2021年10月31日日曜日

[積読立読斜読] 『鍵山秀三郎「一日一話」』11月1日~11月7日

 




11月

大事なことは全て手間がかかって難しいもの。

大事なことで、手間がかからずに楽なことは何もありません。

大事なことは例外なく、手間のかかるものです。

そして、打ち込めば打ち込むほど

困難に遭遇するようになっております。



  昨年はイエローハットの創業者で「日本を美しくする会」の相談役、鍵山秀三郎氏の『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)を年間を通じてスローリーディングしました。今年はその前著にあたります『鍵山秀三郎「一日一話』を1週間ごとに投稿していきます。













[その他] 大人の工作 自作スピーカー作りに挑戦 16cmフルレンジ・バスレフ型





 諸事情あって今年3作目の自作スピーカー。


今回は16cmフルレンジ・ユニットで、バスレフ型というタイプのエンクロージャーに挑戦です。900mm×1800mm×15mm厚、の合板1枚でペアになる合理的な板取です。

本日は観音にあるコーナン・プロという職人さん向けのお店の作業スペースでカット全部を終了しました。

「900mm×1800mm×15mm厚、の合板」を販売していて、かつ工作室があるホームセンターがほとんどありません。まあ需要がないのでしょう。

テクニクス製の古い、あまり強力でないユニットです。

おとなしめの女性ヴォーカルがいい音で聴けるのではと期待してます。

できましたらまた報告します。



[その他] 1週間作り置きおかずに挑戦

こちらのサイトを参照
1週間作り置きメニューは2パタンあるようです



食材も意外と少なく段ボール半分ぐらい



 当方はわけあって平日(月~金)の夕食当番を担当してます。


            当方夫婦2人

            長女夫婦大人2人、子ども2人

合計6人分の夕食を作っています。

来年から職種が変わって帰宅が遅くなるので、

夕食当番が出来なくなることになり、いろいろ試行錯誤中。


「1週間作り置き」おかずについては書籍もありますし、

いろいろなアプローチがあるようです。


まずは簡単そうなライオンが保冷バッグの販売促進でスポンサーについていた

サイトを参考に挑戦してみました。平日はまったく調理が不要というわけではなく、

15分程度の過熱処理等が必要なようです。


本日までの感想。


(1)買い物が楽

1週間分のメニューの合計したリストがあるので

献立を分解して考える必要がなく15分程度で終了


(2)調理は結構時間がかかる

5日分なので3時間弱かかりました


(3)食費が安い

肉が好きなので牛肉のメニューが多かったのですが、鶏肉・豚肉・サケのみのメニューで、

いつもの食品の1/3程度になりました


11月1日(月曜日)~11月5日(金曜日)までの夕食です。

家族の評判はどうでしょうか?

結果を続報します。





[晴れときどき英語のお勉強] 『英文法授業ノート』 040 副詞(Adverbs)① 

 英文法書の副詞の説明はよく分かりません。ネット等の情報でまとめてみました。


英語の副詞(adverb)とは

動詞等の品詞に追加して

ad(方向性)+verb(動き・動詞)

下記の疑問に答える品詞


when? (いつ?)

where? (どこで?)

how? (どうやって?)

why? (どうして?)

To what extent? (どれぐらい?)


英英辞典の定義では

"An adverb is a word that modifies a verb, adjective, another adverb, determiner, noun phrase, clause, or sentence.(出典 Adverb ? 英語版wikipedia)"


とあります。



副詞 adverb とは動詞や形容詞、他の副詞、限定詞、名詞句、節、文章を modify する単語のことである。 


「修飾する」と理解すると限定されるイメージがあるので、追加情報で「修正する」という理解がよい。




040 副詞(Adverbs)① 


【解説】

・名詞以外の品詞を修飾する(名詞を修飾する例外あり)

・用法・文中の位置も多種多様

・文全体も修飾することができる


【例文】①

1 Those international students speak Japanese fluently.

動詞を修飾


2 "Very good.", "Pretty good.", "(Just) OK."

「とてもよい」「まあまあ良い」「だいじょうぶ」

形容詞を修飾


3 That was quite a show.

名詞を修飾

「あれはなかなかの(見ごたえのある)ショーでしたよ」


4  Wow! Tht's really something!

代名詞を修飾


5 She talks too much.

他の副詞を修飾

too → much

too much → talk


6 I go to bed late at night.

前置詞句(at night)を修飾


7 I don't like him simply because he is rich.

副詞節(beceuse he is rich)を修飾



【例文】② 副詞が、文全体を修飾し、話し手の心情・態度、判断を表す

「話し手の心情・態度」

happily, naturally(当然),sadly, fortunately(luckily) ⇔unfortunately(unluckily)


「話し手の判断」

certainly, clearly(obviously), maybe, perhaps(possibly)(probably)




8 Unfortunately, it's raining.

※文を修飾する副詞は文頭に置く、追加での表現は文末


9 Maybe you're right.

maybe≒perhaps < probably (可能性が高い)


10 Clearly, the doctor explained everything to him.

※副詞の位置で意味が違う例

話し手の判断「明らかに・疑いもなく」


11 The doctor explained everything to him clearly.

※副詞の位置で意味が違う例

動作の様態「はっきりと・明確に」






[新聞記事] 書評『フェンダーVSギブソン 音楽の未来を変えた挑戦者たち』(イアン・S・ポート著)


原題は"The birth of Loud"。

本の主題とは関係ないようですが、副題が「大きな音はカネになる!」。ロックと大音量は密接な関係がありますが、最近は大きな音で音楽を聴く人が少なくなったのでしょうか。

 

[積読立読斜読] 『久保田万太郎俳句集』(岩波文庫、2021年)(14)

 岩波文庫版万太郎句集。十句づつ紹介してます。

全部で902句あるのでしばらくお付き合いを。


当方の気に入った本日の句「はんだいの箍(たが)こそみがけ年の暮」は年末に聞きたい落語「芝浜」を想像させます。





はんだいの箍こそみがけ年の暮


草の丈
芝のころ(その一)(昭和九年六月―十七年)Ⅱ


133 三の酉つぶるゝ雨となりにけり


134 短日やうすく日あたる一トところ


135 枯菊を焚きたる灰のあがりけり


病む(二句)

136 枯野はも縁の下までつゞきをり


137 向きかへてふたゝび眠る屏風かな


138 はんだいの箍こそみがけ年の暮


139 ゆく年のひかりそめたる星仰ぐ


140 元日のきびしき凍テとなりにけり



つぶるる:潰る、こわれる(≒中止になる)


三の酉:11月の3番目の酉の日の市

万太郎の小説に「三の酉」がある。







2021年10月30日土曜日

[その他] 10日と25日は"Punk in"(パン喰い)の日 petit lab BAKERY(山口県美祢市)

店内人数制限もありますが常時15名ほどの列


駅前の「アポロ」何屋さんかな?





 毎月10日と25日のパン屋さん巡り。


25日分は少し遅くなりましたが、山口県美祢まで遠出。


呉服屋だった地区100年の建物を改装して独特の雰囲気を出している店舗内外と、パン作りは独学だそうですが、手間暇惜しまない丁寧などこにもないパン作りで、雑誌『BRUTUS Casa』(2021年11月号)の「今、いちばん食べたいパン」特集で「旅の目的地にしたいベーカリー」とされたのも頷けます。


ちょっと何か宗教団体のような白いユニフォームも独特です。


美祢市は炭鉱で栄えた町のようです。駅周辺の商店は50年前に時が止まってそのままというような雰囲気でした。


パン屋さんの向かいにあったスナック「落武者」
店名が壮絶です


<店舗データ>

petit lab BAKERY

山口県美祢市大嶺東分来福台3405-3

日・月・祝日定休日

11時~16時

[積読立読斜読] 『坊っちゃん』(夏目漱石、1906(明治39)年)





 来年の年間読書テーマは「夏目漱石の小説を全部読む」。前倒しで中編を少し読んでます。本日は『坊っちゃん』を再読しました。集英社版の小説全集では挿画が中村正義。


長編の『吾輩は猫である』と同時期に執筆された作品だそうで、漱石の旺盛な創作熱が感じられます。


『坊っちゃん』初出は1906年(明治39年)『ホトトギス』で翌年単行本化。他の観念的な教養小説の多い漱石の作品としては単純明快で大衆的です。少年少女向けの短縮版を含めて恐らく十回以上読んでいると思われますが、非常にリーダブルで間然としたところがなく、会話文を中心に落語の話術の伝統芸を明治期の日本語文章の確立に導入して大きな役割を果たしたと想像されます。


主人公の坊っちゃんと、行動を共に知る堀田(山嵐)は共に賊軍出身で、鼻持ちならない田舎者の長州・薩摩への揶揄ともとれます。


この作品の文書のうまさは井上ひさしさんが言及されてますが、例えば下記の箇所。



汽車が餘(よ)つ程動き出してから、もう大丈夫だろうと思つて、窓から首を出して、振り向いたら、矢つ張り立つて居た。何だか大變小さく見えた。


という東京駅の場面から、


ぷうと云つて汽船がとまると艀が岸を離れて、漕ぎ寄せて来た。


と途中の旅の過程を省いた導入部。


小説の終わりの部分。


清の事を話すのを忘れて居た。(中略)死ぬ前日おれを呼んで坊っちゃん後生だから清が死んだら、坊っちゃんの御寺に埋めて下さい。御墓の中で坊っちゃんが来るのを楽しみに待つて居りますと云つた。だから清の墓は小日向の養源寺にある。


という簡潔な結び。忖度無視の熱血漢の数少ない理解者である、武家でありながら没落した年老いた女中への溢れんばかりの愛情表現が文章に出ています。






[惹句どんどん] 辰野隆(フランス文学者)

 



『坊っちゃん』は類型を目指して
しかも類型を描き得た小説である。



『坊っちゃん』とは、その題からして、類型に与えられた名である。『坊っちゃん』の中に出てくる人物は坊っちゃん始め、狸も赤シャツも山嵐をのだいこもらなりも清も、ことごとく類型ならざるはない。しかもそれらの類型がいずれも溌剌として活躍している。それは、類型が作品の上ではあくまで類型として取り扱われていながら、読者の胸裡には、その類型に生きた性格―人物と言った方がいいかも知れぬ―をまざまざと描かしむるからである。そこに天才と凡才との岐路が見える。


『坊っちゃん』管見(昭和9年)より

集英社版『漱石文学全集第2巻』(昭和57年)より孫引き





2021年10月29日金曜日

<日々是不穏 like a rolling stone> 撤退のために(「内田樹の研究室」より転載)

 敬愛する思想家・内田樹先生のサイトより転載です。

今から15年ほど前、勤めていた会社の取引先で成長著しい業界の方から、当方が属するパン業界は衰退する業界と見られていたらしく、御社は「負け残り」に徹するべきだ、との進言をいただいたことがあります。

その時はさすがに腹が立ちましたが、長期的に観れば正解だったようです。




「撤退のために」

2021-10-27 mercredi



晶文社から『撤退のために』(仮題)というアンソロジーを出すことになった。編著はいつもように私。十数名の方に寄稿依頼のメールを送った。果たして何人の方が寄稿してくださるかわからないけれど、以下が私の寄稿依頼である。


 みなさん、こんにちは。内田樹です。

 晶文社の安藤聡さん経由で、僕からの手紙が届くということは、「ああ、また寄稿依頼なんだな」とみなさんすぐに思われたと思います。ご賢察の通りです。今回は「撤退について」という主題での寄稿依頼です。まずは編集の趣旨についてご説明致します。


 先日、奈良県立大学の主催で「撤退学」をめぐるシンポジウムが開催されました。主催者側を代表して、同大の堀田新五郎先生が「今、撤退的知性の必要を問う」という問題提起をされて、それを承けて僕と水野和夫先生が講演をして、それから全体討議。議論の内容について、ここでは詳細にはわたりませんが、日本のこれからの「撤退」はどういうものになるのかという問題を大学人が提起してくれたことを僕は頼もしく思いました。というのも、国力が衰微し、手持ちの国民資源が目減りしてきている現在において「撤退」は喫緊の論件のはずであるにもかかわらず、多くの人々はこれを論じることを忌避しているからです。「撤退する日本はどうあるべきか」について衆知を集めて論じるという機運が高まっていない。

 今さまざまな指標が日本の国力が低下していることを示しています。歴史的条件が変化すれば、一国の国力が向上したり低下したりするのは「よくあること」です。少しも珍しいことではない。驚くこともないし、怒ったり、悲しんだりすることでもない。事実として粛々と受け止めるしかありません。でも、「国力が低下しているので、これにどう対処したらよいのか」を議論することそのものを忌避するというのは「よくあること」ではありません。それは異常です。病気になるのは「よくあること」です。病気になったら、その原因や症状や治療法を考えればよい。でも、病気になったのに「それについては話題にしたくない」というのは異常です。そんなことをしたら重篤化するばかりです。今の日本はそれに近いように見えます。

 今の日本政府部内には「国力低下の現状をモニターし、その原因を探り、効果的な対策を起案するためのセンター」が存在しません。個別的には、少子化をどうする、どうやって経済成長させる、どうやって軍事力を高めるかといった「前向きの」政策議論はなされていますが、全体的趨勢としての国力の衰微の現状と未来を「総合的・俯瞰的」に検討する部局が存在しません。

 僕が「撤退」と言っているのは、この国力衰微の現実に適切に対応するということです。痩せて腹回りがへこんだらベルトのボタン穴を一つずらすとか、寒気がするので厚着するとか、そういう種類のことです。非情緒的で、計量的な知性を働かせるべき問題です。にもかかわらず、そのことが制度的に忌避されている。どうしてなんでしょう。


「撤退」を議するセンターが存在しない理由はいくつか考えられます。

 第一の理由は「日本の国力は別に衰微などしていない。日本のシステムは順調に機能しており、補正や改良の余地はない」という考え方に固執している人たちが国政を担当しているということです。

 システムを補正し改良するということはシステムに瑕疵があったということを認めることからしか始まりません。でも、現在のわが国の為政者たちは「失政を絶対に認めないという」立場をこれまでかたくなに貫いてきました。そして、「誤りを決して認めない」という態度を取り続けることで長期政権を保ってきました。ですから「決して失敗を認めないこと」が成功体験として記憶されている。

 でも、「撤退」をめぐる議論は、これまで採択されてきた政策の適否についての精密な点検なしには成り立ちません。でも、それは現在指導層を形成している人たちが「それだけは絶対にしたくない」ことなのです。

 第二の理由はもう少し複雑です。それは為政者たち自身も「日本はこれからどんどん衰微してゆく」ということは客観的事実としては認めており、その原因も理解しており、それに対する対策もすでに講じているのだけれども、そのプロセスを国民に対して開示する気がないということです。「撤退」問題はすでに政府部内では徹底的に検討されており、対策も決定されているのだけれど、その事実そのものが隠蔽されている。僕はこちらの方が可能性が高いと思っています。

 今の日本の為政者たちの知性と倫理性について、僕はあまり高い評点を与えることができませんが、いくら何でも今の日本について「国力が増強しつつある」というような致命的な勘違いをするほど知的に不調であるとは思っておりません。それくらいのことは分かっているはずです。そして、その原因の相当部分が過去30年の失政に起因することもわかっている。喫緊の政治的課題が「目減りしつつある国民的資源を誰にどう分配するか?」ということであることもわかっている。ですから、当然にも自分たちなりの「撤退戦略」をすでに構想している。それくらいの知恵がなければ、統治機構はコントロールできません。でも、それについて公的な場面で話題にする気はない。というのは、それが国民資源のかなりアンフェアな分配計画だからです。僕はそう思います。

 彼らのこれまで思考と行動のパターンを考えると、それは新自由主義的な「選択と集中」をさらに徹底したところの「強者にすべての資源を集中し、弱者は見捨てる」というものであると思います。それ以外の解のために知恵を絞るほどの倫理性を僕は日本の指導層に期待しておりません。でも、「強者が総取りする」という「撤退」戦略を今公開したら大多数の国民の怒りを買うことは間違いありません。さすがに大多数の有権者の怒りを買ったら政権の維持が難しくなる。だから、黙っている。

 いかなる国民的議論も経ずに、政府部内では「撤退計画」はすでに起案され、着々と実施されています。そして、ある日「ポイント・オブ・ノーリターン」を越えたところで、もう政府主導の「撤退計画」以外に選択肢がなくなった時点で、はじめて「日本は沈みつつあります。もう生き延びる手立てはこれしかありません」という手の内を明かす。そういうシナリオができているんだろうと僕は考えています。それがどういう「シナリオ」であるかどうか、それは別稿で書きたいと思います。


 僕の書き方がいささか悲観的過ぎる、日本の衰え方をいささか誇大に表現しているのではないかという疑念を持つ方がおられると思います。でも、日本の未来について楽観できる余地はほんとうにないのです。

 国力衰退の第一にして最大のファクターは「人口動態」です。わが国の総人口は2004年をピークとして、今後減り続け、21世紀の終わりには、明治四十年代の日露戦争前後の水準にまで減少することが予測されています。人口推移の図表を見ると、1900年から2000年までに増えたのと同じだけが2100年までに減るので、人口推移グラフはきれいな左右対称の山形をなしています。

 具体的に言うと、2100年の人口予測は高位推計で6470万人、中位推計で4771万人、低位推計では3770万人です。現在が1億2千600万人ですから、中位推計でも今から80年の間に7000万人以上減る勘定です。年間90万人。毎年県が一つずつなくなるというペースです。

 その減少分は海外からの移民で補えばいいというご意見もあるかも知れません。でも、今日本在住の外国人は290万人に過ぎません。パンデミックのせいで外国からの移住者数はむしろ減っています。それに入管問題で露呈されたように、日本社会は「異邦人」の受け入れ能力が悲しいほど低い。「多様性と包摂」という看板だけは掲げていますけれども、申し訳ないけれど今の日本人は人種・国籍・言語・宗教・生活文化を異にする「他者」たちと共生できるほどの市民的成熟には達していません。そのような市民的成熟が緊急に必要であるということについての国民的合意さえない。そんな国が人口減を移民で補うことができるはずがありません。

 人口減と超高齢化が日本の国力の衰微の最大の原因です。これは小手先の政策ではどうしようもない。初期条件として受け入れるしかない。

 でも、同じ「撤退」問題はこれから後、多くの先進国で起きることです。日本に続いて2027年には中国の人口がピークアウトして、以後年間500万人ペースでの人口減になります。その規模と速度は日本の比ではありません。中国の中央年齢は今は37.4歳でアメリカと同じですが、2040年には今の日本のレベル(48歳)に達します。韓国も2019年の5165万人をピークに減少に転じました。高齢者比率も2065年には46%に達し、日本を抜いてOECD加盟国の首位の老人国になります。世界中どこでも事情はそれほど変わらないのです。

 でも、日本が世界で最も早くこのフェーズに入る。そうであれば、「子どもが生まれず、老人ばかりの国」において人々がそれでもそこそこ豊かで幸福に暮らせるためにどういう制度を設計すべきかについて日本は世界に対して「モデル」を提示する義務がある。僕はそう思います。他のことはともかく、この「撤退」戦略においてくらいは「日本はこうやって撤退局面でソフトランディングに成功して、被害を最小化した」ということを世界にお伝えしたい。でも、今のままでしたら、「日本はこうやって撤退に失敗した」という「やってはいけない見本」を提示するということでしか世界の役に立たないということになりそうです。


 寄稿依頼にしては長くなり過ぎましたので、もう終わりにします。以上のような現状認識を踏まえて皆さんに自由に「撤退」を論じて頂きたいと思います。

 もちろん、現状認識が僕とは違うという方もおられると思います。「撤退など必要ない」という論ももちろん歓迎です。寄稿者全員ができるだけ多様な視点から、独自の「ものさし」で、この問題を縦横に論じてくださることが読者に裨益するところが最も多いはずだからです。

 寄稿を依頼したのはお忙しい方々ばかりですから、「ちょっと時間的に無理」ということもあるでしょうし、そもそも編集の趣旨が意に添わないということもあるでしょうから「書けません」という場合はご遠慮なくお断りくださって結構です。

 長い手紙を最後までお読みくださって、ありがとうございました。みなさまのご協力を拝してお願い申し上げます。


2021年10月

内田樹


http://blog.tatsuru.com/2021/10/27_0940.html

[ひとり「広島掃除に学ぶ会」] 通勤途中のゴミ拾い 10月25日(月曜日)~10月29日(金曜日)

 10月28日(木曜日)と10月29日(金曜日)は都合によりバイク通勤で

ゴミ拾いができてません。なかなか1週間通しでできませんね。






2021年10月28日木曜日

[晴れときどき英語のお勉強] 『英文法授業ノート』 039 形容詞(Adjectives)③ TOEIC頻出の形容詞




 039 形容詞(Adjectives)③ TOEIC頻出の形容詞


【解説】

形容詞を作る接尾辞

-tial/able/ible/tive/ant

-ful/like/ish/ly/some/ous/ary/troy/y/ar/ic/en


●-tial型

essential

influential(影響力のある)

potential(潜在的な)


●-able型

agreeable(好ましい)

available

capable(~できる)

desirable(望ましい)


●-ible型

feasible/possible(実現可能な)

flexible

visible(目に見える)


●-tive型

excessive(過度の)

exclusive(排他的な)

impressive(印象的な)

intensive(集中的な)

executive(行政上の)

representative(代表的な)



※注意 -tive型の名詞


executive(役員・管理職員)

representative(代表者)


●-ant型

constant

important

significant



※注意 -ant型の名詞

accountant

applicant(応募者)

consultant



1 Is there a table available for two tonight?


2 She is the chief executive officer.


CEO stans for Chief Executive Officer.


3 He is an executive in an insurance company.(名詞)


This is an executive decision.(経営者の判断)(形容詞)


4 Why do you want to be an accountant?(名詞)


5 Applicants must be over 18 years of age.

(応募者は18歳以上でなければならない)


[積読立読斜読] 『久保田万太郎俳句集』(岩波文庫、2021年)(13)






新聞の來ること遅し女郎花

 

いへばただそれだけのこと柳散る



「女郎花(おみなえし)」は当方の周辺で「彼岸花(曼殊沙華)」と混同している人が多く、「赤」のイメージですが、黄色が正解です。「箱根仙石温泉荘クラブハウスに一泊」の前書きの句。「いへばただそれだけのこと」の句の諦観が潔いです。






 123 犬遠く吠えて切子のしづかなり


124 送火をたきてもどるや膳のまへ


125 あさがほをみにしのゝめの人通り


126 秋の蚊帳まだあかるきにつられけり


127 新聞の來ること遅し女郎花


128 死ぬものも生きのこるものも秋の風


129 子煩悩なりしかずかず野菊咲く


130 駆け出して來て子のころぶ秋の暮


131 秋しぐれ塀をぬらしてやみにけり


132 いへばただそれだけのこと柳散る


[惹句どんどん] 楠木健(一橋ビジネススクール教授)

 



「スキル」は競合的、「センス」は争いがない。


アフターコロナで稼げるスキルは、ほぼない。

スキルはすぐにコモディティ化する。すぐ稼げるスキルはすぐに稼げなくなる。


[惹句どんどん] 大野伴睦(政治家)

2022年10月31日(日曜日)衆議院議員総選挙



謎の新幹線駅・岐阜羽島にある大野伴睦夫婦の像


 

「猿は木から落ちても猿だが、


代議士は選挙に落ちればただの人だ」



本名:大野 伴睦(おおの ともちか)

1890年(明治23年)9月20日 - 1964年(昭和39年)5月29日)は日本の政治家。

自由民主党副総裁。

2021年10月27日水曜日

[積読立読斜読]『シャトレーゼは、なぜ「おいしくて安い」のか』(齊藤實著、CCCメディアハウス、2021年)

 



『シャトレーゼは、なぜ「おいしくて安い」のか』(齊藤實著、CCCメディアハウス、2021年)


パン業界に勤めていて、関連する洋菓子の業界の企業にも興味は持っていました。シャトレーゼの名前を初めて聞いたのは2000年頃、東京勤務の時でした。話題にはなっていましたがまだ山梨のローカル企業であり、お値打ち価格の商品構成であり、ブランド志向の会社ではなかったため、ちょっと下に見る傾向がありました。当時当方が勤めていた二代目社長からもかなり見下した発言を聞いたことがあります。


一時隆盛を極めた全国チェーンの洋菓子店はいつのまにか退場し、お値打ち価格洋菓子全国展開チェーンは、気が付いてみればシャトレーゼ1社のみになりました。


現在国内600店舗、海外110店舗、2019年からは「YATSUDOKI」という高価格帯の新業態も始動されています。経営不振に陥った東京の亀屋万年堂、九州のさかえ屋も傘下に加え、なぜかワイナリー事業、ゴルフ事業、リゾート事業まで展開されています。


創業者に、あまりメディアでの露出の興味がなかったのか、おそらくまとまった書籍としてははじめてだろうと思います。


創業は広島地区で言う「二重焼き」の売店から。夏場商品のテコ入れでアイス工場を作ったものの売上不振で、苦肉の策でシュークリーム工場に転換、それば爆発的に売れ今日の基礎を造り、主力工場の消失や、肉親の急逝を乗り越えるなど、創業者社長として波乱万丈の人生です。が、自身のお写真にはギラギラしたところが無く、かなりの人格者と想像されます。


社是が近江商人の「三方よし」(『売り手によし、買い手によし、世間によし』)に似ています。



驚くべきは近年の売上高の増加傾向で、10年で倍増されています。FC展開なので店舗数は増やしやすいとは思いますが、それも店舗での売り上げがついてきていればこそ。




徹底的に良い原材料や、製法にこだわれるのも中間コストを配した仕入れ・生産・工場直売体制なればこそでしょう。


ユニクロに代表されるアパレルのSPA(Specialty store retailer of Private label Apparel)を洋菓子製造販売に転用と見えますが、最初から戦略的に狙ったわけではなく、顧客志向を地道に追求していったら自然にそうなった感じです。


FC展開も特徴的でロイヤリティーを採らず、「のれん分け」に近い感じです。


バブル期には「高くておいしい」が当たり前でしたが、低成長日本では「安くておいしい」が主流になったのかも知れません。うがった見方ですが少し寂しいです。


シャトレーゼの洋菓子は到来物でしか食べたことがないので、近々お店で買って食べてみます。



<内容紹介>出版社のサイトより

山梨県に本社があるお菓子メーカー、シャトレーゼ。

多くの同業が不振にあえぐ中、国内600店舗以上、海外110店舗を展開し、10期連続売上増!

コロナ禍で巣ごもり需要が高まったこともあり、その人気には拍車がかかる。テレビや新聞等の取材も絶えることがない。

そんなシャトレーゼの人気の秘密は、素材の安全・確かさと、おいしさ。そして安さ。種類の豊富さ。


「広告は出さない」「ほかがやらないことにチャレンジ」「新規参入は厳しいところから」をモットーに、快進撃を続けるシャトレーゼ会長がはじめて語った、勝ち続ける秘訣とこれからの戦略。


<目次>

目次

第1章 発想の原点

 困ったときこそ知恵が出る

 工場直売店という発想

 出店戦略の独自性


第2章 おいしさへのこだわり――素材が決め手の商品戦略

 ファームファクトリー構想

 契約農家との取引がもたらすもの

 商品力を支える「素材力」と独自製法

 

第3章 ブランド認知とファンベースの拡大

 どこまでもお客様目線でありたい

 ブランド認知力を上げる戦略的広報活動

 口コミが2年で8倍になったSNS施策

 

第4章 新業態「YATSUDOKI」と海外事業の展開 

 「YATSUDOKI」で都市部へ進出

 シャトレーゼの海外戦略

 

第5章 家業的企業経営の真髄 

 家業的企業経営を進める

 グループ企業のプラットフォーム


<はじめに>

はじめに

 僕がお菓子の道に入ったのは1954(昭和29)年、いまから67年前のことです。弱冠20歳でした。

 山梨県勝沼町(現・甲州市)で生まれ育ち、日本一のぶどう生産者を目指すはずだった僕がなぜこの道を選んだのかは、あとでお話しさせていただきますが、ずっと心がけてきたのは、「お客様の目線で考える」こと。そして、「他人ができないと思うことにあえて挑戦する」姿勢です。

 お客様が「いいお店だな」と思ってくだされば、また足を運んでいただける。ご自分の身近な方に紹介してくださる。そうやって、口コミでお店のファンになってくださる方が増えていけば、自然に繁盛すると思っています。

 ですから、テレビコマーシャルや新聞広告などの宣伝はやりません。宣伝にかける経費があるなら、その分、お客様に還元したいと思っています。

 もちろん、企業ですから利益は必要ですが、「儲かる」という字を分解すると、信者でしょう? シャトレーゼというお店を気に入ってくださり、ある意味信者といえるほどの熱烈なファンになっていただけたら、儲けようと思わなくても儲かります。そして、そのための努力を惜しまないように、社員一丸となって走り続けてきました。


著者略歴

齊藤 寛(さいとう・ひろし)

株式会社シャトレーゼホールディングス、株式会社シャトレーゼ 代表取締役会長

1934年、山梨県生まれ。1954年、20歳のときに焼き菓子店「甘太郎」を創業。5年後、有限会社甘太郎を設立し、代表取締役に就任。1964年に大和アイスを設立しアイスクリーム業界に参入。1967年、10円シュークリームを発売。同年、2社を統合し、株式会社シャトレーゼに社名変更。2008年、代表取締役会長に就任。2010年、シャトレーゼをはじめ、ワイナリー事業、リゾート事業、ゴルフ事業などを統括して株式会社シャトレーゼホールディングスに商号変更し、代表取締役社長に就任。新設分割会社、株式会社シャトレーゼを設立。2018年から代表取締役会長。株式会社シャトレーゼの代表取締役会長も兼任。


http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2327/

出版社のサイトより



[追記]2021年10月30日(土曜日)




安佐南区西原にあるシャトレーゼに行ってきました。進物を買う必要があったので。
他にショートケーキ等を買いました。和菓子もありました。高級品ではないのですが手ごろな値段の洋菓子屋さんです。大繁盛でした。


[追記]
2022年2月20日(日曜日)
朝日新聞に記事が載りました。







2021年10月26日火曜日

[晴れときどき英語のお勉強] 『英文法授業ノート』 038 形容詞(Adjectives)② 数量形容詞・分詞形容詞




 038 形容詞(Adjectives)②



【解説】

数量を表す形容詞


可算名詞

many, some, afew, few(ほとんどない),no


不可算名詞

much, some, a little, little, no


たくさんある、いくらかある、少しある、ほとんどない、まったくない



a lot of

可算/不可算



【分詞形容詞】…動詞としての性質が薄れて形容詞化している分詞


interest:~に興味を持たせる(動詞)


The movie is interesting to him.

その映画=興味を持たせる動作をする

興味深い[興味を持たせるものだ]


He is interested in the movie.

彼=興味を持たせる動作を受ける

興味を持って[持たされて]いる


excite 「~を興奮/ドキドキさせる」(他動詞)

exciting 「興奮させる/ハラハラするような」

excited 「興奮している」


disappoint 「~を落胆/がっかりさせる」

disappointing 「がっかりさせる/期待外れの」

disappointed 「がっかりしている」



形容詞の修飾の順序(主観から客観へ)


the three lovely small young red Shiba dog


冠詞・所有・指示代名詞、序数・数量に続く




【例文】

1 I don't have many friends in this city.

<肯定文>ではややフォーマルな感じ


cf. I have a lot of friends [lots of friends].

I spent a lot of money [lots of money].


2 How much (money) did you spend in total?


3 Would you like some coffee?

(コーヒーをいかがですか)


※疑問文ではanyが多いが肯定の返事を期待する場合はsomeを使う



4 I have few books at home.


5 We have little snow in Tokyo.


6 I have no money with me now.

≒I don't have any money with me now.


7 I am excited about my trip to Okinawa.





[積読立読斜読] 『久保田万太郎俳句集』(岩波文庫、2021年)(12)




113 おもふさまふりてあがりし祭かな


114 今日(けふ)のこと今日すぐわする桐の花


115 手摺まで闇の来てゐるひとりむし


116 一つ追ひをれば二つに夜の蠅


117 蜻蛉生まれ水草水になびきけり


118 この戀よおもひきるべきさくらんぼ


119 日の落ちしあとのあかるき青田かな


120 うすものを著(き)て前生(さきしやう)をおもひけり


121 迎火やをりから絶えし人通り


123 迎火やあかあかともる家のうち


[積読立読斜読] 『鍵山秀三郎「一日一話」』10月29日~10月31日

 



  昨年はイエローハットの創業者で「日本を美しくする会」の相談役、鍵山秀三郎氏の『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)を年間を通じてスローリーディングしました。今年はその前著にあたります『鍵山秀三郎「一日一話』を1週間ごとに投稿していきます。







[同窓会] 2022年8月20日(土) 皆実有朋会定期総会、皆実28期同期会「にっぱち会」開催のお知らせ

 




第69回皆実有朋会定期総会のご案内

日時     2022(令和4)年8月20日(土曜日)16時より

会場     リーガロイヤルホテル広島

会費  7、000円(予定)

当番期 皆実28・43・57期 専攻科9・24回・38期



皆実28期同期会「にっぱち会」のご案内

定期総会と同日・同会場での開催です

18時より

会費 未定