2022年1月16日日曜日

[その他] 雑誌『BRUTUS』が「あんこ」特集



雑誌『BRUTUS』(2022年2月1日号)が「あんこ」をメインとした和菓子・洋菓子特集。全国あんこ菓子217品の紹介とともに「毎日食べたい、季節ごとに食べたい」としてあらゆる角度から「あん」を特集。

成人男性を主なターゲットとした『BRUTUS』が何故(時々)お菓子の特集をするのかは不明ですが、編集の切り口・構成は大変興味深い所です。

おそらく日本の「あん」西洋の「クリーム(生・カスタード)」で比較文化論が可能かと思いますが、誰か書いてないかな。

というわけで近所のスーパーにいったら素朴な羊羹が気になり、予備知識なしで購入して食べました。庄原に長く伝わる羊羹だそうです。


●餡(あん) 

まんじゅう,蛭,だんごなどに包みあるいはまぶす練物。南北朝時代に中国からまんじゅうが伝えられてからのもので,《日葡辞書》には蛭またはまんじゅうの詰物としてある。中国では肉類を用いることが多いが,日本ではアズキ,インゲンなどの豆類を煮たものが多く,サツマイモ,ジャガイモなどを用いることもある。はじめは塩で味つけした塩あんであったが,室町初期ころから砂糖の輸入に伴って砂糖を使った甘味のものが現れ,江戸時代になって砂糖の国内生産が拡大するに従って,砂糖あんが主体となった。

 あんは,粒あん,つぶしあん,こしあんに大別される。豆の粒の形をのこしたまま,やわらかに煮上げて味をつけたのが粒あん,粒の形を多少のこした程度に煮て,皮を除かずに味をつけたのがつぶしあん,完全につぶして皮をとり除き,味をつけたのがこしあんである。こしあんは,豆をやわらかくなるまで煮てざるに入れ,しゃくしなどで粒をつぶし,水をそそいでデンプン粒を洗い出す。デンプン粒の入ったこの汁を布袋に入れ,固くしぼって水分をとったのが生のこしあんで,漉粉(こしこ)ともいう。この生あんを乾燥させたものが晒(さらし)あんである。生あん100gに対して砂糖60gほどの割合でなべに入れ,焦がさぬように煮つめながら練りあげると,こしあんができる。

 あんはまた含糖率によって,並あん,中割あん,上割あんにわける。並あんは生あんに対して75%以下の糖分を加えたもの,中割あんは75~90%,上割あんは90%以上のものをいう。白あんは大福,手亡(てぼう)などの白インゲンや白アズキで作り,この白あんにゴマ,白みそ,恐茶,黒砂糖その他を加えて,ゴマあん,みそあん,恐茶あん,大島あん,栗あん,ユズあんなど,さまざまな加合あんが作られる。             


池田 暉

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●田總(たぶさ)羊羹

田総羊羹(たぶさ ようかん)は、広島県北東部に位置する庄原市総領町(そうりょうちょう)の郷土菓子・銘菓です。「田総」は古代より現 総領町の町域一帯を指した古い地名で、「備後国 甲奴郡 田総郷」と呼ばれていました。(現在は広域合併で地名は消失)。

製造するのは、横山甘泉堂(よこやま かんせんどう)という総領町の旧 田総村内にある和菓子屋。明治18年(1885年)から続く老舗で、田総羊羹は創業からの看板商品。田総羊羹はなんと130年以上の歴史ある伝統銘菓なのです。

外装は竹皮を使っており、小豆は厳選された北海道産、丁寧に2日間かけて仕上げることで、小豆本来の風味を引き立たせています。


日本全国のおみやげデータベース「おみや」から引用しました。

https://omiyadata.com/jp/souvenir/tabusa-yokan/


●羊羹の数え方

羊羹のように棒状にして作る菓子を「棹物」といい、一棹、二棹と数えます。「棹」を使うのは、羊羹などを流し固める型箱が、「船」(舟)と呼ばれたため。船には棹が付き物なので、言葉遊びもあってのことでしょう。

棹物という名称は江戸時代に広まったようで、室町時代の史料を見ると、羊羹については「一包」「一折」「一籠」などの数え方が見られます。当時はどのような形だったのでしょうか。

時代は飛んで現在では、核家族や単身世帯が増え、小さい羊羹が各地で作られるようになったこともあって、「本」や「個」を耳にすることが多くなりました。ちょっと古風な響きのある「棹」という言葉も大事にしたいですね。

とらやのHPより

https://www.toraya-group.co.jp/toraya/bunko/activity/yokan18-11-01/