2022年7月23日土曜日

[積読立読斜読] 『久保田万太郎俳句集』(岩波文庫、2021年)(68)




まゆ玉や一度こじれし夫婦仲

 

しらぬまにつもりし雪のふかさなか



 流寓抄 その十一


649 蓮枯れたりかくててんぷら蕎麥の味


650 ゆく年の水にうつる灯ばかりかな


651 まゆ玉や一度こじれし夫婦仲


652 獅子舞やちやらけはちまき太鼓方


653 獅子舞のあはれ狂ひとなンぬ驚破(すは)


654 しらぬまにつもりし雪のふかさなか


655 霜よけの塵もうき世の二月かな


656 きさらぎや龜の子寺の疊替


657 春の雪うちうちだけの祝いひかな




驚破(きょうは)≒(すは)


[名](スル)驚かすこと。 びっくりさせること。



かめ‐の‐こ【亀の子】 の解説

1 子供の亀。また、小さい亀。《季 夏》「―の歩むを待って引きもどし/汀女」


2 「亀の甲1」に同じ。


3 幼児を背負うときに羽織る綿入れ。