2020年1月2日木曜日

[その他] 映画『ドリーミング 村上春樹』を観ました

日本版ポスター

海外版ポスター(ちょっとイメージ違うなあ?)



1月2日(木曜日)。

年末年始は9連休、暇はあるけど金はない。近場で映画を観ました。

村上春樹のデンマーク語の翻訳家、メッテ・ホルムさんを描いたドキュメンタリー。

『ドリーミング 村上春樹』、横川シネマ、12:15の回。

オリジナルは2017年のデンマーク映画を日本語版にしたものです。

村上春樹さんの作品は世界50言語に訳されているそうです(英語からの重訳が多いと思われます)。

デンマーク人のメッテ・ホルムさんは、1995年に『ノルウェイの森』に出会って以来の熱心な村上作品の翻訳家で、日本語から直接デンマーク語に翻訳されます。

映画のクライマックスは、2016年村上さんがアンデルセン文学賞を受賞した際、王立図書館での対談する場面です。

通奏低音のように『風の歌を聴け』の中の一文「完璧な文章などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」が使われていました。

単なる熱心な翻訳家のドキュメンタリーに終わらず、村上作品の特徴を「並行世界(パラレルワールド)」としてとらえ、ドキュメンタリー部分と時に重なり、時に平行に描かれていました。(CGのカエルくんも登場します)。

村上春樹さんのファンのみならず、「言葉」に関心のある人はすべて興味深い作品かと思いました。

それにしても世界的な作家、村上春樹さんの作品を世界で一番早く、オリジナルの言語で読める日本の読者は幸福ですね。