2023年12月14日木曜日

[惹句どんどん] 内田樹(『待場の米中論』より)



An Idea Called America


「アメリカというのは一つのアイディアなんだ」


 アメリカだって、建国以前から「アメリカ国民」がいたわけではありません。英国からの植民地の独立を果たしたあとに、「英国からの独立という偉業を果し得た植民地人」はどういう人たちであったのか(あるべきなのか)という回顧的・事後的な仕方で形成されたセルフイメージです。その時点で採択された一つの「アイディア」です。「アメリカというのは一つのアイディアなんだ」というアメリカ人の作家の言葉をどこかで柴田元幸さんが紹介していましたけれど、本当にそういうものだと思うんです。アメリカというのは一つのアイディアであって、アメリカ人というのも一つのアイディアである。いくつかのアイディアのうちで、全国民をとりこぼしなく統合し、彼らに強い現実的成力(ママ、威力か?)を発揮させるものが「よいアイディア」として採用される。

『待場の米中論』(内田樹著、東洋経済新報社、2023年)


An Idea Called America

By Reed Galen, Steve Schmidt, Stuart Stevens and Rick Wilson

America is the only country founded on an idea, and it was the most radical idea of its era; the belief that citizens could govern themselves. It was called The American Experiment because there was no reason to believe it would work. For 244 years, it worked, albeit imperfectly, and was an example to the world. On January 6th, this grand experiment nearly ended.


https://lincolnproject.us/an-idea-called-america-2/

The Lincoln Project