あまり大陸は好きでなかった様子。
ぶしつけに石人石馬寒きかな
草の丈
芝のころ(その二)(昭和十七年三月―二十年十月)Ⅱ
235 南京の月枯園にたかきかな
236 警衛士凍てたる蝶のうごきけり
237 ゆきぞらの下にて瑠璃のいらか華奢
238 ぶしつけに石人石馬寒きかな
239 かさゝぎ飛び雉子たち凍つる日なりけり
草の丈
芝のころ(その二)(昭和十七年三月―二十年十月)Ⅲ
240 雲一つなくてまばゆき雪解(ゆきげ)かな
241 ぜいたくは今夜限りの春炬燵
242 龜鳴くや柱ラムプの照返し
243 葛飾の春ゆくことの迅きかな
