今回は話法の転換で、作文の際に必要な知識です。
ちょっと忘れているので、本体の『表現のための実践ロイヤル英文法』から復習。
p517
話したり、書いたりする場合には、発話者の言ったことを間接的に第三者に伝える場合が多い。そこで直接話法を間接話法に換える方法を知っておくと便利である。
<一般的原則>
The man said to me, "I am very busy now."
→ The man told me that he was very busy then.
①伝達動詞を被伝達部の内容に応じて、tellなどに変える。
②接続詞を補う。命令文ではto不定詞にする。
③伝達者の立場から見て、代名詞を適切に変える。
④時制の一致の法則を適用する。
⑤時や場所の副詞を文脈に応じて変える。
Point 17. 話法の転換は一種の英作文。
・話法を転換するときには、時制の一致によく注意する。
・話法の転換に伴う代名詞や副詞の変化について知っておく。
・話法の転換は、機械的にするのではなく、文脈をよく考えてする。
・話法の転換は、それ自体一種の英作文の練習のつもりでやってみること。
233.彼女は彼が以前はかなり金持ちだったと思っている。
She thinks that he used to be quite rich.
*主節の動詞の時制が現在ならば、時制の一致は考えなくてよい。「以前は~だった」は、used toを使えばよい。
234.彼はきっと君のせいだったと言うだろう。
He will probably say that it was your fault.
*主節の動詞の時制が未来のときも、時制の一致は考えなくてよい。
235.彼は展覧会は先週終わったと言った。
He said that the exhibition had finished the previous week.
*had finishedはただfinishedとしてもよい。こういう場合は、「彼が言った時」が問題で、ついさっき言ったというなら、the exhibition finished last week.になる。
236.彼は、会議は金曜日まで延期しようと提案した。
He proposed that we postpone the meeting until Friday.
*He said, "Let's postpone the meeting until Friday."を間接話法にしたもの。
動詞はsuggestedでもよい。proposeという動詞のため、postponeが原形になっていることに注意。
→ p98
require, suggest, insist, order, demand, など「…すべきだと要求[提案・命令など]する」という動詞の目的語となるthat節では、should(英)、仮定法現在(米)を用いる。
237.彼は、私が犬を飼っていれば人生がもっと楽しいだろうにと言った。
He said that if I kept a dog I would probably enjoy life more.
*仮定法は、時制の一致をさせずにそのまま使う。
この文は、直接話法で書けば、He said to me, "If you kept a dog, you would probably enjoy life more."となる。
つまり、実際には犬を飼う予定はないのだが、「もし飼ったらもっと楽しい生活ができるのに」という仮定法である。このような文を間接話法に直すときには、仮定法過去はあくまでもそのままにしておくべきである。
238.彼女は自分には何ができるのかを彼に尋ねた。
She asked him what she could do.
*このような和文を英文に訳すとき、まずShe asked him, "What cal I do?"という直接話法の形を作り、それを間接話法にしてみるのも一法である。
239.私の医者は私に、帰りたいときにはいつでも帰っていいと言った。
My doctor told me that I could go home anytime I wanted to.
*told me that...をtold thatのようにmeを抜かすと英文にならない。
240.私は彼になるべく早く返事を出してくれるように頼んだ。
I asked him to reply as soon as possible.
*「~してくれと頼む」というときには、<ask A to ->が一番ふつう。
241.その医者は、彼女に怖いのかと尋ねた。
The doctor asked her if she was frightened.
*YesかNoで答えられる質問で「~かと尋ねる」というときには、<ask A if...>の形にすればよい。
242.彼がありがとうと言ってくれることはめったにない。
He hardly ever says thank you.
*「ありがとう」などは、thank youのまま使う。hardly everは、この場合はseldomやrarelyでもよい。
243.その警官は前の日にそこで容疑者を見かけたと言った。
The police officer said that he had seen the suspect there the day before.
*「前の日」はthe day beforeか、the previous dayと言うのが一番多い。
244.その薬剤師は彼に、錠剤と顆粒とどちらがいいかと尋ねた。
The druggist asked him which he preferred, pills or granules.
*<Which..., A or B>の形は、このようにそのままの形で間接話法にorを使って書き換えられる。
245.彼女はその音楽はなんてすてきなのでしょうと言った。
She exclaimed how wonderful that music was.
*感嘆文は、伝達動詞にexclaimやcryなどを使えばよい。
246.彼は私に、注意しないと氷の上で滑って転ぶよと言った。
He told me that if I didn't take care I would slip on the ice.
*複文の場合は、全部通して時制が一致することに注意。