2020年10月10日土曜日

[積読立読斜読] 『名句の所以(ゆえん)』(小澤實著、毎日新聞出版、2018年)秋の部 (6)

 


和歌&俳諧の季節は、元々は旧暦で

「春」は、「1月~3月」

「夏」は、「4月~6月」

「秋」は、「7月~9月」

「冬」は、「10月~12月」だそうなので、

「秋」はとうの昔に終わってますね。


「秋」の部は今回で終わりです。選者の傾向なのか物がなしい句が多いです。


有る程の菊抛(な)げ入れよ棺の中(夏目漱石)


前書きで「床の中で楠緒子さんの為に手向の句を作る」とある。親友の美学者・大塚保治の婦人で歌人の楠緒子が35歳で急逝。長寿を連想させる「菊」と若い死の痛ましさの対比、命令形を用いた激しい句。自身も入院中で夫人が弔問に。



行秋(ゆくあき)やさゞなみのたつ潦(にわたずみ)(小沢碧童)


「潦(にわたずみ」は古語で、雨が降って事情にあふれたまった小さな水面のこと。



















[広島掃除に学ぶ会] 10月10日(土曜日)街頭清掃(平和大通り)

 10月10日(土曜日)は午前7時から広島掃除に学ぶ会の活動で、平和大通りの街頭清掃に参加しました。7名参加。本日は2チームに分かれ平塚公園のトイレも清掃しております。


天気晴朗で大変気分よく清掃ができました。


2020年10月8日木曜日

[積読立読斜読]『新編新しい社会 公民』(東京書籍) 第4章 私たちの暮らしと経済

 

しばらくさぼっていましたがスローリーディング再開します。中学校の教科書を使った余命いくばくもない老人の学びなおしシリーズ。『公民』編。

第4章は「経済」の話。中学生の教科書ですが暗記項目の羅列ではなく「考える」内容になっています。

「コンビニエンスストアの経営者になってみよう」では街の地図にある出店候補地のどこに出すかという考察であり、経済成長一辺倒の社会から循環型社会への転換期にある現代日本で「コンビニエンスストアのお弁当を企画しよう」という企画書作成のページもあります。

より深い考察では「貿易の自由化と日本」、「公害のない社会へ ― 水俣市を例に考える」というそれぞれ2ページにわたる読み応えのある記事もあります。

いくつになっても、正しい社会的な知識を学びなおし、不断の努力を続け、よき選挙民・社会人を目指したいです。(ちょっと大げさか?)。


第4章 私たちの暮らしと経済

1.用語の解説


(1)財・サービス
財:形のある商品
サービス:形のない商品

(2)家計
家族や個人など、消費生活を営む単位

(3)消費者の権利
1962年アメリカのケネディ大統領の「消費者の4つの権利」
2004年、消費者基本法

消費者が自分の意思と判断で適切な商品を選び購入する事の出来る「消費者主権」を守る権利


(4)消費者基本法
消費者保護基本法の改正。国・地方公共団体が消費者の支援責務がある。


(5)流通
生産された商品が卸売業者や小売業者を経て消費者に届くまでの流れ。

(6)資本主義経済
基本的な経済活動の生産・消費のうち生産を担う企業は、利潤の獲得を最大の目的とし、生産活動の元となる資金を資本と呼ばれる。企業の資本を中心とした経済のしくみを資本主義経済という。


(7)公企業・私企業
公企業:地方公営企業など
私企業:個人、法人企業


(8)株式会社
法人企業のなかの代表的なもの。株式の発行によって資金を得る。

(9)企業の社会的責任
企業規模が大きくなると、その活動が社会に大きな影響を与えるようになる。
公害は負の影響、教育・文化・環境保全活動は社会貢献。利潤の追求だけでなく社会貢献等を行う責任があるという考えかた。

(10)労働組合
労働者は企業の使用者に対して弱い立場にあるため、団体で交渉するために組織する団体。

(11)労働基準法
労働基準法・労働組合法・労働関係調整法の労働三法のひとつ。
労働時間・休日などについて最低限の基準を定めている。
・労働者と使用者は対等
・男女同一賃金
・労働時間週40時間、1日8時間以内
・少なくとも週1日の休日

(12)非正規労働者
期間の定めのない労働契約の労働者(正規労働者=正社員)に対して、パート社員等を指す。2016年、日本の労働者の4割が非正規労働者。

(13)市場経済
商品が売買される場を、市場(しじょう)といい、私たちの経済はいろいろな市場がすみずみまで張めぐされている。


(14)需要量・供給量
需要量:消費者の買おうとする量
供給量:生産者の売ろうとする量


(15)独占・寡占
市場価格がうまく機能しない原因の一つ。


(16)公正取引委員会
企業の競争を促す法律、独占禁止法を運用する機関。


(17)金融
資金の貸し手と借り手の間で、お金を融通すること。


(18)日本銀行
日本の中央銀行。発券銀行・政府の銀行・銀行の銀行、の役割がある。

(19)景気変動
商品がよく売れる好況、売れ行きが落ちる不況、が交互に繰り返し変わること。

(20)インフレーション・デフレーション
物価の上昇、物価の下降

(21)金融政策
日本銀行が行う、物価の変動を抑え、景気の安定化を図る政策。主に公開市場操作(オペレーション)という方法がとられる。

(22)財政
政府(国・地方公共団体)の経済活動のこと。


(23)直接税・間接税
直接税:納税者(税金の納める人)と担税者(税金を負担する人)が一致する税金
間接税:一致しない税金

(24)累進課税
所得税・相続税など、多くなれば高い税率が適用される方法

(25)社会資本・公共サービス
社会資本:道路・港湾・学校など
公共サービス:治安の維持・教育・社会保障など

(26)財政政策
政府が歳入や歳出を通じて景気を安定させようとする政策。不景気の時には公共事業への支出(公共投資)を増加させて民間企業の仕事を増やしたり、減税をして企業・家計の資金を増やしたりする。

(27)公債
税金だけでまかなえない政府の収入源。国の場合は国債、地方公共団体の場合は地方債。


(28)社会保障
個人に代わって国が生活の保障を行うこと。
日本の社会制度は、①社会保険、②公的扶助、③社会福祉、④公衆衛生、の4つを基本的な柱としている。

(29)環境基本法
公害対策基本法を発展させた法律。企業の公害だけでなく、騒音・排気ガス・ゴミなどの日常生活に発生する公害にも対応した法律。1993年に制定。

(30)循環型社会
資源の浪費から起こるゴミの量の増加は環境破壊にもつながる。ゴミを減らし(リデュース)、まだ使えるものを再び利用し(リユース)、別の形に変えて利用する(リサイクル)の3Rが重要。ゴミを極力出さない生活のあり方の一つ。

(31)為替相場
通貨と通貨を交換する比率のこと。

(32)円高・円安
外国通貨に対して円の価値が高くなることを円高、安くなることを円安という。

(33)産業の空洞化
日本企業の工場の海外移転、部品調達先の海外企業への切り替えなどで起こる産業構造の変化。


2.この章の学習内容のまとめの図(空欄に用語を入れる)

国民経済(日本経済)
(ア)家計
(イ)消費者の権利
(ウ)財・サービス
(エ)公企業
(オ)株式会社
(カ)企業の社会的責任

(キ)社会資本・公共サービス
(ク)公債
(ケ)社会保障
(コ)金融



(サ)日本銀行
(シ)景気変動
(ス)インフレーション・デフレーション
(セ)金融政策
(ソ)財政政策

(タ)為替
(チ)産業の空洞化




3.発展学習

(1)【消費者と経済】
より良い消費生活を営むために私たちが気をつけるべきことは何か、次の語句を使って説明しましょう。

[計画性/消費者問題/消費者の権利/自立した消費者]


(2)【生産と労働】
企業の役割について、次の語句を使って説明しましょう。

[財やサービス/技術革新/企業の社会的責任/労働条件]


(3)【価格の動きと金融】
金融の役割について、上の図を参考にして、次のそれぞれの空欄に語句を入れて説明しましょう。「金融は、企業や家計、政府の間で(    )を(     )し、その経済活動を(     )仕組みです。

(4)【政府の役割と国民の福祉】
日本の財政は今後、どのような方向を目指していくべきか、上の図を参考にして、自分の考えを「(    )(な)財政」というキャッチコピーで分かりやすく表現しましょう。

(5)【これからの経済と社会】
これからの日本経済はどうあるべき、次からテーマを一つ選び、自分の考えを文章で説明しましょう。

[①環境保全と経済成長の両立、②経済のグローバル化と日本、、③「豊かな社会」の実現]




2020年10月7日水曜日

[積読立読斜読] 『名句の所以(ゆえん)』(小澤實著、毎日新聞出版、2018年)秋の部 (5)


 

風変るものみな秋の声放つ(文挾夫佐恵) 

風向きが変わった。風の中にある物すべてが秋の声を発しているのだ。


足もとはもうまつくらや秋の暮(草間時彦)


秋の暮れ通天閣に跨がれて(内田美紗)

通天閣なら跨がれてもしょうがない。そんな親近感もあろう。


秋の暮大魚の骨を海が引く(西東三鬼)

『新古今和歌集』所載の「三夕(さんせき)の歌」の中世の美意識を継承している。


新361「さびしさはその色としもなかりけり 真木立つ山の秋の夕暮れ」(寂蓮)

新362「心なき身にもあはれ知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ」(西行)

新363「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ」(藤原定家)


鳥渡(ちょっと)とは鳥渡る間や昼の酒(矢島渚男)

「一寸」と「鳥渡」の言葉遊び


鳥渡り雨過天青の剣岳(岡田貞峰)

中国の宋の時代、皇帝が命じた卓越した青磁の色「雨過天青雲破処(くもやぶれるところ)」


或日小鳥空を掩(おお)つて渡りけり(数藤五城)


岨(そば)行(ゆ)けば猿に打たれる木実(このみ)哉(巌谷小波)

岨は山の切り立った斜面。


我が恋は林檎の如く美しき(中川富女)


木守柿(こもりがき)万古へ有機明かりなれ(志賀康)

木守柿とは来年の豊作を願って樹上にひとつ柿を残しておく習慣。それが永久に変わらず有機的な明かりを灯してほしい、と願っている。















[積読立読斜読] 『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)10月9日~10月12日


 

2020年10月5日月曜日

<日々是不穏 like a rolling stone> マイナンバーカードが普及しない理由 社会派ブロガー・ちきりんさんのブログより

 マイナンバーカードが普及しないのは、官庁の縦割りと天下り利権が原因とのご指摘。

すとんと腑に落ちますね。



こちらは迅速。印鑑業界は官僚の天下りが可能なほど規模がないので、
あっさり切り捨てのようです。





[memo]

印章業の市場規模は約2800億

「はんこ広場」FCのHPより
http://hankohiroba.com/hanko/


2020年10月4日日曜日

2020年10月3日土曜日

[その他] a day in the life 2020年10月3日(土曜日)ギター教師、餃子屋・龍で一人飯

 15時より地蔵通りにあるFuzz Face Guitar Schoolへ。個人レッスン。

11月にある発表会用にビートルズの"Two of us"と、"Stand by me"を練習してます。


ギターの田中先生は最近アナログ・レコードにはまっています。

きっかけは当方が断捨離のためにレコード、レコード・プレーヤー、デジタル・アンプ、自作スピーカーを半ば強引に引き取っていただいてから、CDよりも個々の楽器の音がクリアに聞こえるそうで、ギターの演奏の参考に良いと大変喜んでもらえました。

ユニットは片チャンネル2千円の安価なものですが、教室の壁面がコンクリートのため、よい具合に反響してくれているようです。





本日は配偶者が江田島の実家に帰省したので、老人ひとりぼっち。
小町の餃子屋・龍で「ぼっち飯」。コロナ禍も皆さんあきたのか盛況でした。




[積読立読斜読] 『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)10月5日~10月8日

 



整理


「5S」でいう整理の意味は、要るものと要らないものを分別することです。

 そのうえで、要らないものは捨てる。要るものは活かして使うことです。


分別する際、しばしば迷うことがあります。

「まだ使えるのではないか」とか、「もったいない」という気持ちです。


そんなときの判断基準として、次のことをお勧めします。

「使えるか使えないか」ではなく、「使っているか」。



2020年10月1日木曜日

[あの頃のレコード] "Homegrown" (Neil Young)



ちゃんと発売されていれば「あの頃のレコード」になった一枚。発売は今年ですが録音は1975年の未発売音源のレコード化です。

 歌手も歌の題名も失念しましたが「ニール・ヤングの歌を聞き」黄昏るというフォーク・ソングが大昔にありました。最近はニール・ヤングさんの未発表アルバム"Homegrown"をよく聴いています。

1975年にレコーディングされたもののお蔵入りになり、雑誌"Rolling Stone"で「幻の未発表アルバム15選」にも選出された名盤(?)。ライブ、再録等で断片的には発表された曲もあるようです。ここ数年ニール・ヤング自身が自身のアーカイヴの発表に意欲的であり、マスターテープの損傷が激しくデジタル化も検討されたようですが、ヤング自身がマスターテープによるアナログ盤の発表に拘ったようです。

ほぼほぼアコースティックギターのソロで、関係が怪しくなっていた当時の恋人、女優のキャリー・スノッドグレスへの感情を曲にしたものだそうです。全体的に暗い雰囲気の歌が多いですが、45年経てばそれも良い思い出のようです。

YouTUbeで鶏と戯れながら収録曲の"Homegrown"を一人で歌っているニール・ヤングを見ると、この人は本当に歌をうたうのが好きなんだなあと感心します。1945年生まれなので御年74歳。画面では少し頭のおかしい爺さんにしか見えませんが、懐メロ歌手に堕ちない生涯一歌手魂が彷彿とわき上がってきます。


https://youtu.be/ogUdAHSU2y4


このアルバムは、同じカナダ人のザ・バンドのメンバーがかなり絡んでいます。ロビー・ロバートソンがギターで"White Line"に参加。ドラムのリヴォン・ヘルム(この人だけアメリカ人)も数曲参加してます。ベースのリック・ダンゴは本アルバム"Homegrown"と1973年録音でお蔵入りだった"Tonight"s the NIght"(今宵その夜)のどちらを発売するかと意見を求められ、"Homegrown"を却下したそうです。

物静かな秋の夜に聴きたい一枚です。



"Homegrown" (Neil Young)

Side one

1."Separate Ways" 3:33

2."Try" 2:47

3."Mexico" 1:40

4."Love Is a Rose" 2:16

5."Homegrown" 2:47

6."Florida" 2:58

7."Kansas" 2:12


Side two

1."We Don't Smoke It No More" 4:50

2."White Line" 3:14

3."Vacancy" 3:59

4."Little Wing" 2:10

5."Star of Bethlehem" 2:42

[惹句どんどん] 松下幸之助(パナソニック創業者)


コストダウンというのは5%、10%を目標にしたら

かえってできない

 

 「コストダウンというのは5%、10%を目標にしたらかえってできないんや。20%となると、もう小手先の知恵ではどうにもならない。発想を全て変えないとできん。大きさを半分にしてしまうくらいの発想でないと、これはできんわな?これは単に値引き要求を受けたというだけのことではないんや。日本の産業を発展させるための公の声だと受け止めなければならんのやないか?もし20%の値引きに耐えられる製品ができたら、どうや?トヨタさんだけやなく世界で通用する製品になるんやないか?」