写真は広島県立皆実高校28期(1977年3月卒業)の卒業アルバムです
当ブログは表向き高校の同期会の事務局のブログなので、たまには高校にからめたネタで。
3月28日付けの日本経済新聞(WEB版)「プライス最前線」は、卒業アルバムの値段についての記事。
値段があってないような、どの価格が適正価格かわからない場合があるそうです。
当方の高校の卒業アルバムはいくらだったのかなあ。
下記、日本経済新聞より引用です。
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2015/3/28 7:00
■なぜ高い卒業アルバム 1冊1万8000円も
芽吹きの季節の3月は別れのシーズンでもある。小中高校の卒業式や幼稚園の卒園式で手渡される「思い出の品」と言えば、今も昔も卒業アルバムだろう。顔写真に寄せ書き、行事の記録。中身ははっきりしているが、価格の決まり方はよく分からない。学校のいうがままの価格という印象を持つ人もいるのではないか。安いのか、高いのか、卒業アルバムの「適正価格」を探ってみた。
■保護者の不満、学校の手間
「なぜこんなに高くて融通が利かないのか」。千葉県の幼稚園に双子の子供を通わせる川井さん(仮名)は来春受け取る予定の卒業アルバムについて納得いかない様子だ。価格は1冊9800円(税込み)。幼稚園からは「双子なので2冊購入してほしい」との要請を受けた。中身はまったく同じ。親が手元に置く「記念品」としてなら1冊で十分なのだが、「園児の人数分、まとめて業者に発注しないと価格が高くなってしまう」と説得されたという。
幼稚園の言い分は正しいのか。卒業アルバムの一般的な制作プロセスを見てみよう。
まずは、学校や園が教職員同士のネットワークなどを活用して制作業者を見つけるところから始まる。次は体裁と見積もり。他校のアルバムなど各業者がこれまで制作を手掛けた「過去の作品」を参考にページ数やレイアウトなどを検討するのだが、「なんといっても値段が大きなポイントになる」(都内の小学校幹部)という。
複数の業者によると、アルバムの制作費は大きく撮影代と印刷・製本代に分けられる。写真業者に学校行事や個人・集合写真の撮影を依頼すれば費用がかさみ、逆に自前で写真を用意すれば費用は抑えられる。印刷・製本では表紙に校章を入れたり特殊加工を施したりするか、しないかで価格が変わる。
また、印刷のもととなる原版の作成には一定の費用がかかるため、アルバムを配る卒業生が少なければ1人当たりの負担は重くなる。地域差も大きいため単純比較は難しいが、比較的高めの水準でみて小学校は1冊1万5000~1万8000円、中学校は1冊1万円前後、高校は7000~8000円が相場だという。年長になるにつれ安くなるのは「小学校より中学校、中学校より高校のほうが1学年当たりの卒業生の人数が増える傾向にあるから」(アルバム業者)。大ロットで注文すれば安く、小ロットでは高くなる、典型的な量産品と考えた方がよさそうだ。
ただ、学校側は業者に注文しておしまい、というわけにはいかない。学校行事や部活に積極的に参加する子供の写真はたくさんあっても、そうでない子供の写真は少なかったり、休みがちの子供は日常の様子がわかる写真さえ不足していたり……。それでも一人当たりの写真点数に大きな差がでないようにしなければ、子供や保護者から不満が出ることもある。
また、幼稚園や小学校など子供の年齢が低いときほど、保護者の記念品としての思い入れが強くなる。「うちの子供を目立たせてほしい」と要求する保護者もいれば、逆にプライバシーなどの観点から写真掲載を拒否する保護者もいるという。
学校側にとって卒業アルバムの作成は相当な手間と緻密さ、配慮を要する作業になるため、勢い「業者に任せられることは任せよう」という雰囲気になりやすい。特別なトラブルでも起きない限り「昔からの付き合い」のある業者を継続的に利用する学校は多い。何年も変わらずに学校に出入りする業者は、入学から卒業までの写真データを独占的に蓄積できるため、その地位がますます揺るがなくなるという事情もある。各校が持つアルバムの伝統的なスタイルを把握している強みもある。
競争入札とまでいかなくても、複数業者から見積もりを取り寄せるだけで価格は安くなりうる。卒業アルバムの価格が高く感じられるのは、保護者側の学校への過度な要求と、手間をかけたがらない学校側の姿勢によるものだといえそうだ。
■自前で作れば割安に
それならこの際、気の合った生徒同士、保護者同士でオリジナル卒業アルバムを作成するのも手かもしれない。例えば写真関連商品やサービスを扱うキタムラ(横浜市)は、運営店舗でフォトブック編集サービス「イヤーアルバム」を提供している。作業は簡単。店内にある情報端末にスマートフォン(スマホ)やUSBメモリーなどを挿入、保存した写真を読み込ませると、利用者が指定した期間内にある写真データの中からピントや明るさが適しているものを自動的に選び出して、レイアウトしてくれる。料金はA4サイズ16ページで1冊5184円。さらに3月末までの期間限定で2冊以上注文すれば20%の割引が受けられる。
デジタル写真加工などを手掛けるアスカネット(広島市)は写真集製作サービス「マイブック」を展開している。撮影した写真をネット上でレイアウトして、注文することができる。校舎やノート、鉛筆などイラスト素材も豊富に取りそろえており、もっとも安いタイプで1冊972円。人気の高いハードカバータイプでも2268円からで、6冊以上注文すると割引が受けられるという。
卒業アルバムの老舗であるマツモト(北九州市)も、個人、小ロットで注文できるサービス「写楽」に取り組んでいる。写真やイラストを切り貼りしながら制作でき、デジタルデータでの入稿も可能。A4サイズの10冊注文で1冊当たり5780円(税抜き)となる。
仲間と相談しながら自分たちで作り上げるのは、きっと大事な思い出になりそうだ。卒業アルバムは体裁や見栄えではなく、中に込められた思いにこそ価値がある。
(皆上晃一)
「プライス最前線」は原則隔週土曜日に掲載します。