 2010 exclusively at Target stores with new artwork.[citation needed] In 2011, it finally received a major release worldwide, on CD and as a digital download.[citation needed] As of December 2011, it has sold 40,000 copies in the US.[citation needed] Crow previously recorded "Blue Christmas" in 1997 as part of the A Very Special Christmas 3 collection, in a completely different arrangement.

2023年11月18日土曜日

[写真で川柳]  粧いは まだ半ばなりけり 大年増

粧いは まだ半ばなりけり 大年増


11月17日(金曜日)は宇品海岸にあるマンションの管理員さんの公休まわり。

物件の近くにある「旧広島水上警察署」。ペンキ塗りの作業がなかなか進みません。

明治に建設され広島市内に残る最古の木造建築だそうです。




[その他] 一足早いセルフ・クリスマス・プレゼント

 audio-techinica製の'Sound Bureger'。

これ1台でアナログ・レコードが聴けます。

スピーカーは内臓してませんが、Bluertoothで聴けます。

なかなか良いです。



2023年11月16日木曜日

[惹句どんどん] ボブ・ディラン


 

He who is noto busy bein born is busy dying.


"Zero to One"(p116)より