大統領のせいか国のイメージがあまりよくないアメリカですが、2017年はハリケーンの被害が甚大でした。カリブ海諸国も停電を始めとしてライフラインが長期間止まってしまい、各国からの支援も遅れがちでしたが、日本ではあまり報道されませんでした。
2017年11月5日付朝日新聞別冊Globe記事「見出しを読み解く」はハリケーンへのボランティアの手記。
"Cajun Navy"とは、もともと2005年のルイジアナ州を襲ったハリケーン・カトリーナの際に、自分の小型ボートで救援にあたったボランティアのことを指すそうですが、現在はスマホのアプリになっていて、災害ボランティアの自律的なマネジメントを行うものらしいです。
手記は高校の先生をしている女性です。少しの勇気があればなんらかの形でボランティアに参加でき、また参加しようとする人がいます。どこの国でもある話です。当然アメリカも捨てたもんではありません。
ハリケーンの記事は毎日新聞から無断転載しました。
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米ハリケーン 被害8兆円 死者21人、避難3万人に
毎日新聞2017年8月31日 12時25分(最終更新 8月31日 12時51分)
【ワシントン共同】米南部を襲った大型ハリケーン「ハービー」は29日、25日の降り始めからの雨量が米本土に上陸したハリケーンとして観測史上最多となった。被害は拡大し、洪水などでこれまでに少なくとも21人が死亡、約3万人が避難した。トランプ大統領は29日、テキサス州を訪れ、被災地支援に「最善を尽くしたい」と強調。1月の就任後初の大規模災害で救助と復興に全力を挙げる姿勢を示した。
ハービーは熱帯低気圧に変わった後もメキシコ湾沿岸に停滞していたが、30日にルイジアナ州に再上陸した。全米第4の大都市のテキサス州ヒューストンを含むハリス郡は東京都の面積の約半分に当たる1150平方キロが水没し、都市機能がまひした。郡内では化学工場が浸水の影響で爆発する危険性が高まり、当局が周辺住民に避難を呼び掛けた。
ロイター通信は30日、テキサス州の被害を510億~750億ドル(5兆6000億~8兆3000億円)とする調査会社の推計を報じた。
米国立気象局によると、ヒューストン近郊の降水量は29日までに1318ミリと、1978年の暴風雨が記録した1219ミリを上回った。貯水池があふれたり、湖の堤防が決壊したりして市街地に大量の水が流入した。
ヒューストンでは避難所の会議場に定員の2倍の1万人が避難。市当局はトヨタ自動車の名を冠する競技場トヨタセンターを新たな避難所に指定し、連邦緊急事態管理局(FEMA)に食料や簡易ベッドの提供を求めた。治安が悪化しており、市は29日、夜間外出禁止令を出した。
トランプ氏は今回のハリケーンは「未曽有の災害だ」と語り、議会と協力して支援に当たると確約した。
テキサス州は世界有数のエネルギー産業の集積地だが、石油精製施設などが稼働を停止。メキシコ湾岸地域の石油や天然ガスの生産量は20%近く減少し、燃料不足の懸念も強まっている。(共同)