「あの頃のレコード」特別編。ビートルズ213曲をレコードで聴く。
今回は"Help!"(1965)です。このままのペースだと半年ぐらいで終わりそうなので、ちょっとペースを落とします。
2作目の映画"Help!"のサントラの位置づけ。A面がサントラ、B面が新録音のアルバムです。
前作"Beatles For Sale"(1964)まではジョンのロックンロールをメインにアルバムとしてはバランスが取れていた感じがしますが、本作"Help!"ではポールの曲が素晴らしく、ジョンとポールの作品と、カヴァー曲、ジョージの2曲との差がありすぎ、アルバムとしては散漫な感じがしますが、レベルが低いわけではなく、有名曲が満載です。人気バンドとしてのアルバムではなく、唯一無二のビートルズのアルバムなのでしょう。アイドルとしてライブも、映画撮影も、レコードの録音も、おそらくは超人的な忙しさの中での質の高さ、やっぱりビートルズです。
録音機材がよくなったのか、音にぐっと厚みが出ました。「"Yesterday"を含むアルバム」にならないところがすごいですね。
1965年から4トラックで録音が本格化し、"Yesterday"の弦楽四重奏バックが実現するのですが、ポールが後からギターを入れたりする、不協和音が出始めたのも、これが遠因だそうです。
A2
"The Night Before"はポールの曲。後年のウィングスのレパートリーのような曲です。
A3
"You've Got To Hide Your Love Away"はジョンがボブ・ディランの影響下で作った曲だそうです。
A5
"Another Girl"もウィングスぽいポールの曲。ジョージのリードが不採用でギターはポールだそうです。
A6
"You're Going To Lose That Girl"はジョンの曲。ジョンのリードヴォーカルにポールとジョージが後追いでコーラスをかぶせる軽快なナンバーです。
B5
"I've Just Seen A Face"
ポールがライブでアコースティックギター演奏する曲です。早めのカントリー&ウエスタン調の曲。
カヴァー曲がいまいちですがラストの"Dizzy Miss Lizzy"のイントロのギターは捨てがたいです。

