「わたしは、あれに、立派な男になってもらいたいと思うよ。人間として立派なもににだね。」
君のお父さんは、なくなる三日前に僕をそばへ呼んで、君のことを頼むとおっしゃった。そして、君についての希望を僕に言いおいておかれた。 「わたしは、あれに、立派な男になってもらいたいと思うよ。人間として立派なもににだね。」この言葉を、僕は、ここにしっかりと書きとめておく。
時々再読中。
ワイド版岩波文庫『君たちはどう生きるか』(p50)より。