ビートルズの正式録音曲213曲をイギリス版の発売順に全部聴きなおすという年間テーマです。
後期のアルバムは結構聴き込んでいるものもありますが、前期のアルバムは聴いたことがなく、曲も初めて聴くものもあります。
したがって逆に新鮮にアルバムを聴けるかも知れません。再発のレコード版で聴いていきます。
第1回はデヴュー・アルバムの"Please Please Me"(1963)です。
先行発売のシングル2枚のヒットを受けて、急遽録音・発売という忙しい日程でしたが、ライブ・バンドとして鍛えられていたので、カヴァー曲の自家薬籠中の物です。
1960年代前半は2トラックのテープレコーダーでオーバーダビングはほとんどされてないようです。
アルバムは全14曲ですが、10曲を1日で録音するという無謀なレコーディングにもかかわらず、ライブで相当鍛えられた演奏技術・歌唱技術はさすがビートルズで、非常に完成度の高いスタジオ・ライブといった感じです。
このアルバムでは3分を超える曲はありません。
ビートルズの研究はほとんど1時間単位での詳細な積み重ねがあるようです。参考にしている『ビートルズ213曲全ガイド』(藤本国彦著、CDジャーナル)での解説では、Side Aの2.Misery (1:49)のエピソードが面白いです。
1963年2月2日から3月3日、ビートルズは初のイギリス国内ツアー。単独ではなくて当時のアイドル歌手、ヘレン・シャピロの前座扱い。2.Misery (1:49)はもともと彼女のために用意した曲でしたが内容が暗いということで却下され、別の男性歌手・俳優ケニー・リンチがビートルズより先にカヴァー録音という逸話です。
・収録はシングル先行発売の曲を除く10曲を1963年2月11日の1日で収録
・Side B、1.Love Me Do (2:21)、2.P.S.I Love You (2:04)は先行発売シングルでドラムはアンディ・ホワイト
・Side Aの、6.Ask Me Why (2:24)、7.Please Please Me (1:59)は先行発売シングル
・イギリス、日本、アメリカ、での発売時期にずれがあり
・モノラル版、ステレオ版があった
・*印はカヴァー曲
・pleaseは間投詞「お願い」と動詞「喜ばせる」のダブルミーニングらしいです
Side A
1.I Saw Her Standing There (2:55)
2.Misery (1:49)
3.Anna (Go To Him) (2:25)*
4.Chains (2:23)*
5.Boys (2:24)*
6.Ask Me Why (2:24)
7.Please Please Me (1:59)
total:16:49
Side B
1.Love Me Do (2:21)
2.P.S.I Love You (2:04)
3.Baby It's You (2:40)*
4.Do You Want To Know A Secret (1:56)
5.Taste Of Honey (2:03)*
6.There's A Place (1:51)
7.Twist And Shout (2:32)*
total:15:27
