[積読立読斜読](特別編)終活断捨離文庫100冊プロジェクト
『ドーナツをくれる郵便局と消えゆくダイナー』(ビル・ブライソン著、高橋佳奈子訳、朝日文庫、2002年)
原題は'I'm stranger here myself'、1996年イギリスのタブロイド雑誌"Night and Day"に連載されたコラム集。
ビル・ブライソンは旅行記を得意とするノンフィクション作家。複数の著作はいずれも高い評価で版を重ねているようです。
20年以上仕事の都合でイギリスに暮らした著者がアメリカにいわば里帰りして、同じ英語圏の国でありながら生活上の違いに戸惑いながらも、面白おかしく、かつての宋主国に超大国アメリカの不思議さを伝えた本です。
カバーに曰く。
①郵便局でただでドーナツがもらえる。(お客様感謝デーなるもの)。
②通りの向かいの本屋に車がないと行けない。(フリー・ウェイをはさめば確かにそうです)。
③一日千人以上が枕で怪我をしている(どうやって?)。
④社会保障局はたまに電話がつながってもシミの抜き方しか教えてくれない。
…ぜーんぶあの国の真実の話
当方は会社の都合で5年間家族でサンフランシスコ郊外で暮らしていたのですが、本書の内容に頷く事数多く。国内の分断や人種差別などがない東部の白人の街の記述でファンタジーと言えばそうですが、アメリカの普通の人の暮らしの良い面を面白おかしく語って余人をもって代えがたい存在です。楽しく繰り返し読んでいます。
出版経緯は不明で単行本を経ないで直接文庫化されました。
<著者プロフィール>
Bill Bryson
Bill Bryson was born in Des Moines, Iowa, in 1951. Settled in England for many years, he moved to America with his wife and four children for a few years ,but has since returned to live in the UK. His bestselling travel books include The Lost Continent, Notes From a Small Island, A Walk in the Woods and Down Under. His acclaimed work of popular science, A Short History of Nearly Everything, won the Aventis Prize and the Descartes Prize, and was the biggest selling non-fiction book of the decade in the UK.
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