2020年1月2日木曜日

[積読立読斜読] 『ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短編29』(ジェイ・ルービン選、村上春樹序文、2019年新潮社)より 中上健次「残りの花」


一編一編読んでます。本日は中上健次さんの「残りの花」(1983年)を読みました。編者のカテゴリーでは「男と女」という小説の永遠のテーマのようなカテゴリーに入ってます。

盲目の美しい女と流れ者の荒くれ男との情事を、濃密な筆致で描いた力業の短編で、ちょっとミステリアスなところもあり印象に強く残りました。(正直濃すぎてあまり好きではない)。



<中上健次 プロフィール>

(なかがみ けんじ)1946年(昭和21年)8月2日 - 1992年(平成4年)8月12日
享年46。和歌山県出身。

和歌山県立新宮高等学校卒業。被差別部落の出身であり、部落のことを「路地」と表現する。羽田空港などで肉体労働に従事したのち、執筆に専念する。

初期は大江健三郎や石原慎太郎といった当時の新進作家から文体的な影響を受けた。後に知り合った年長の友人である柄谷行人から薦められたウィリアム・フォークナーの影響で先鋭的かつ土俗的な方法論を確立。紀州熊野を舞台にした数々の小説を描き、ひとつの血族と「路地」のなかの共同体を中心にした「紀州サーガ」とよばれる独特の土着的な作品世界を作り上げた。

1976年『岬』で第74回芥川賞を受賞、戦後生まれで初の芥川賞作家となった。代表作に『枯木灘』『鳳仙花』『千年の愉楽』『地の果て 至上の時』など。妻は作家の紀和鏡、長女は作家の中上紀、次女は陶芸家で作家の中上菜穂。

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