2020年9月15日火曜日

[惹句どんどん] ブレイディみかこ(作家)



『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で青竹のようにフレッシュな少年たちについて書きながら、
そのまったく同じ時期に、人生の苦渋をたっぷり吸い過ぎてメンマのようになったおっさんたちについて書く作業は、
複眼的に英国について考える機会になった。二冊の本は同じコインの両面である。


ブレイディみかこさんの新刊『ワイルドサイドをほっつき歩け』(筑摩書房、2020年)あとがきより。「人生の苦渋をたっぷり吸い過ぎてメンマのようになったおっさんたち」という比喩はブレイディみかこさんしか書けない表現です。この諧謔性はどこから生まれたのか興味があります。現在読書中です。


2020年9月13日日曜日

[同窓会] ほぼ皆実28期軽音楽部 ファミリーライブ開催



9月13日(日曜日)は皆実28期(+1名)で組んでいるバンドのライブを敢行。

コロナ禍で外部の会場を借りず、また観客も家族に限って、自宅(しかも和室)で行いました。

自分の楽器で精いっぱいで全体の出来はわかりません。

なかなか上達しませんが、活動は地道に続けて、将来は老人ホームなどの慰問もしたいです。


<演奏曲目>

(1)悲しくてやりきれない

(2)白い色は恋人の色

(3)あの素晴らしい愛をもう一度

(4)いい日旅立ち

(5)やさしさに包まれたなら

(6)優しい悪魔

(7)翼をください




2020年9月12日土曜日

[積読立読斜読] 『名句の所以(ゆえん)』(小澤實著、毎日新聞出版、2018年)秋の部 (2)



台風をみんなで待つている感じ 
(中田美子(よしこ))

次の間へ湯を飲みに立つ夜長かな
(岡本癖三酔(へきさんすい))

天渺々(びょうびょう)笑いたくなりし花野かな (渡邊水巴(すいは)) 



中田美子は1959年生まれ。岡本癖三酔は明治11年生まれ。正岡子規に師事、三田俳句会を興し久保田万太郎を育成というなかなかの大立者です。

久保田万太郎の「たぎりたつ湯にさす水の夜長かな」はこの句の上に作られているとは著者の評です。


秋の部 (2)











[WGC] エンツオ・マーリの自作椅子







実際に作ってもらった椅子です

エンツオ・マーリは1932年生まれのイタリア人デザイナー。イタリアのデザイン界を代表する人です。複雑化した工業化社会へのアンチテーゼでしょうか1974年に自作家具の本を出版されています。規格品の板と木材を使ってテーブルやベッド、椅子を自分で組み立てようという趣旨の本です。構造が非常に簡単なのでヴィジュアル的には好みの分かれるところでしょうが、その中でも「sedia 1」と呼ばれる椅子は武骨なりに愛嬌があり、いつか作ってみたいと思っていました。

ただ作るとなると結構面倒なのでのびのびになって実現してませんでした。

当方は小規模な賃貸物件を経営しておりますが、ちょうどその大規模修繕工事にからめてオブジェクトとして椅子を二脚作ってもらいました。そのうちのひとつがこの「sedia 1」です。足場板などの古材を繋ぎ合わせてペイントも一部あり、なかなか良いです。



[同窓会] 訃報連絡 善入先生ご逝去



3年3Hの担任をしていただきました善入先生が9月3日

お亡くなりになりました。

享年八九。

葬儀は5日、長男茂雄氏を喪主に営まれました。

2020年9月7日(月)中国新聞「広場欄」より。

謹んでお悔やみ申し上げます。

皆実28期を代表して事務局・大脇が弔問しました。

[積読立読斜読] 『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)9月13日~9月16日


P161

9月16日

あきらめない

自分の人生を切り拓く第一歩は、環境のせいにしたり、
時代のせいにしたりしないことです。

そのためには、まず身の回りで起きていることをすべて受け入れる。
そしてそのなかで、自分ができることは何かを焦らずに考える。

できることさえ見つかれば、どんな状況からも必ず
活路を見いだすことができます。

あきらめないことです。


[その他] 広島掃除に学ぶ会(街頭清掃)平和大通り

9月12日(土曜日)は広島掃除に学ぶ会の活動で平和大通りの街頭清掃に参加しました。雨天にもかかわらず8名の方の参加がありました。

皆さまご苦労様でした。



2020年9月11日金曜日

[ひとり「広島掃除に学ぶ会」] 通勤途上のゴミ拾い 9月7日(月)~11日(金)


台風9号、10号、が連続して発生。

飛ばされたゴミが多いのか、飛んできたゴミが多いのか?

大きな被害がなくてよかったです。



 







2020年9月10日木曜日

[積読立読斜読] 『名句の所以(ゆえん)』(小澤實著、毎日新聞出版、2018年)秋の部 (1)

俳句始めたいなと思いつつ。まだ時期が早いかなとも思いつつ。

近現代俳句300句を選び解説のついた俳人・小澤實さんの解説本。

例によってスローリーディングで。10句ずつ紹介します。






蜩(ひぐらし)のなき代わりしははるかかな (中村草田男)


新涼の固くしぼりし布巾かな (久米正雄)




「秋」の部 (1)












[惹句どんどん] IKEA has better cabinets. (詠み人知らず)


「イケアにはもっと賢いキャビネット(内閣)がある」

IKEA has better cabinets.








ブレイディみかこさんの季節評論「欧州季評」はコロナ禍で中止された大学入試統一試験の代わりに導入された「成績評価(アルゴリズム)」への抗議デモの話。2020年9月10日(木)付朝日新聞記事。


記事中に出てくる「イケアにはもっと賢いキャビネット(内閣)がある」というプラカードは結構有名らしく、写真は2017年のNYでのデモの風景です。


2020年9月9日水曜日

<日々是不穏 like a rolling stone> 自民党総裁選

民意は反映してないようで。



自民の46都道府県連、予備選実施へ 秋田は全票菅氏に
自民党総裁選2020 (2020年9月4日 21時45分)

 安倍晋三首相の後任を決める自民党総裁選(8日告示、14日投開票)で、秋田県を除く46都道府県連が、党員・党友を対象にした予備選を行う見通しであることが、朝日新聞の調べでわかった。正式な党員投票を行わず、地方票の配分を減らした党執行部の判断の妥当性が問われそうだ。

 朝日新聞の調べでは、4日時点で、予備選実施を決めたのは44都道府県連。三重、香川両県連も実施の方向で調整している。

 各都道府県に割り当てられた3票の配分については、東京、神奈川、千葉、埼玉、和歌山、沖縄の6都県連が、もっとも多く得票した候補者に3票すべてを投じる「総取り方式」を採用。総裁選を優勢に進める菅義偉官房長官の選挙区がある神奈川も総取り方式だ。

 31府県連は、得票率に応じて各候補者に割り振る「ドント方式」で決める見通しだ。

 これに対し、菅氏の出身地・秋田の県連は4日の常任総務会で、予備選を実施しないことを決めた。県連幹部は「秋田県の誇りとして、総裁になっていただきたい」として、3票すべてを菅氏に投じる方針だ。

 総裁選は通常、国会議員票(394票)と、それと同数の党員・党友による地方票で決める。しかし、党執行部は「政治の空白は一刻も許されない」(二階俊博幹事長)として、党員投票を省き、地方票を141票に減らす簡易型を提案。若手議員らから反対の声が上がるなか、押し切った経緯がある。党内には、地方で人気が根強い石破茂元幹事長の勝機を摘んだ「石破潰し」だとの不満がくすぶっている。

 このため党執行部は、各都道府県連に、予備選挙の実施など党員の意見集約に努めるよう要請。結果、46都道府県連が、党員らが投票する予備選挙を選んだ。

 一方、自民党はこの日、総裁選管理委員会(委員長・野田毅元自治相)を開き、討論会などの日程を決めた。告示日の8日に共同会見、9日に党青年局・女性局主催の討論会、12日に日本記者クラブ主催の討論会を行う。総裁選で恒例の街頭演説は、新型コロナウイルスの感染拡大などを理由に見送ることになった。

 また、公明党の斉藤鉄夫幹事長は4日の会見で、新総裁が選出された翌15日に、新たに連立政権合意を結ぶ方針を示した。

https://www.asahi.com/articles/ASN946RPWN94ULZU00F.html
朝日新聞ネット


ドント式
ベルギーの学者ドントVictor d'Hondt〔1841-1901〕が考案した比例代表制における議席の配分方式。各政党の得票数を1から2,3と順次自然数で割っていって,すべての政党の商(割算の答)のなかから大きい順に,当選者の数だけ印をつける。その印の数が各政党への議席配分数。日本では1983年の参議院の比例代表区においてこの方式が採用され,さらに1996年の衆議院の小選挙区比例代表並立制における比例代表区においてもこの方式が採用された。諸外国ではベルギー,スイス,ポルトガル等の例がある。この方式は大政党にやや有利な傾向があるとされている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア

[積読立読斜読] 『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)9月9日~9月12日


P158

問題発見能力

問題処理能力も大切な能力ですが、問題発見能力はさらに大切な能力です。

とくにこの能力は、上級管理者になればなるほど求められます。

たとえば、「この職場の問題点を挙げよ」と問われたとき、「別に問題はありません」と答える人は能力の低い人。

同じ問いに対して、十も二十も即座に挙げられる人が能力の高い人。

掃除で問題発見能力が磨かれます。


2020年9月6日日曜日

[積読立読斜読]『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』(梯久美子著、KADOKAWA、2020年)



岩波新書『原民喜』読了後、著者の別の作品を読みたくなり、近刊の廃線紀行『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』(梯久美子著、KADOKAWA、2020年)を読みました。

著者は女性には数少ないと想像される廃線鉄道マニアで、執筆の動機は「サハリンで鉄道に乗りたい。できれば廃線跡もたどりたい」というシンプルなものだったそうです。

事前に特定の調査資料を用意しないで、大まかなルート決めだけを行い、移動しながら考えたことをそのまま文章にした紀行となるはずでしたが、そこは練達の編集者・歴史作家・廃線マニア、と複数の貌を持つ梯さんなので、途中から大きなテーマが自然と立ち上がり、「廃線紀行」と「宮沢賢治」研究とが混ざり合った、唯一無二の作品が出来上がりました。

著者があとがきに述べているように「樺太/サハリンは、歴史のほうから絶えずこちらに語りかけてくる土地である」、その土地に導かれるように、著者は二度の取材旅行の後も、またサハリンを旅して、独自の取材旅行をされたそうです。

樺太/サハリンは、さまざまな名前で呼ばれてきました。本書のタイトル「サガレン」は、宮沢賢治がこの地を訪れた際の作品に「サガレン」が使われているからだそうです。

古くから作家の想像力を刺激する地だったのか、有名どころではチェーホフ、林芙美子、宮沢賢治、村上春樹、などが訪れています。

本書の白眉は第二部、宮沢賢治の「サガレン」紀行を、その行程と作品とを並行して鑑賞した「『賢治の樺太』をゆく」です。最大の理解者妹トシを喪った感傷旅行の過程で、宮沢賢治が代表作『春と修羅』、『銀河鉄道の夜』へとつながる構想を得たことを明らかにしてくれました。

当方は鉄道マニアではないので、面白さ半減というところですが、著者の丹念な取材力は感服しました。単なる廃線紀行ではなく、余人をもって代えがたい文学評論にまで昇華させる筆力は剛腕です。