2024年12月21日土曜日

[惹句どんどん] ハチドリのひとしずく

 「ハチドリのひとしずく」


森が燃えていました。


森の生きものたちは われ先にと逃げていきました。


でもクリィンディという名のハチドリだけは 

いったりきたり 口ばしで水のしずくを

一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます。


動物たちはそれを見て

「そんなことをして いったい何になるんだ」

といって笑います。


クリキンディはこう答えました。

「私は、私にできることをしているだけ」


出典:『ハチドリのひとしずく』(辻信一監修、光文社刊)





『ハチドリ舎のつくりかた』より孫引き。