2020年3月9日月曜日

[積読立読斜読] 『水丸さんのゴーシチゴ』(ぴあ、2018年刊)19/20と20/20 『新年』の部 読了

安西水丸さんの俳画集『水丸さんのゴーシチゴ』読了です。全部で100句あって5句づつ20回の投稿と考えていたのですが、途中5句より多く投稿した回があって19回と20回は一緒になりました。

失礼ながら水丸さんの俳句は余技の域をでていないものの、イラストと一緒に出されると余人にはかなわない魅力があり得だなあと思いました。

お酒を愛し、美しい女性を愛し、あまり目的のない旅を愛し、民芸品を愛おしみ、俳句に水丸さんの人柄がでているように堪能しました。

惜しい方を亡くしました。合掌。




『新年』の部


初旅やこけし微笑む奥の道
(はつたびや こけしほほえむ おくのみち)「初旅」


初夢や裏木戸で待つ母がいる
(はつゆめや うらきどでまつ ははがいる)「初夢」


元日の海うす墨の島浮べ
(がんじつの うみうすずみの しまうかべ)「元日」


道場に気合のひびき鏡餅
(どうじょうに きあいのひびき かがみもち)「鏡餅」


酔いざめに芸者の下駄のあざやかさ
(よいざめに げいしゃのげたの あざやかさ)



数の子や印判皿の青深し
(かずのこや いんばんざらの あおふかし)「数の子」


印判皿:印判とは明治以降に行われる様になった、絵柄を転写する絵付けの方法を言います。転写シートに描かれた模様を、陶器に写して焼きつける方法です。

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