七十七歳の老人の日記(旧字旧仮名遣いカタカナ書き)が延々と続き、登場人物や家族構成の説明は断片的でしかないので、まだ全体像が分かりません。
(1)老人は性的能力はなくなってしまい、想像上の性欲と食欲のみで生きている。
(2)息子の嫁の颯子に変態的な性的魅力を感じている。
(3)仕事は不明だが観劇、百貨店通い、外食が頻繁にできる裕福な生活を送っている。
(4)アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』ロードショーを颯子が観に行った。
(5)颯子は家にあったヒルマンを運転して一人で出かける。
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既ニ全ク無能力者デハアルガ、ダカラト云ツテイロゝ變形的間接的方法デ性ノ魅力ヲ感ジルコトガ出来ル。現在ノ予ハサウ云ウ性欲的楽シミト食欲ノ楽シミトデ生キテヰルヤウナモノダ。サウ云ウ予ノ心境ヲ、颯子ダケハオボロゲニ察知シテヰルラシイ。
