息を下の上にすべらせ、口元に風を作り出す Sa、
何かが一点で止まったイメージの Ku、
花びらのように舌をひるがえす Ra
で構成された語である。
つまり、語感的には、
風に散る瞬間の花の象(しょう)を表す名称なのだ。
あの花を「サクラ」と呼ぶ私たち日本人は、
散り際を最も愛する。
『日本語はなぜ美しいのか』(黒川伊保子著、集英社新書)より
『みちこさん英語をやりなおす』(益田ミリ著、ミシマ社、2014)より孫引き。