2019年5月2日木曜日

[積読立読斜読] 『ファクトフルネス』より



P50
人はドラマチックな本能のせいで、何事も2つのグループに分けて考えたがるからだろう。いわゆる「二項対立」を求めるのだ。ジャーナリストは人間の分断本能に訴えたがる。(中略)「世界には極度の貧困層もいれば、億万長者もいる」という話は伝わりやすく、「世界の大半は、少しづつだが良い暮らしをし始めている」という話は伝わりにくい。

P44
4つの所得レベルというシンプルな考え方こそが、「事実に基づく世界の見方」を支える、ひとつめにして最も重要な柱だ。(中略)この4つのレベルを使うだけで、テロから性教育まで、世界についてさまざまなことを理解できるようになる。



レベル1(10億人)
ひとりあたり1日の所得(USドル換算):1ドル
水の調達:一家にひとつしかないポリバケツで1日数時間かけて汲みに行く
移動手段:徒歩
調理:拾った薪で土間で火を焚いて調理、ほぼ毎日泥水交じりのポリッジ(粥)

レベル2(30億人)
ひとりあたり1日の所得(USドル換算):4ドル
水の調達:30分かけて自転車で調達
移動手段:自転車
調理:灯油のストーブ、自給自足(鶏を飼って卵が食べられる)

レベル3(20億人)
ひとりあたり1日の所得(USドル換算):16ドル
水の調達:水道管を引く
移動手段:バイク
調理:冷蔵庫があり電力も安定している(食料保存ができ、自宅で調理)

レベル4(10億人)
ひとりあたり1日の所得(USドル換算):32ドル
水の調達:給湯もあり
移動手段:自動車
調理:月に一度は外食もできる
旅行:飛行機に乗る
教育:12年以上通学