2018年8月26日日曜日

[その他] 広島掃除に学ぶ会 口田中学校



8月26日(日曜日)は広島掃除に学ぶ会の活動で口田中学のトイレ掃除に参加しました。

掃除に学ぶ会関係者20人、学校関係者60人の参加がありました。

継続して活動されている学校で、日ごろの清掃も行き届いでいるのでしょう、大変きれいなトイレでしたが、ますますきれいになりました。

写真は全体朝礼と男子トイレを掃除する生徒さんです。

2018年8月19日日曜日

[積読立読斜読]『ウイスコンシン渾身日記』(白井青子著、幻冬舎、2018年)



読書サイト「HONZ」で仲野徹さんが推薦されていたのと、敬愛する内田樹先生の神戸女学院時代の生徒であり、内田先生による推薦文に惹かれて購入してみました。まずはタイトルで技ありでした。

著者の白井青子(せいこ)さんは1984年生まれ。本書の内容は配偶者の仕事の関係で2年間アメリカのウィスコンシン州マディソンで、主に語学学校での生活を描いた「留学記」です。戦後すぐならいざしらず、一般人の海外留学(それも語学学校)の留学記が読むに値するのか、という疑問はもっともでしょうが、「大丈夫マイフレンド」十分面白かったです。

留学の時点で31歳の主婦であり、配偶者の仕事の関係で滞在は2年の期限付き、ビザの関係で就労できないいう、いわば人生のモラトリアム期間。著者は極度の不安症で渡米直前まで帯同をためらっていたところ、内田樹先生から「ブログを書く」という提案を受け、背中を押される形で旅だったようです。

月に一度「ブログを書く」描くことで、自分の行動をある程度客観化できた著者は、語学学校や聴講先の大学の授業を満喫し、数々のトラブル(出産を含む!)を乗り越え、最後には落ち着いてアメリカという国、母国日本、世界各地からの語学留学生を通じての各国事情、を相対化することで、語学の上達以上の知識を身に着け、日本に帰国することになります。

もともと著者の文章力は秀でたものがあったのかも知れませんが、学生時代からの素質を見抜いており、かつ機会が熟した時にそっと助言できる内田先生の識見恐るべしというところです。

著者の長い行く末には幾たびかの困難が待ち受けているかもしれませんが、本書のように自分を客観化できる術を身に着けた以上「我ウィスコンシンで渾身せしものなり」と大見えを切って乗り越えられるものと確信しております。

以下、メモ程度に。

・産油国からの語学学生は国からの援助もあるようだが、政情が変わったせいで打ち切りもあり、倒産する学校もある
・日本からの語学学生は英語圏で一家で一旗上げようというような悲壮な決意のものはいない
・また自分の将来の目標もあいまい(他国の留学生に比べて)
・日本のインフラの安定度(水道料金、治安、医療保険、失業保険)を改めて実感
・著者は映画への造詣が深く(ソ連の映画とかマニアック)大学での映画授業を聴講する


2018年8月18日土曜日

[同窓会] 第65回皆実有朋会定期総会



8月18日(土)は皆実高校同窓会「有朋会」の定期総会がありました。28期からはAさん、Kさん、Hさん、私の4名が参加しました。

16時よりリーガロイヤル・ホテル広島で開催。

2018年8月15日水曜日

[惹句どんどん] レヴィ=ストロース(フランスの社会学者)



私は旅と探検が嫌いだ。
だが、今私はそれについて語ろうとしている。


『ウィスコンシン渾身日記』(白井青子著、幻冬舎2018年)より。

ゼミ担当教授だった内田樹さんによる巻末の往復書簡より。

この世に、紀行文とか旅行記といいうのがたいへん多いのは、「旅先で遭遇した出来事をことこまかに記録するという習慣を持っていると、旅先でのトラブルを回避できる可能性が高まる」という経験則が知られているからではないでしょうか。

かの、冷静にして沈着なクロード・レヴィ=ストロースは『悲しき熱帯』というブラジルのマトグロッソでのフィールドワークノートを残しています。これはレヴィ=ストロースが書いたたぶん唯一の旅行記ですが、その冒頭には後にひろく人口に膾炙した有名な言葉が記されておりました。こういうものです。「私は旅と探検が嫌いだ。だが、今私はそれについて語ろうとしている」

(中略)

現に、人跡未踏の土地に旅する人はしばしば旅日記をつけます。それは多くの場合、たいへんに面白い。それだけ日々の出来事を記録するという行為が生き延びる上で切実だからだと思います。ピョートル・クロポトキンの『ある革命家の手記』も北杜夫の『どくとるマンボウ航海記』もチェーホフの『サハリン島』も、そういう切実さをゆえに例外的な文学的深みに達している。