2020年11月8日日曜日

[あの頃のレコード] 細野晴臣 『Vu Ja De』(2017)

 

10インチ・アナログ・レコード2枚組
大昔のレコードのように紙袋に入ってます
細野さんのリクエストだそうです

最近はこればかり聴いてます(高校時代の「あの頃のレコード」ではありませんが)。

オリジナルは2017年11月8日に発売されたCD2枚組。今年の「レコードの日」企画で10インチ・アナログ・レコード2枚組で再発売されました。

前作はカヴァー集『Heavenly Music』から4年半ぶりの作品で、ライブで演奏していたカヴァーと、小品のオリジナル曲の蓄積があったので、アルバムにまとめたとのことです。

構成はカヴァー集の「EIGHT BEAT COMBO」、オリジナルの「ESSAY」。バックはライブで10年ちかく組んでいる、高田漣(G)、伊賀航(B)、伊藤大地(Dr)が中心。楽曲によってはコシミハル(Key)が参加。ライブで相当こなれている様子で円熟の安定した音源になってます。

アルバム・タイトルの「Vu Ja De」は聞きなれない言葉です。初体験であるにもかかわらず過去に体験したことあるいは見たことのある風景として感じる感情をフランス語で「デジャヴュ」(既視感)と言いますが、その対語で「よく知っている事柄を初めて体験するような新鮮な感覚」だそうです。

細野晴臣さん自信のライナーノーツによると、年齢を重ねるにしたがってデジャブのほうはなくなっていきますが、代わりに「Vu Ja De」の感覚が(人にもよるのでしょうが)増えていくそうです。

細野さんが幼少より聴いてきた40年代のジャズ・ポピュラー音楽をカヴァーするにあたって、コンセプトとした言葉のようです。


「いざそれをライブでカバーしようとすると、耳馴染んでいる筈の音楽が全く知らない世界で創造されたものに感じるのだ。現代の器機では作ることのできない音響や、今では運用しないロマンチックな歌詞もそうだ。そのノウハウを全く知らない自分に気がつく。故に試行錯誤して一から作り上げて行くことになる。思い出そうとしても忘れられない、忘れようとしても思い出せない、そういう鳳啓介師匠の名言は思い出そうとするまでもなく、忘れられない。」(細野晴臣)


苦言を言えば、10インチのレコードはターンテーブルへの脱着が難しいです。



Disc1 : EIGHT BEAT COMB

SIDE-A

(1)Tutti Frutti

(2)Ain't Nobody Here But Us Chickens

(3)Susie-Q

(4)Angel On My Shoulder


SIDE-B

(1)More Than I Can Say

(2)A Cheat

(3)29 Ways

(4)El Negro Zumbon (Anna)


Disc2 : ESSAY

SIDE-C

(1)洲崎パラダイス

(2)寝ても覚めてもブギウギ ~Vu Ja De ver.~

(3)ユリイカ 1

(4)天気雨にハミングを

(5)2355 氏、帰る

(6)Neko Boogie ~Vu Ja De ver.~


SIDE-D

(1)悲しみのラッキースター ~Vu Ja De ver.~

(2)ユリイカ 2

(3)Mohican

(4)Pecora

(5)Retort ~Vu Ja De ver.~

(6)Oblio