スローリーディング中の 岩波文庫版・恩田侑布子編『久保田万太郎俳句集』。
全部で902句あるので相当気の長い話です。
芥川龍之介佛大暑かな
双六の賽に雪の気かよひけり
草の丈 日暮里のころ(大正十二年十一月ー昭和九年)Ⅱ
60 あげきりし汐の情(こころ)や日のさかり
61 芥川龍之介佛大暑かな
62 待てど来ぬ人をうらみず夜の秋
63 苦の娑婆の蟲なきみちてゐたりけり
64 あきかぜのふきぬけてゆくや人の中
65 しらぎくの夕影ふくみそめしかな
66 薬効いてきてゐる鵙の高音かな
67 寒き灯のすでにゆくてにともりたる
68 拭きこみし柱の艶や年忘(としわすれ)
69 双六の賽に雪の気かよひけり
70 ふりいでし雪の中なる松飾

