2020年1月29日水曜日

[積読立読斜読] 『短編画廊』(ローレンス・ブロック編、ハーパーコリンズ・ジャパン、2019年)より ジャスティン・スコット



作者:ジャスティン・スコット(1944年生まれ)
ミステリー作家、エドガー賞処女長編賞、短編賞、受賞。多数の著作あり。


作品名:朝日に立つ女(原題:a woman in the sun)

エドワード・ホッパーの絵: a woman in the sun (1961)

エドワード・ホッパー(1882-1967)の絵から小説を書くという試みの短編集。本日はアメリカのミステリー作家、ジャスティン・スコットが書いた「朝日に立つ女」を読みました。



他の作品と違い、ホッパーの絵が晩年のもので、ジャスティン・スコットがなぜこの絵を選んだのかは不明ですが、作家的想像力を働かせるにはかなり難解な絵かもしれません。

まず女性の体つきが初期のホッパーの絵の女性のようにグラマーでなく、アスリートのような引き締まった体つきをしています。手にたばこを持ってますが、火がついてなく、自分で吸っているようには見えません。裸体ですがベッドの下には無造作に脱ぎ捨てられた上質そうなハイヒールがあり、職業不詳です。

ジャスティン・スコットの構成は画面に描かれていない自殺願望のあるベトナム帰還兵を作り、女と一夜を過ごしたという筋立てです。(かなり無理があるか?)。

生意気な意見ですが翻訳がこなれていないような。