引き続き安西水丸さんの俳画集より。
この七句で『夏』の部が終わりますので、いつもの投稿より句数が多いです。
最後のビーチボーイズの句は季語がありませんが、水丸さんにとって「ビーチボーイズ」は当然のように夏の季語なのでしょう。
危うい不倫(?)の句「夏痩せと恥じらいし背の白さかな」がよいですねえ。
『夏』の部
夕焼けを背おいて富士の黒さかな
(ゆうやけを せおいて ふじのくろさかな)「夕焼」
短夜や夢のほころび縫い合わせ
(みじかよや ゆめのほころび ぬいあわせ)「短夜」
佐原なる小江戸歩きや遠花火
(さはらなる こえどあるきや とおはなび)「遠花火」
夏痩せと恥じらいし背の白さかな
(なつやせと はじらいし せのしろさかな)「夏痩」
十五歳昼寝のなかの漂流記
(じゅうごさい ひるねのなかの ひょうりゅうき)「昼寝」
蛍ゆらゆら少年微熱の日
(ほたるゆらゆら しょうねん びねつのひ)「蛍」
光る歯のビーチボーイズはよろしくと
(ひかるはの ビーチボーイズは よろしくと)






