2021年後半のテーマ、レッド・ツエッペリンの全作品をアナログ・レコードで聴くという企画。本日は第5作目"Houses of The Holy"(聖なる館)です。発売は1973年(録音のほとんどは1972年だそうです)。前作の完成度が高くちょっと評価の低い作品です。
曲よりもアルバム・ジャケットのほうが有名な作品かも知れません。「野生化した子供たちが幾何学的な形の石で形成された山を登っていくという」バンド・メンバーのコンセプトを著名なデザイン集団「ヒポウノシス」が手がけました。
撮影はアイルランドの世界遺産、ジャイアンツ・コーズウェー。複数の子供が映っていますが合成で男女2人だそうです。宗教的戒律が厳しい国ではジャケットの差し替えがあったようですし、ほとんどの国で日本の「帯」のようなもので女子の臀部を隠しています。
(後年のインタビューでは裸になることは子供なので気にしていない、との本人たち談)。
今夏、30年前に発売されたニルヴァーナの『ネヴァーマインド』のジャケットが児童ポルノだとして撮影された本人が訴訟を起こしていましたが、このツエッペリンのアルバムもかなりアブナイです。
余談ですがモデルの少女のほうを被写体として沢渡朔さんが『少女アリス』(1973年)として作品にまとめています。
Side A
1.The Song Remains The Same
2.The Rain Song
3.Over The Hills And Far Away
4.The Crunge
Side B
5.Dancing Days
6.D'yer Mak'er
8.No Quarter
7.The Ocean
気になった曲のメモです。
1.The Song Remains The Same
"2.The Rain Song"の前奏曲という位置づけだったそうですが、後で歌詞を入れて単曲のロックに。いかにもツェッペリンという曲調です。
2.The Rain Song
プログレを意識した長尺の曲です。当方はこれが一番好きです。
4.The Crunge
ファンク調の変拍子の極。ドラムのジョン・ボーナムは気に入っていたリズムだそうです。
5.D'yer Mak'er
タイトルは"Did You make her?"を発音したものだそうですが、早口で言うと「ジャマイカ」となる洒落のようです。レゲエが世界的に有名になる前に曲調を取り入れて自分のものにされてます。



