2022年6月5日日曜日

[あの頃のレコード] Dr. John "Dr. John's Gumbo"(1972)

 



ドクター・ジョンの存在はリアルタイムでは知らず、ザ・バンドの解散コンサート(1976)での"Such A Night"の演奏で初めて知りました。


本アルバムは並木通りの中古レコード店Stereo Recordで先日購入しました。


以下ウキペディアでの説明です。


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『ガンボ (Dr. John's Gumbo)』は、1972年に発表されたドクター・ジョンの5作目のアルバム。プロフェッサー・ロングヘア、ヒューイ・"ピアノ"・スミスら、ニューオーリンズの著名なR&Bアーティストのカバーがアルバムの大部分を占めており、ドクター・ジョンによるニューオーリンズ音楽の入門書的な内容となっている。アルバムからは、"Iko Iko"がシングル・カットされ、ビルボードのポップ・チャートの71位を記録した。なお、タイトルの『ガンボ』とは、ルイジアナ州で食されるスープ料理のこと。「ローリングストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500」において第404位。

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Track listing


Side A

1."Iko Iko" (James "Sugar Boy" Crawford)  4:08

2."Blow Wind Blow" (Huey "Piano" Smith, Izzy Cougarden)  3:17

3."Big Chief" (Earl King)  3:25

4."Somebody Changed the Lock" (Mac Rebennack)  2:42

5."Mess Around" (Ahmet Ertegun)  3:09

6."Let the Good Times Roll" (Earl King)  3:56


Side B

1."Junko Partner" (Bob Shad)  4:27

2."Stack-A-Lee" (Traditional; arranged by Leon T. Gross (Archibald))  3:28

3."Tipitina" (Professor Longhair)  2:04

4."Those Lonely Lonely Nights" (Earl King, Johnny Vincent)  2:30

5."Huey Smith Medley" (Huey "Piano" Smith, Johnny Vincent)  3:17

6."High Blood Pressure"

7."Don't You Just Know It"

8."Well I'll Be John Brown"

9."Little Liza Jane" (Huey "Piano" Smith, Johnny Vincent)  2:59



曲の印象はギター中心のロックではなくて、ピアノとブランスバンドを中心とした陽気なパレードのような印象です。ネットでこのアルバム評を捜していたら「セカンド・ライン」パレード、という記述に会いました。ニューオールリンズ独特のジャズ葬パレードの音楽で、往路がファースト・ライン(親族のみ)、帰路が陽気なセカンド・ラインだそうです。地元の(主にアフリカ系アメリカ人の)コミュニティーに根ざしたソーシャル・エイド&プレジャー・クラブという生活支援組織が存在し、彼らがブラスバンドの手配を含め、ジャズ葬を取り仕切ってきたそうで、彼らはこのことから、セカンド・ラインの伝統の守護者などとも称されているそうです。本アルバムのパーソネルは不詳ですが参加ミュージシャンにはこの関係者がいたのかも知れません。


内容は濃すぎてセールスにはまったく結びつかず、ミュージシャン受けするアルバムのようです。70年代初頭、ザ・バンド、リトル・フィート、久保田麻琴、細野晴臣、などなどに多大な影響を与えたそうです。ティンパンアレイのアルバムにそっくりな曲がありました。


アルバムタイトル(Gumbo)は日本ではあまりなじみがありませんが、ルイジアナ州の郷土料理でシチューのようなスープのような不思議な料理です。独特のトロミ成分はオクラやフィレを使うそうです。主な材料のセロリ、ピーマン、タマネギは「聖なる三位一体」と呼ばれ、もともとの宗教的な料理の名残りの呼び名ですね。




ドクター・ジョン(Dr. John、本名Malcolm John Rebennack Jr.、1941年11月21日 - 2019年6月6日)は芸名で19世紀のニューオリンズにいたブードゥー教の司祭の名前だそうです。ジャズ、R&B、ロックの要素を混ぜ混ぜにした音楽は、これ以外のタイトルは思いつかないほどぴったり来てます。


『レコード・コレクターズ』(2022年6月号)の「70年代のロック・アルバム200」ではイーグルス、クイーンを抑えて堂々の21位。セールスの記録は残ってませんが、ロック界に与えた影響大ということでの位置だと思います。