古来から人間が編み出してきたナビゲーションシステム、星を見ながらの遠洋航海とか、ランドマークをたよりにした移動とか、の能力は急速に失われつつある。言うまでもなくGPSのせいだ。空間認知能力は、人間関係といった「社会空間」認知能力や、概念の認知能力と密接に関係していると考えられ始めている。なんとなく正しそうな気がしないだろうか。ナビゲーション能力を自ら放棄しつつある人類、なんだか先行きが不安になってきた。
https://honz.jp/articles/-/51355
ノンフィクション本の書評サイトHONZより
『動物たちのナビゲーション』書評
仲野徹
