去るものに日々にうとからず盆の月
708 河童忌のてつせん白く咲けるかな
709 あさがほのはつのつぼみや原爆忌
710 やみ夜とは月夜のはての蛙鳴く
711 雨やみをする間もあがる花火かな
712 燈籠のよるべなき身のながれけり
713 秋しぐれいつもの親子すゞめかな
714 人めなき露地に住ひて秋の暮
715 たよるとははたよらるゝとは芒かな
716 短日や縁の下ゆく一ト流れ