2015年2月27日金曜日

<日々是不穏 like a rolling stone > 2015年2月27日(金) ピケティ『21世紀の資本』



相変わらずのピケティ人気。世界的ベストセラーとなった『21世紀の資本』の著者で1月に来日しました。朝日新聞(2月23日付け)が一般読者向けに「はじめてのピケティ」という記事を掲載。

「r>g」という式が有名になりましたが、これは「資本収益率(the rate of return on capital)」が「経済成長率(the rate of economic growth)」よりも大きくなっているという主張です。

株や不動産を運用して資産が増える伸び方(r)は、働いて得れる所得が伸びる方(g)より大きいという、すっかり有名になった不等式であります。

ほとんどのビジネス雑誌、経済経営雑誌で論旨が紹介されてますので、詳細はぶきます。

朝日新聞でも2月23日付けで「はじめてのピケティ」という入門記事。2月24日は「広がる不平等と日本のあした」というシンポジウムの紹介。2月26日付けの論壇時評で「担当記者が選ぶ注目の論点」で「ピケティ論 熱い余韻」と称して各論壇雑誌の記事の紹介といったぐあいです。

「経済成長だけでは、格差は縮まらない」「資産への課税で格差の是正」とのピケティの主張です。当方の疑問は、超格差社会であるアメリカが軍事力には陰りがあるものの、依然世界的な企業を生み出し続けていて、アメリカでもし格差を是正し国民が平等となるような政策が採用されれば国の活力がなくなってしまうのでは。ごく一般的な疑問ですが、本書では解答があるのでしょうか。

世界的ベストセラーなった『21世紀の資本』。2013年にフランスで原著が刊行されアメリカでブームとなり、日本版は2014年12月刊行。日本版はお堅いみすず書房からですが、すでに13万部だそうです。

専門的な経済書では異例のヒットでしょうね。こちらも煽られてしまって本当に久しぶりに経済書の単行本を購入。700ページを超える大冊です。読み切れるかどうか。アメリカの経済学者ポール・クルーグマンが「この10年で最も重要な経済学所になる」と断言してますので、まあ10年かけても読了できればよいかと。明日から頑張ります。