2022年11月5日土曜日

[惹句どんどん] 出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)

 



人間が定住生活をし始めた
ドメスティケーションのときに、
人間の脳みそは最後の進化が終わり、
それから今日まで
進化していないといわれています。




[惹句どんどん] 出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)




P38

人間が定住生活をし始めたドメスティケーションのときに、人間の脳みそは最後の進化が終わり、それから今日まで進化していないといわれています。


こうして人間は定住し、世界を支配し始めました。植物を支配する農耕に始まり、動物を支配する牧畜、さらには金属を支配する冶金と、植物・動物・金属、すべてを人間が支配するようになりました。ドメスティケーションは、狩猟採集生活から農耕牧畜生活への転換であったのです。


(中略)以上のような検証から、ドメスティケーションを経て人間は、宗教という概念を考え出したと推論されています。



ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ドメスティケイション」の解説

ドメスティケイション(domestication)

人間が野生の動植物から,それまでには存在しなかった家畜や栽培植物を作り出すこと。動物については家畜化,植物については栽培化 (植物化) のこと。野生の動植物とドメスティケイションを経た家畜,栽培植物の違いを定義すると,家畜とはその生殖が人間の管理下に置かれる動物のことであり,栽培植物とは形態上の変化が起き,その経済的意義が評価される植物のことである。ドメスティケイションの起源の問題は,考古学,地理学,人類学,栽培植物学,遺伝学などの幅広い分野において大きな関心を集めている。