2020年12月19日土曜日

[あの頃のレコード] Little Feat "Waiting for Columbus" (1978)



70年代のカルトなバンド、リトルフィートのライブ盤。大傑作ライブで推薦します。

"Waiting for Columbus"は、アメリカ西海岸のロック・バンド、リトルフィートの1978年のライブ盤です。1971年のデビュー以来ほぼ毎年アルバムを発表していましたが同じミュージシャン間では評価が高かったものの、セールスに恵まれず、ライブ・アルバムのタイトル"Waiting for Columbus"は新大陸(売れてないリトルフィート自身)を発見する「コロンブスを待つ」という自虐的なものです。


例によってNeon Park画伯のジャケット・デザインは大変気持ちが悪いです。トマト、ハンモック、トーテムポール、サボテン、などアメリカ大陸固有のアイテムを散りばめて、「コロンブス」を待っているという構成なのでしょうか。



ロックミュージック系のYouTubeで評価の高い「みのミュージック」で「最高のライブアルバムTOP5!!!」としてリトルフィートの本作が取り上げられていましたので再購入してみました。


他に紹介されたライブアルバムは下記の通りです。ライブアルバムが発売されるのはある程度売れてないと無理なのでメジャーなバンドが多いです。


KISS "Alive!" (1975)

Alman Brothers Band "At Fillmore East" (1971)

Talking Heads "Stop Making Sense" (1984)

Cheep Trick "at Budokan" (1978)

Little Feat "Waiting for Columbus" (1978)


バンドのリーダー格であったスライド・ギターの名手で独特のヴォーカルのローウェル・ジョージですが、本ライブの前のスタジオ・アルバムでは体調不良で不参加の場合も多く、初期のロックからフュージョン色の濃い曲が多くなっていました。本ライブでもアルバムで共演したタワー・オブ・パワーのホーン・セクションを導入しています。


傑作ライブ・アルバムの特徴はスタジオ録音よりも内容が濃く、かつ観客のノリが加わって成り立っていると理解しています。このリトルフィートのライブ・アルバムは観客のノリはもちろんですが、曲の完成度がアルバム録音盤よりも数段上で、スタジオ録音では本気を出してなかったのではと訝るほどの出来栄えです。


ライブ・アルバム作成の提案はローウェル・ジョージからのもの。このライブ・アルバム発表後、1979年34歳で薬物禍で死んでしまい、経緯が明らかではありません。死期を悟った上での行動だったとしたらリトルフィート版『ラスト・ワルツ』と言えるかも知れません。




Side one

1."Join the Band" (Traditional)  1:50

2."Fat Man in the Bathtub" (George)  4:50

アルバム"Dixie Chicken"(1973)より。

3."All That You Dream" (Barrere, Payne)  4:25

4."Oh Atlanta" (Payne)  4:09

5."Old Folks' Boogie" (Barrere, Gabriel Barrere)  4:22


Side two

"Time Loves a Hero" (Barrere, Gradney, Payne)  4:20

"Day or Night" (Payne, Fran Tate)  5:23

"Mercenary Territory" (George, Hayward)  4:27

"Spanish Moon" (George)  4:49


Side three

"Dixie Chicken" (George, Martin Kibbee)  9:00

"Tripe Face Boogie" (Hayward, Payne)  7:02

"Rocket in My Pocket" (George)  3:42


Side four

"Willin'" (George)  4:42

"Don't Bogart That Joint" (E. Ingber, L. Wagner)  0:57

"A Apolitical Blues" (George)  3:41

"Sailin' Shoes" (George)  6:18

"Feats Don't Fail Me Now" (Barrere, George, Kibbee)  5:17