夢とのみ一字に菊のしろさかな初場所やかの伊之助の白き髭
「”夢”とのみ一字、近衛文麿公の遺筆のよし」の前書きのある567、
「ことしより”初場所”といふものはじまる。」の570が印象に残りました。
大相撲と俳句も相性がよいようです。
561 あさがほを蒔く日神より賜ひし日
562 喪にこもる藤咲きいでしさへ知らず
563 初鰹襲名いさぎよかりけり
564 運不運人のうへにぞ雲の峰
565 香水の香(か)のそこはかとなき嘆き
566 野分まつ宿を銀座にさだめけり
567 夢とのみ一字に菊のしろさかな
568 短日や小ゆすりたかりぶッたくり
569 翁忌やおきなに学ぶ俳諧苦
570 初場所やかの伊之助の白き髭
571 勝名乗寒ンのこだまを返しけり
