長らく超スローリーディング中の新潮文庫版『百年の孤独』。
本日は411ページから最後まで読了しました。
あらすじは例によって池澤夏樹さん作成の読み解きキットから。
ネットフリックスで映像化されたようなので観てみます。
鼓直さんの日本語訳はスラスラ読めていまさらながら秀逸でした。
411 アウレリャノ〔大佐〕の葬儀。翌年アマランタ・ウルスラ〔ガストン夫人〕の誕生。メメ、クラビコード奏者になる。公開演奏。母を避ける。彼女に対する父アウレリャノ・セグンド〔くじ売り〕の溺愛。三人のアメリカ娘との交遊。
421 アマランタ〔黒い繃󠄁帯〕。死の専門家としての彼女。レベーカ〔もらわれっ子〕の死を待ちのぞむ。死神の登場。自分のために経かたびらを織る。その完成と死の予告。冥界への郵便物を託される。『アマランタ・ブエンディアは、生まれたときのままの体で死んでいくのよ』。彼女の死。
431 ウルスラ〔家刀自〕、寝たきりになる。
432 メメ、映画館でのキス。マウリシオ・バビロニアと黄色い蛾。彼等の恋のなりゆき。ピラル・テルネラの手引き。メメの妊娠。夜の蛾、発覚、警官。マウリシオ・バビロニア、浴室へ忍びこもうとして銃撃される。一生ベッドを離れられない身体となって一生を終える。
445 メメの子が屋敷に運びこまれる。アウレリャノ〔大佐〕の仕事場でひそかに育つ。
446 それに先立つフェルナンダ・デル=カルピオ〔女王〕のもみ消し工作。メメはマウリシオ・バビロニアが銃撃されて以来二度と死ぬまで口をきかなかった。母との旅、その旅程。母の故郷の町の修道
院。「遠い先のことだが、さまざまな変名を使ったあげく、クラコウの暗い病院の片隅で、ひとことも口をきかずに老衰で息を引き取ることになるあの秋の朝まで……」。
453 フェルナンダ〔女王〕の通信療法。
455 バナナ栽培地域のデモとホセ・アルカディオ・セグンド〔スト指導者〕の煽動。ジャック・ブラウン氏の雲隠れ。弁護士ら。大規模なスト。軍隊の出動。金曜日の虐殺。死体を運ぶ列車。事件そのものが人々の記憶から消滅する。『雨が降ってるあいだは、業務はいっさい停止』。
469 雨が降りはじめる。一将校がブエンディア家へ、ホセ・アルカディオ・セグンド〔スト指導者〕を捜しにくるが、彼の姿は見えない。ホセ・アルカディオ・セグンド、メルキアデスの羊皮紙を読まんとする。
477 雨は四年十一カ月と二日のあいだ降りつづく。マコンド全体の衰退。雨の効果。瘦せたアウレリャノ・セグンド〔くじ売り〕は家から出られない。アマランタ・ウルスラ〔ガストン夫人〕はアウレリャノ少年と遊ぶ。フェルナンダ・デル=カルピオ〔女王〕の通信療法。ヘリネルド・マルケス大佐の死とわびしい葬列。アウレリャノ・セグンド〔くじ売り〕、ペトラ・コテスのもとで三月を過す。家畜たちの死。フェルナンダ〔女王〕の延々たる愚痴。アウレリャノ・セグンドは癇癪をおこして物をこわし、家を出る。食料を調達し戻る。
495 ウルスラ〔家刀自〕の老衰。
497 アウレリャノ・セグンド〔くじ売り〕、ウルスラの隠した金貨を捜す。
499 雨がやみ、十年間の旱魃が始まる。「マコンドは廃墟も同然の姿になっていた」。ペトラ・コテス、財産の再建を決意。
505 ウルスラ〔家刀自〕、起きあがって家の中を整理する。ホセ・アルカディオ・セグンド〔スト指導者〕は羊皮紙の解読に専念。「時は少しも流れず、ただ堂々めぐりをしているだけ」。
510 アウレリャノ・セグンド〔くじ売り〕、再びくじを売る。ペトラ・コテスのブエンディア家の人々に対する愛情。アウレリャノ少年〔私生児〕が育ってゆく。ウルスラはすっかりちぢんでしまう。
519 ウルスラの死。小鳥たちの死。奇妙な動物の死体の発見。
521 レベーカ〔もらわれっ子〕の死。
523 屋敷内、いよいよ荒れる。「客にたいする歓待の精神……の流れは、フェルナンダ・デル=カルピオ〔女王〕の世捨て人的な感情によってせき止められてしまった」。フェルナンダとペッサリー。
526 アウレリャノ〔私生児〕がホセ・アルカディオ・セグンド〔スト指導者〕と仲良くなる。羊皮紙の研究を教え、バナナ会社の虐殺を語る。
528 アウレリャノ・セグンド〔くじ売り〕、喉に異常を感じる。フェルナンダの呪い。土地のくじを売る。
531 アマランタ・ウルスラ〔ガストン夫人〕、ブリュッセルにむけて旅立つ〔彼女は一番ウルスラ〔家刀自〕に似ている〕。その旅の過程。
534 アウレリャノ・セグンド〔くじ売り〕とホセ・アルカディオ・セグンド〔スト指導者〕のふたごが同時に死ぬ。埋葬の混乱。
537 アウレリャノ〔私生児〕、羊皮紙解読に熱意を燃やす。メルキアデスの幽霊の援助。『サンスクリットだよ』。カタルニャ生まれの学者の本屋。
540 ペトラ・コテス、フェルナンダ・デル=カルピオ〔女王〕をひそかに養う。女の意地。
540 サンタ・ソフィア・デ・ラ・ピエダ〔主婦〕の性格。「人間わざとは思えない勤勉さや驚くべき仕事の能力」。崩壊してゆく家と彼女の勝ち目のない戦い。『降参よ』。彼女は家を出てゆく。
544 フェルナンダ〔女王〕、生まれて初めて家事をする。ものがなくなる不思議な現象。
547 アウレリャノ〔私生児〕、羊皮紙を一枚分訳す。韻文の暗号。彼とフェルナンダ〔女王〕の暮し。「この世の人とは思われぬほど美しい老女」。
550 フェルナンダ〔女王〕の死。ホセ・アルカディオ〔神学生〕の帰宅。
553 アウレリャノ〔私生児〕とカタルニャ生まれの学者の親交。五冊の本。
555 ホセ・アルカディオ〔神学生〕のローマでの生活。遺産相続の見込みとその消滅。四人の子供と遊ぶばかりの毎日。七千二百十四枚の四十ペセータ金貨の発見。ばか騒ぎとわびしさ。四人の子供を追い出す。
563 アウレリャノ〔私生児〕とホセ・アルカディオ〔神学生〕。アウレリャノの世間知。アウレリャノ・アマドルの帰還と殺害。ホセ・アルカディオ、四人の子供に殺される。
567 アマランタ・ウルスラ〔ガストン夫人〕が夫と共に帰る。彼女は家の中を整理する。彼女のすぐれた実務能力。「実に現代的で自由な精神の持ち主」。マコンドの空に放つ二十五つがいのカナリアのエピソード。彼女は「この不運の町を旧に復することができると信じて疑わなかった」。
572 アマランタ・ウルスラと夫ガストンのなれそめ。幸福な夫婦。
576 退屈したガストンの航空便開設計画。飛行機を待つ。
577 アウレリャノ〔私生児〕、外へ出るようになる。バナナ会社の廃墟。〔おそらくパトリシア・ブラウンからの〕電話。アウレリャノ〔大佐〕を覚えている唯一の男である黒人とその曾孫ニグロマンタ。アウレリャノ〔私生児〕、アマランタ・ウルスラに対する恋を自覚する。ニグロマンタと寝て、彼女を情婦にする。性的能力の証明。
582 カタルニャ生まれの学者の本屋と四人の若者。ごきぶり論議。みんなで女郎屋へ行く。循環的な経済。ガブリエルとの友情。「三十七番めの悲劇的な場面」。
591 アウレリャノ〔私生児〕、アマランタ・ウルスラに恋情を告白する。彼女の反撥。淫売宿〈黄金童子〉の発見。飛び交う石千鳥。ピラル・テルネラに自分の恋を話す。『相手はちゃんと待ってるから』。アウレリャノ〔私生児〕、アマランタ・ウルスラを襲う。
599 ピラル・テルネラの死と葬儀。カタルニャ生まれの学者の本屋、自分の故郷へ出発。彼の奇妙な手紙。四人の若者たちも発つ。ガストンももういない。「アウレリャノとアマランタ・ウルスラだけが、幸せだった」。二人の熱烈な性愛。屋敷を壊しながら愛しあう。外の世界、ガストンや本屋やガブリエルからの手紙。
612 アマランタ・ウルスラ〔ガストン夫人〕の妊娠。「ふたりはいっしょにいさえすれば幸福」。アウレリャノ〔私生児〕の素性しらべ。その失敗。二人の関係に関する謎。蟻と紙魚と雑草。『激しい執念は死よりも強い』。
617 男の赤ん坊〔最後の者〕が生れる。豚のしっぽがある子。『いや、アウレリャノがいい』。アマランタ・ウルスラの死。アウレリャノ〔私生児〕の孤独。
622 蟻に運ばれてゆく赤ん坊〔最後の者〕の死体。それを見てメルキアデスの最後の鍵が明らかになる。解読。〈この一族の最初の者は樹につながれ、最後の者は蟻のむさぼるところとなる〉。
622 再び羊皮紙に取り組む。「百年前にメルキアデスによって編まれた一族の歴史」。「マコンドはすでに、聖書にもあるが怒りくるう暴風のために土埃や瓦礫がつむじを巻く、廃墟と化していた」。「羊皮紙に記されている事柄のいっさいは、過去と未来を問わず、反復の可能性のないことが予想された」。