むろん、石というのは生きてるわけじゃないけれど、
生物と無生物の関係を考えれば、
いのちあるものと区別して劣等なものだなどとは絶対に思えんのです。
宇宙に漂っていたガスやチリから小惑星ができ、それらがぶつかり合い合体して
地球ができ、四十億年の遥か昔に無機の微粒子が溶け込んだ原始の海の中から
いのちあるものが生まれ出てきた…
ということは、要するに無生物は生物のお母さんみたいなもんでしょう?
まどみちお『いわずにおれない』(集英社文庫)より
斎藤考『大人のための 読書の全技術』(KADOKAWA、2014年)より孫引き
