<日々是不穏 like a rolling stone>(2014年8月9日(土))シンプルライフ
時事ネタはあまり明るいニュースがないので。
本日付の朝日新聞「生活」欄にあったフィンランド映画の話。
「365日のシンプルライフ」は、ヘルシンキの映画監督、ペトリ・ルーッカイネンさんの実体験に基づくドッキュメンタリー映画で、8月16日から日本でも公開されるそうです。
失恋を契機にモノにあふれた自分の部屋に嫌気がさし、すべてを倉庫にあずけて、1日に1品のみ必要なものを取り出すという無謀なプロジェクトの記録です。
映画のWEBサイトにあった4つのルールです。
Rule 1. 自分のモノ全てを倉庫に預ける
Rule 2. 1日に1個だけ倉庫から持ってくる
Rule 3. 1年間、続ける
Rule 4. 1年間、何も買わない
この生活を1年続けて気付いたことは、モノを消費することで自分を表現してきた若い世代だが、モノは自分を幸せにはしてくれない、ということだったそうです。
日本でも何年か前から「断捨離」ブームで、「モノを減らす」のは世界的なムーブメントなのでしょうか。
書籍でも2011年に『ぼくはお金を使わずに生きることにした』があり、こちらはイギリスの29歳の青年がほぼ自給自足の生活を1年続けるプロジェクトでありました。
自分に本当に何が必要かを見極めることは必要でしょうが、手段が目的化すると疲れてしまいます。モノを捨てた先の生活(ライフスタイル)がどうあるべきか、しっかりと持っていることも、大切だと思いました。
この新聞記事で思い出したのは日本版が1994年に出版された『地球家族 世界30か国のふつうの暮らし』という写真集です。写真家・ピーター・メンツェルが世界の一般家庭に頼み込み、自分の家の持ち物を家の前で撮影するという、これも無謀なプロジェクトでありました。
本自体に解答はありませんし、世界の普通の家族は、まあ今日も普通の生活を送っているのでしょう。日本、アメリカ、チベット、3家族の写真を添付しておきます。



