年々に古りゆく戀や歌かるた
「草の丈」時代 拾遺
282 年立つや音なし川は闇の中
283 年々に古りゆく戀や歌かるた
284 大空や松過ぎの星凍てつくし
285 きさらぎの橋脚たかきところかな
286 玉川をみにゆくことも春うれひ
287 うらゝかにめがねのつるのほそきかな
288 なつかしや汐干もどりの月あかり
289 春炬燵あかりをつけてもらひけり