終戦
何もかもあつけらかんと西日中
八月二十日、燈火管制解除
涼しき灯すずしけれども哀しき灯
草の丈
芝のころ(その二)(昭和十七年三月―二十年十月)Ⅳ
273 秋くさを下げしわが手にさす日かな
274 縁さきのただちに南瓜畠かな
275 日ざかりや火どりてくれしにぎりめし
276 トラックにのり貨車にのり日の盛
277 炎天の底濁るかにくもりけり
終戦
278 何もかもあつけらかんと西日中
八月二十日、燈火管制解除
279 涼しき灯すずしけれども哀しき灯
280 ひぐらしにしばらく雨のふりいそぎ
281 十三夜はやくも枯るる草のあり