2022年1月23日日曜日

[積読立読斜読] 『狙われた楽園』(ジョン・グレシャム著、星野真理訳、中央公論社、2021年)

 



フロリダの避暑地、カミノ・アイランドのベイ・ブックスの書店主、ブルース・ケーブルを主人公としたミステリーの二作目。出版元の中央公論新社はほとんど新聞広告をしなかったのではと思いますが、書店で偶然見つけました。


前作は村上春樹訳で、フィッツジェラルドの自筆原稿紛失をテーマにした類型のないミステリーで、本好き・本屋好きには素材も興味深いもので傑作と呼べる作品でした。


2020年10月12日月曜日

[積読立読斜読] 『「グレート・ギャツビー」を追え』(ジョン・グリシャム著、村上春樹訳、中央公論新社、2020年)


本作は舞台は同じなのですが、全米チェーンの老人施設経営会社の不法行為を暴こうとした作家の不審死をめぐって、ブルース・ケーブルが素人探偵役を努めます。ジョン・グレシャムの本拠地、法廷に関連する記述がかなりあり、前作の避暑地と本屋を巡る、殺人事件が起こらない、法廷物でないミステリー、というユニークさからは外れてしまっていて、ちょっと残念でした。


しかも冒頭からハリケーンで街が壊滅状態になってしまって陰鬱です。


ミステリーの構成としてはよく出来ているのかも。



<内容紹介>出版社のサイトより


狙われた楽園

ジョン・グリシャム 著/星野真理 訳


ブルース・ケーブルは「ベイ・ブックス」の名物店主。精力的に店を切り盛りする毎日だが、真夏のリゾート島に巨大ハリケーンが接近し、暴風の中で遺体となった島在住の作家が発見された。不審な死の謎を追うブルースの行く手に待ち受けるものは ――? グリシャムの新しい魅力を楽しむ、本好きのためのミステリー。話題作『「グレート・ギャツビー」を追え』続編