昔は純粋に不味いものがあった。
カレーライスも不味かった。
だから大人は無条件にソースをかけた。
それがかっこよく、家に帰って真似をしたら、
それがかっこよく、
家に帰って真似をしたら、
父に「作った人がいるんだから、少し食べてから足らなかったらかけなさい」
父に「作った人がいるんだから、
少し食べてから足らなかったらかけなさい」
と窘められた。
戦後80年の懐かしいとワクワク
純粋に不味いもの
『文藝春秋』(2025年8月号)より