2019年12月14日土曜日

[その他] 忘年会(広島掃除に学ぶ会)



12月14日(土曜日)、広島掃除に学ぶ会の忘年会。

新天地のイタリア風居酒屋、GIRINO(ジリノ)で。店名はオーナーの名前のりじさんを逆に読んだものだそうです。

余興でギター漫談を披露しました。なかなか全年齢層に受けるネタはなく、悩ましいところです。押しかけですみません。

<ギター漫談>
(1)ベッドに卵や酢はないわ
(2)夜明けのスクワット
(3)良樹の伝言

<ちゃんと演奏した曲>
(1)Happy Xmas (War is over)
(2)Blackbird




[惹句どんどん] ことわざ 下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し



下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し

読み方 げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし
意味 戸を閉める時に、下種は一寸閉め残し、のろまな者は三寸閉め残し、愚か者は開けっ放しにしてしまう。戸の閉め方で、その人の品性・性格がわかるということ。

WEB版こどわざ辞典より

※戸はちゃんと閉めましょう。寒くなってきたので。

2019年12月12日木曜日

[積読立読斜読]『巨大なラジオ/泳ぐ人』(ジョン・チーヴァー著、村上春樹訳、新潮社、2018年)より「林檎の世界 The World of Apples」




チーヴァーの村上春樹訳短編集、あと一編で読了となります。

本日は「林檎の世界 The World of Apples」を読了。

1966年12月『エスクァイア』に掲載。

この時期のチーヴァーはイタリアに住んでいたこともあり、イタリアを舞台とした作品を数編の越しているようです。

故国アメリカを離れ、イタリアの田舎に住み着いた老齢の詩人。ノーベル賞万年候補の世界的な詩人で、わざわざ彼を訪ねて代表作(題名となった『林檎の世界』)にサインを求められることもあります。ある日偶然自らの激しい性的オブセッションに取りつかれた詩人。救済はあるのでしょうか?結末は明るくユーモアに満ちていて安心しました。

チーヴァーの代表的な短編はアメリカの東海岸の高級住宅地が舞台で、言葉も平易なものが多いようですが、桂冠詩人の独白という形態の本編は流麗なレトリックが多く、詩人の内在を表現するために必要だったのかと思いました。

P280
その土地の美しさは様々であり、陰鬱だった。そこで彼はいつまでもよそ者であるだろう。しかしそのよそ者性は、時間を包含する一種のメタファーであるように彼は思えた。異国の壁に沿って異国の階段を上ることによって、彼は時刻を、月を、年を、十年単位の歳月を通過していくような気持がした。


村上春樹さんの解説では、「チーヴァーが生涯を通じて追及してきた「罪とその救済(あるいは救済の不在)」というテーマは、舞台を外国に移してもやはり彼を執拗に追跡してくる。白い息を吐く、疲れを知らぬ冬の猟犬たちのように」とありますが、幸いこの一編では救済されたようです。






2019年12月11日水曜日

[その他] 帰宅途中でエイを見ました




勤務先から歩いて帰宅中、御幸橋の南、200mほどの京橋川で。ガラケーの写真なので判然としませんが、悠然と泳ぐエイを見ました。ここ等あたりはもう塩水かも知れませんが、自然に泳いでいるエイを見たのは初めてです。

2か月ほど前に家の近所で二匹のタヌキを見かけたことがあり、何か天変地異の前触れかも。



2019年12月9日月曜日

[惹句どんどん] 落語「芝浜」より

桂談春さん

12月になると、クラシックでは第九、落語では「芝浜」と相場が決まっているようで。

最近では桂談春さんが定番のようです。この落語でよく引用される川柳です。ここでは永六輔さんの著作の表現を借りました。

現在のマンション管理員の仕事は日々のスケジュールが決まっていないので、自分でスケジュールを立てて働いています。心がけているのは定時・定性・定量の仕事で、言い換えるとこの川柳になります。



「街々の時計となれや、小商人(こあきんど)」

・・・・永六輔「商人」90P 岩波新書。

[積読立読斜読] 『ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短編29』(ジェイ・ルービン選、村上春樹序文、2019年新潮社)より村上春樹さんの短編二編



『ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短編29』から、本日は村上春樹さんの二編を読みました。


自然と記憶
「1963/1982年のイパネマの娘」(村上春樹)

「1963/1982年のイパネマの娘」は初出1982年、単行本では1983年の『カンガルー日和』に収録。村上春樹さん自身による解説(全集)では「ある種の概念をつきつめて書いた作品である。ここには具象性というものは皆無である」としてリチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』と同じような位置にある、と解説しています。

本選集の解説も村上春樹さんが書かれてますが、明らかに若書きと思える「1963/1982年のイパネマの娘」を編者が採用したことに疑問を呈しておられます。まあ最近スタン・ゲッツの自伝を訳されたので、ご祝儀なのでしょうか?

当方は青春の憧憬をスタン・ゲッツの美しいメロディーに託して、仕事に疲れた現在の自分が安らかに過去を思い出すことができるのだろうか、という話と解釈しました。
P251
誰も通らない暗い廊下にひっそりと横たわっている僕の意識の結び目。そんな風に考えていると、いろんなことが、いろんなものが少しずつ懐かしく思えてくる。どこかにきっと僕と僕自身をつなぐ結び目だってあるはずなのだ。きっといつか、僕は遠い世界にある奇妙な場所で僕自身に出会うだろう、という気がする。


災厄 天災および人災
阪神・淡路大震災、1995
「UFOが釧路に降りる」(村上春樹)

もう一編の「UFOが釧路に降りる」は村上春樹さんの故郷である神戸の震災を受けて書かれた連作短編小説『神の子どもたちはみな踊る』(1999)に収録された短編です。

村上さん自身の解説によれば、この連作短編集では、(1)地震について直接の描写はしない、(2)神戸を舞台としては出さない、(3)しかしその地震によって人々が受けた様々な変更を、いくつかの物語として描く、というものだそうです。

個人的には同じ短編集にある「タイランド」が好きなのでこちらを採用してほしかったです。

話の筋は、妻に逃げられた男が、知人から奇妙な依頼を受ける。小さな荷物を釧路まで運んで妹に渡してほしいという依頼。空港には妹とその知り合いの女性(シマオさん)が待っていた。震災=妻、という図式でしょうか、失ったものをどうすればよいのかという自問のような短編です。
P431
「でもどれだけ遠くまで行っても、自分自身からは逃げられない」とシマオさんは言った。
「そうだね。君の言うとおりだ。どれだけ行っても、自分自身からは逃げられない。影と同じだ。ずっとついてくる」



[その他] 世界文学全集を私は捨てた





1991年頃刊行された集英社版の世界文学全集。一巻が4500円と強気の価格設定でした。装丁は山本容子さんのオリジナル版画を採用。小口や背表紙も動くアニメーション風で凝っておりましたが、いかんせん読まないので年末に向けて処分。残念です。

全20巻の構成。他の国は早々に処分しましたが、アメリカ文学だけはまた読むかなと思って取って置きましたがやはり読まないので。

こんな豪華な文学全集は二度と出版されないでしょうね。

2019年12月8日日曜日

[その他] 百科事典を私は捨てた



当方の家庭では父親の『国民百科事典』、当方の『世界大百科事典』(平凡社)、弟の『ジャポニカ』(小学館)と、百科事典が3セットもありました。その割に賢くなりませんでした。

時代がデジタルに移行したので、この3セットは売却もしくは処分してしまいました。

5年ほど前に父親が鬼籍に入り、想うところがあってオークションで百科事典を購入しました。手元に置いて父親を思い出そうとしたのかも知れません。(画像と同じ1985年版の平凡社『大百科事典』)。

しかしやっぱりデジタル版の方が便利だし、老眼になったので、細かい活字を読むのもつらく、苦渋の選択ですが、再び処分することに。明日の資源ゴミの日に出します。

将来本当に何もすることがなくなったらルーペを使って、日がな百科事典を隅から隅まで読む生活をしてみようと思います。

幸いオークーション等では百科事典は値段がつかないようで、セットで1000円~3000円で取引されています(送料の方が高い)。歩いて3分の所に県立図書館もありますし。


[積読立読斜読]『巨大なラジオ/泳ぐ人』(ジョン・チーヴァー著、村上春樹訳、新潮社、2018年)より「四番目の警報 The Fourth Alarm」



あともう少しで読了します。

「四番目の警報 The Fourth Alarm」は1970年『エスクァイア』に発表されたものです。

郊外高級住宅地に住むアッパーミドルの家庭が、カウンターカルチャーに遭遇した時、どんな変化が起きるかをコメディー・タッチで描いたものです。(配偶者がアングラ劇に出て全裸のシーンもある)。

作中劇『オザマニデス二世』(架空の劇)は1967年にオフ・ブロードウェイで上演されたロック・ミュージカル『ヘヤ―』がモデルになっていると思われます。出演者が全裸になることで話題になった作品です。



P316
あなたに私を止めることはできないと彼女は言った。子供たちのことを持ち出すと、この経験を積めば、私はより良い母親になれると彼女は言った。「服をぬいじゃうとね」と彼女は言った。「自分がつまらない些細なものごとをすべて、ふるい落としてしまったような気持ちになれたのよ」。

P320
出演者全員がその文句を唱え始めた。「貸与品は置いてください。貸与品は置いてください」と。自分が歓迎されていないと感じることは、私にとって常に痛切な苦痛である。どこかの臨床医がたぶんその説明をしてくれるはずだ。

変わったのが良かったのかどうかは当方にはわかりません。このご主人は変われなかったようです。



[積読立読斜読] 『一冊でわかるアメリカ史』(関眞興著、河出書房新社、2019)





先日読了した中公新書の『食の実験場アメリカ ファーストフード帝国のゆくえ』(鈴木透著、中公新書、2019年)がもともとアメリカの食に興味があったせいか、大変興味深く、より理解を深めようと、アメリカの正史を簡単に学ぶべく、アメリカの歴史が概観できそうな本を探しておりました。

すでに登録者数が100万人を突破オリエンタルラジオの中田敦彦のYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』でちょうどアメリカの歴史が取り上げられ、この本が種本ということがわかりました。

中田さんのプレゼンは、ほぼ種本通りですが、「アメリカの歴史は何かとの戦いの歴史だ」という切り口で9つの大項目のステージに分類し、さらに2つの小項目を使ってプレゼンするという手法を取られています。

ご自分で原稿を書いているのか、ブレーンがいるのかは不明ですが、ほとんど毎日の更新ですのでネタ切れせずに続くけるのは結構大変かなあを傍で見て思います。

巻末の年表では、アメリカの歴史と別に、日本・世界の出来事も並列で記述してあり、より理解が深まります。

本書の歴史年表を軸に、もう一度、『食の実験場アメリカ ファーストフード帝国のゆくえ』を読み返せば、乱読に陥らず、一冊を何度でも読み返せる習慣に近づくことができるのでは?


『中田敦彦のYouTube大学』でのアメリカ史のまとめ

[アメリカ史]

① vs カトリック
・ピューリタン
・13の植民地

② vs イギリス
・独立戦争
・憲法と通貨

③ vs メキシコ
・ルイジアナ入手
・テキサス、カリフォルニア入手

④ vs 南部
・南北戦争
・奴隷解放宣言

⑤ vs スペイン
・大陸横断鉄道
・米西戦争

⑥ vs ドイツ・日本
・第一次世界大戦
・第二次世界大戦

⑦ vs 共産主義
・朝鮮戦争
・ベトナム戦争

⑧ vs 中東
・湾岸戦争
・イラク戦争

⑨ vs 中国
・貿易戦争


[その他] 地歴部フィールドワークの下見

 昭和町平和住宅 峠三吉の碑


陸軍墓地

12月15日(日)に予定している皆実28期地歴部フィールドワークの下見をしました。場所はわかるのですが駐車位置とか地点間の行程とかの確認。

(1)シュモーハウス

(2)昭和町平和住宅(峠三吉の碑)

(3)皆実町平和住宅(シュモーさんの「平和」の石灯篭)

(4)陸軍墓地(シンデモラッパヲハナシマセンデシタの木口小平さんの墓)



(5)旧ABCC(大規模に現存する唯一の米軍カマボコ兵舎)

(6)ABCC独身寮

天気がよくて気持ちよかったです。

[積読立読斜読] 『ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短編29』(ジェイ・ルービン選、村上春樹序文、2019年新潮社)パティ・スミスさんの推薦文



特別編。パンクロックの女王、パティ・スミスさんがペンギン・ブックスで推薦文(大変短いですが)。おそらく村上春樹さんのファンなのでそのつながりかと思います。


An exhilarating glimpse into Japanese literature
Patti Smith


The Penguin Book of Japanese Short Stories
Jay Rubin (Edited by)  Haruki Murakami (Introducer)

https://www.penguin.co.uk/books/268310/the-penguin-book-of-japanese-short-stories/9780241311905.html

exhilarating:爽快、酔わせる
glimpse:一見、ちらっと見ること、垣間見る


パティ・スミスさんと翻訳者・村上春樹さんの関係(当方の推測含む)。

(1)2014年、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の書評をNYタイムズ紙に寄稿。

「この作品は村上のまた別な側面を露わにしているが、それがなにかと把握するのは容易なことではない。度しがたいほどにつかみどころがなく、曖昧で、しかし、果敢に成熟の新たな段階へともがき進んでいる作品だ。村上にとって一つの脱皮なのだ。これは『ブロンド・オン・ブロンド』ではなく『血の轍』なのだ」とボブ・ディランさんとからめて書評されていますが、今一つ理解できません。パンクのなせる業か?

ボブ・ディランさんとパティ・スミスさんは昵懇で、ノーベル文学賞の授賞式を欠席したディランさんに代わって出席して、ディランさんの歌を歌ってます。

(2)現代音楽のフィリップ・グラスの2016年の来日公演で共演。ギンズバーグへのオマージュと題されたステージで村上春樹がギンズバーグの訳詞を朗読。

(3)2014年、ドイツの文学賞ヴェルト文学賞を村上春樹さんが受賞したときにゲストで登場。ギター弾き語りを3曲披露。


2019年12月7日土曜日

[その他] 本日の夕食は里芋づくし 



里芋の大量のおすそ分け。

いつも料理研究家のレシピを見て料理を作る当方にしては、素材から料理を組み立てるのが苦手です。

ちょうど都合よく最近その弱点を克服しようと素材からの料理本『素材がわかる料理帖』(暮しの手帖別冊、瀬尾幸子著、2019年)が買っていたので、そこからのレシピで2品作りました。

(1)里芋とイカの煮物

(2)里いもとカリカリベーコンのサラダ

(2)は里いもをサラダに仕立てるという変わったレシピです。家に柿が1個あったので刻んで入れてみました。里芋はあまり好物ではありませんが、意外に美味でした。

著者は2014年から始まった料理本大賞で過去に2度も受賞している庶民派の料理研究家です。本書では料理に際して一番意識しなければいけないのは「素材の持ち味を引き出すこと」でただ漫然とレシピ通りに作ればよいというのではないそうです。

また「料理はスポーツと似ていて、本当に身につけるためには、経験を積み重ねることが必要」とも言われてます。