Patriotism is your conviction that
this country is superior to all other countries
because you were born in it.
愛国心とは、自分が生まれたという理由で、
その国が他よりも優れているという思い込みのことである。
バーナード・ショー
『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる』
(佐藤優著、飛鳥新社、Hanada新書、2025)より
ショー 1856‐1950
George Bernard Shaw
イギリスの劇作家。アイルランドのダブリン生れ。ロンドンに出てジャーナリストとなり,音楽批評,次いで劇評を執筆。劇評家としては在来のウェルメード・プレーを排撃して,イプセン風の社会意識をもった劇を擁護した。他方,穏健な社会主義者としてフェビアン協会の設立に参加。彼は世界は〈生命力〉に動かされて進化するという哲学をもっていた。戯曲で最初に話題になったのはスラム街の住宅事情を攻撃した《やもめの家》(1892初演。以下初演)である。それ以後,ヒロイズムを風刺した《悪魔の弟子》(1897),売春問題を扱った《ウォレン夫人の職業》(1902),生命力の哲学を具体化させた《人と超人》(1905),英雄を茶化した《シーザーとクレオパトラ》(1906),ジャンヌ・ダルクを主人公にした《聖ジョーン》(1923)のほか,おびただしい数の戯曲を発表した。音声学者が花売り娘に上流階級の言葉づかい,礼儀作法を教えこんでレディに仕立てる《ピグマリオン》(1913)は,のちにアメリカで,ブロードウェーでのミュージカル・ドラマ化を経て,《マイ・フェア・レディ》(1964,G. キューカー監督,アカデミー作品賞ほかを受賞)として映画化された。ロマンス性も強いが,イギリスの階級制度を風刺している。ショーの作品はいずれも思想性や問題性に富んではいるが,他方,作者が退けたウェルメート・プレーの技巧を取り入れた娯楽劇にもなっており,逆説を盛りこんだせりふによって生気を与えられている。1925年,ノーベル文学賞を受賞。 喜志 哲雄
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