[惹句どんどん](特別編) 太宰治の100の名言・名場面 9/20
46-50
46 しびれる程によろこばせ 「正義と微笑」
47 君のことを書くのではない 「鉄面皮」
48 「都ハ アカルクテヨイ。」 「右大臣実朝」
49 おい、おれは旅に出るよ 「津軽」
50 背広服が一着もない 「津軽」
[惹句どんどん](特別編) 太宰治の100の名言・名場面 9/20
46-50
46 しびれる程によろこばせ 「正義と微笑」
47 君のことを書くのではない 「鉄面皮」
48 「都ハ アカルクテヨイ。」 「右大臣実朝」
49 おい、おれは旅に出るよ 「津軽」
50 背広服が一着もない 「津軽」
【解説】
分詞…①名詞を修飾する(限定用法)形容詞として働く
②補語となる形容詞(叙述用法)として働く
分詞構文:主節の動詞を修飾する副詞節(接続詞+主語+動詞)として働く
補足的な情報(時・理由・条件・譲歩・付帯状況)を付け加える
※文の形式は簡潔になるが、意味があいまいになるため、文脈からの推量が必要となる(文学作品で使われることが多い)
【解説】
分詞構文の作り方[1]
従属節の「接続詞・主語」を省略して「動詞」を「現在分詞」に変える
時
1 When I walked along the beach, I found a beautiful shell.
=Walking along the beach, I found a beautiful shell.
理由
2 As I felt tired, I went to bed early.
=Feeling tired, I went to bed early.
条件
3 If you turn to the left, you will see the post office.
=Turning to the left, you will see the post office.
譲歩
4 Though he lives near the beach, he can't swim ato all.
=Living near the beach, he can't swim at all.
付帯状況
5 I was doing my homework, listening to music.
※会話でよく使われる用法で、接続詞を使って表さない
[積読立読斜読] 『久保田万太郎俳句集』(岩波文庫、2021年)(44)
しらたきと豆腐を買ひて冬ざるゝ
流寓抄 その四
407 短日や夫婦の仲のわだかまり
408 短日や大きな聲のうけこたへ
409 鍋に火のすぐきいてくるしぐれかな
410 しらたきと豆腐を買ひて冬ざるゝ
411 冬籠つひに一人は一人かな
412 日本海みたきねがひや冬籠
413 小説も下手炭をつぐことも下手
414 ゆく年や草の底ゆく水の音
[memo]
ふゆざれ【冬ざれ】(名詞)草木が枯れはてて寂しい冬の風物のようす 。また、そのような冬の季節。「―の野」《季 冬》「―や小鳥のあさる韮畠 (にらばたけ) / 蕪村」
冬ざるる:(動詞の連帯形)冬の風物の荒れさびた 感じ季節
短日:11月12月の日照時間の短い季節のこと
「短日」という季語には、ある種の〈心の余裕〉が含まれている、とみることもできるのではないでしょうか。日が短くなっていく〈焦り〉のその奥にある〈心の余裕〉。
[惹句どんどん](特別編) 太宰治の100の名言・名場面 8/20
2021年後半の読書テーマは「太宰治の主要作品を読む」でした。生誕100年を記念して新潮文庫オリジナルとして太宰治の名言集が出てましたので、5つづつ投稿してます。
太宰治は短編小説を得意としていて、特に印象に残る名言が多数あります。逆に名言となりそうな文章を多数書き溜めていて、そこから短編を紡ぎ出したのではという印象も受けます。
<内容紹介>
生誕100年記念出版。初心者と熱烈なファンのための太宰治100の名言・名場面。
これ1冊で魅力のすべてがわかります。
27歳の処女作品集のタイトルは『晩年』。冒頭は〈死のうと思っていた〉――太宰の作品は筆名、書名、書き出し、引用、どれも読者の意表を衝くが、これらはすべて周到な計算によっている。長年作品を読み続けた作家が、とっておきの100場面を選び、解説する。内心の告白と同時に外見に執拗にこだわる100年前の文豪の感性は、実は現代の若者とそっくり同じである。生誕100年記念出版。
<著者プロフィール>
長部日出雄 : 1934(昭和9)年、青森県生れ。新聞社勤務を経て、TV番組の構成、ルポルタージュ、映画評論の執筆等に携わる。’73年『津軽世去れ節』『津軽じょんがら節』で直木賞、’80年『鬼が来た棟方志功伝』で芸術選奨、’87年『見知らぬ戦場』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
41 神の御子のような匂い 「新ハムレット」
42 兄さん東北でしょう 「服装に就いて」
43 私は永遠に敗者 「服装に就いて」
44 服装が悪かった 「服装に就いて」
45 「微笑もて正義を為せ!」 「正義と微笑」
左側が解説、右側が穴埋め式の練習問題となっていて、英文法の復習をするのにちょうどよい量です。
学習参考書としては異例の売れ行きのようで一般紙の記事にもなっていました。当方が購入した広島市内の丸善ジュンク堂では一般書の平台にありました。
068 分詞(participles)⑥ 分詞の慣用表現
go ~ing 「~しに行く」
shopping, surfing, swimming,他娯楽やスポーツが続く
※本来自動詞は go for a walk / go on a picnic のように
「自動詞+前置詞+目的語」の形をとるが「go ~ing」の形は慣用表現として定着している
be busy ~ing 「~するのに忙しい」
make ~self understood 「自分の意志を伝える(~自身を理解させる)」
have difficulty (in) ~ng 「~するのに苦労する/困難を感じる」
There is (名詞) 現在分詞/過去分詞 「~している/されている(名詞)がい
[ある]」
with (名詞) 現在分詞/過去分詞 「(名詞)を~しながら/させながら」
burning hod 「焼けるように暑い」
sweltering hot 「うだるように暑い」
biting cold 「身を切るように寒い」(暑い意味でも使用例がある)
freezing cold 「凍りつくように寒い」
swelter:(自動詞)汗にうだる
bite:かむ、切り裂く
【例文】
1 Let's go shopping!
2 I am busy looking for a part-time job.
(バイト探しで忙しい)
※「アルバイト」はドイツ語
その他間違えやすい日本語英語
クレーム:complaint
マンション:apartment, flat
コングラチュレーション:Congratulations!
3 I am busy preparing for may presentation.
4 I couldn't make myself understood in English.
5 I have difficulty (in) speaking in front of people.
6 There are many students waiting for the bus.
7 There are two months left until graduation.
8 He is listening to music with his eyes closed.
※「目(eyes)」=閉じられている状態(are closed)
with his arms folded 「腕を組みながら」
with his legs crossed 「足を組みながら」
9 It's freezing (cold) today.
※会話文では副詞のように使われることが多い
coldを修飾
cf.frozen food (冷凍食品)
[積読立読斜読] 『久保田万太郎俳句集』(岩波文庫、2021年)(43)
恩田侑布子さん編による岩波文庫版の久保田万太郎句集。
902句ありますので、概ね10句づつ投稿しています。
1句づつの解説がないので、正直よくわからない句もあります。
月の荻あかるく露の萩くらく
芒の穂うつすと水の澄みにけり
流寓抄 その四
397 秋くさやしばらくは日のさしわたり
398 あきくさのゆめうつくしく生ひたてよ
399 くろかみにさしそふ望(もち)のひかりかな
400 月の荻あかるく露の萩くらく
401 月は月雲は雲いましづかなり
402 遠ざかりゆく下駄の音十三夜
403 さゞなみをたゝみて水の澄みにけり
404 芒の穂うつすと水の澄みにけり
405 佇めば身にしむ水のひかりかな
406 短日やにはかに落ちし波の音
萩(はぎ)
秋の七草のひとつ。お菓子の「おはぎ」は萩からきており、同じお菓子を春は牡丹から「牡丹餅(ぼたもち)」、秋は萩から「御萩(おはぎ)」と呼ぶ。
荻(おぎ)
イネ科の大型の多年草。茅葺屋根の材料としても使われていた。ススキ・ヨシと似ているが生育場所が違う。
ススキ:乾燥したところから湿地帯
ヨシ:水中
オギ:湿地帯
数年前まで歌手が呼ばれてましたが、予算の関係からか呼ばれなくなりました。
2022年はカープOBの安仁屋さんと達川さんのトークショー。
配偶者(@五木寛之)と一緒に行きました。他愛もない話。
本当は歌手の歌が聴きたいのですが、
これに行かないと新年が来たような気がしないので、毎年参加してます。
2021年12月27日月曜日
コシミハルさんの無国籍というか妖艶な地球外生物のような魅力、容姿・ヴォーカルを活かして想像力を膨らませた快作です。以前に坂本冬美さんの「こぶし」を活かした忌野清志郎と3人で組んだHISのアルバム『日本の人』を紹介したことがありますが、それの国際版・宇宙版と言えます。
2019年11月30日土曜日
細野さんがアメリカ公演でもレパートリーとしていたアメリカのオールディーズやスタンダードな曲をアクセントにして、1996年当時の先端の(なのでしょう)アンビエントやラウンジ、テクノなどのサウンドを融合させた、ゆったりと聴いていると宇宙空間に浮かんでいるような不思議な感じのする音楽です。
楽器の数が少なく、音源が少ないため、細野さんの片手間仕事と誤解されているようですが、再発に際しては細野晴臣さん自身が新しくミックスをし直しています。主流にはならないものの必須の傍流音楽でしょう。
魅力的なアルバム・ジャケット、レコード内袋も新デザインのようです。また SIDE D の3曲はCD発売時の未発表音源。(アナログ・レコード版は2枚組)。
「わかる人だけ理解してね」というスタンスなのか、日本語の解説がなく、アルバム・ジャケットには大きく"Ether Sound"とあるのにジャケットの裏に英文の解説しかありませんでした。全文引用します。
Ether sound is the stereophonic sound that resonates from planets outward into the galaxy. Ether sound is composed of vibrations such as the music played on the eminent Planet Earth; the natural sounds and the artificial noise resonate together creating a harmony.
Each celestial body in the galaxy such as the Earth's moon, Mars, Saturn, and Jupiter...e. t. c. is said to have its own ether sound which resonates by generating sound waves that circle the universe in the same manner that the planets around our Sun.
It ha been found that some musicians on Earth pursued the ether sound in the 20th century of Earth's history. The sound is said to have been cherished for a long time by travelers of the galaxy as the ether sound accompanied them as they journeyed through space and time.
This disc enabled by our special technology contains the details of the Earth's ether sound recorded in those days. You can listen to it on the stereo set in your living room as it is. For an enhanced effect, turn your speakers upward or use headphones as speaker.
Now everybody, have a relaxing time with this fascinating ether sound!
SIDE A
1.Western Bolero
2.Time Scan 2021
3.I'm leaving it all up to you
4.Disappeared
SIDE B
1.Hotel Etoiles
2.Snow Wave
3.Yuki-ya-konko
4.Good morning ,Mr. Echo
SIDE C
1.Capybara
2.Voo Doo surfer
3.Paradise ver.3
SIDE D
1.Bycycle built for two
2.Caravan
3.I'm leaving it all up to you (demo)
紹介記事は『レコード・コレクターズ』(2022年1月号)より。
[積読立読斜読]『葉隠』(現代語訳・城島明彦、致知出版社、2021年)
1月に縁あって読書会に挑戦、課題図書だったので読んでみました。
江戸時代の中期に自己のアイデンティティの揺らぎから武士階級の精神的拠り所を聞き書きしたもので、現時点から見れば、極めて矮小な非生産的特権階級の内輪でのみ通用する精神論であり、まったく共感しませんでした。出版元は経営者向けの書籍・雑誌の出版社のようですが、いまどきこんな狭小な考え方で経営されている経営者がいるのかどうか疑問です。時間の無駄でした。
ただし武士道の滅私奉公の公を、主君ではなくて広く世間と捉えれば、人の規範とはなりうると思いますが、別にそれは『葉隠』から教わらなくてもよいかなと。
太平洋戦争中の人の生命を軍隊の規範よりも軽く置いた歴史的背景には間違いなく武士道があり、正規軍で自爆攻撃を命令で行った歴史上唯一の近代的軍隊となった遠因でしょう。
ということでごく一部に組織を率いる人の心得となる教訓を含みますが、弊害の多い書物と言わざるを得ません。
<読書会>
【日時・場所】
2022年1月24日(月曜日)
19:30-21:00
カフェ・ダスティアーツ
広島市安佐南区毘沙門台2-3-16
【課題本】
葉隠(致知出版社)
山本常朝(著)/ 城島明彦(訳)
https://amzn.to/316zxub
<内容紹介>
「武士道と言ふは、死ぬ事を見つけたり」
という有名な一文で知られる『葉隠』。
江戸時代中期の嵯峨野鍋島藩士で、のちに出家した山本常朝が
武士の心得として語ったものです。
三島由紀夫が「わたしたちにとって、ただ一冊の本」と評するなど、
日本人として一度は読んでおきたい名著として長く読み継がれてきました。
本書は、そんな『葉隠』を、分かりやすい現代語訳で記した待望のシリーズ最新刊。
全十一巻から成る膨大な項目の中から、聞書第一と第二に核を据え、
重要な教訓を中心にまとめています。
「人生の基本は誠実」
「部下にはこまめに声をかけよ」
「仕事に自信を持て」
「優秀な人物の獲得法」
「人に注意するときのエチケット」
「重大案件の速決法」
など、武士道の精神を基盤に、現代社会を生き抜くための心得や処世術を具大的に詳述。
いかに主君に仕えるか、いかに側近を育てるかという教えは、
いかに上司に仕え、いかに部下を育てるかという組織人としての在り方にも深く通じます。
本書を通じて改めて実感するのは、人間関係における悩みや、
その解決法は、いつの時代もほぼ大差がないということ。
仕事と人生にいますぐ生かせる教えが溢れています。
<著者プロフィール>
城島明彦 : 昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東宝(映画助監督)時に、ソニー勤務時に「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し、作家となる。ノンフィクションから小説、歴史上の人物検証など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)