枝少し鳴らして二百十日かな 尾崎紅葉たをたをと竹ひきゆくや露の朝 中勘助
枝少し鳴らして二百十日かな 尾崎紅葉
たをたをと竹ひきゆくや露の朝 中勘助
秋風や唐紅の咽喉仏 夏目漱石
秋雨や夕餉の箸の手くらがり 永井荷風
鵙鳴くや施米の籾を磨る藪に 北原白秋
稲妻や世をすねてすむ竹の奥 永井荷風
盛塩の露にとけゆく夜ごろかな 永井荷風
鎌倉の夜長にはかに到りけり 久保田万太郎
病む妻やとゞこほる雲鬼すゝき 太宰治