2020年9月12日土曜日
[積読立読斜読] 『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)9月13日~9月16日
P161
9月16日
あきらめない
自分の人生を切り拓く第一歩は、環境のせいにしたり、
時代のせいにしたりしないことです。
そのためには、まず身の回りで起きていることをすべて受け入れる。
そしてそのなかで、自分ができることは何かを焦らずに考える。
できることさえ見つかれば、どんな状況からも必ず
活路を見いだすことができます。
あきらめないことです。
2020年9月11日金曜日
2020年9月10日木曜日
[積読立読斜読] 『名句の所以(ゆえん)』(小澤實著、毎日新聞出版、2018年)秋の部 (1)
俳句始めたいなと思いつつ。まだ時期が早いかなとも思いつつ。
近現代俳句300句を選び解説のついた俳人・小澤實さんの解説本。
例によってスローリーディングで。10句ずつ紹介します。
蜩(ひぐらし)のなき代わりしははるかかな (中村草田男)
新涼の固くしぼりし布巾かな (久米正雄)
「秋」の部 (1)
[惹句どんどん] IKEA has better cabinets. (詠み人知らず)
「イケアにはもっと賢いキャビネット(内閣)がある」
IKEA has better cabinets.
ブレイディみかこさんの季節評論「欧州季評」はコロナ禍で中止された大学入試統一試験の代わりに導入された「成績評価(アルゴリズム)」への抗議デモの話。2020年9月10日(木)付朝日新聞記事。
記事中に出てくる「イケアにはもっと賢いキャビネット(内閣)がある」というプラカードは結構有名らしく、写真は2017年のNYでのデモの風景です。
2020年9月9日水曜日
<日々是不穏 like a rolling stone> 自民党総裁選
民意は反映してないようで。
自民の46都道府県連、予備選実施へ 秋田は全票菅氏に
自民党総裁選2020 (2020年9月4日 21時45分)
安倍晋三首相の後任を決める自民党総裁選(8日告示、14日投開票)で、秋田県を除く46都道府県連が、党員・党友を対象にした予備選を行う見通しであることが、朝日新聞の調べでわかった。正式な党員投票を行わず、地方票の配分を減らした党執行部の判断の妥当性が問われそうだ。
朝日新聞の調べでは、4日時点で、予備選実施を決めたのは44都道府県連。三重、香川両県連も実施の方向で調整している。
各都道府県に割り当てられた3票の配分については、東京、神奈川、千葉、埼玉、和歌山、沖縄の6都県連が、もっとも多く得票した候補者に3票すべてを投じる「総取り方式」を採用。総裁選を優勢に進める菅義偉官房長官の選挙区がある神奈川も総取り方式だ。
31府県連は、得票率に応じて各候補者に割り振る「ドント方式」で決める見通しだ。
これに対し、菅氏の出身地・秋田の県連は4日の常任総務会で、予備選を実施しないことを決めた。県連幹部は「秋田県の誇りとして、総裁になっていただきたい」として、3票すべてを菅氏に投じる方針だ。
総裁選は通常、国会議員票(394票)と、それと同数の党員・党友による地方票で決める。しかし、党執行部は「政治の空白は一刻も許されない」(二階俊博幹事長)として、党員投票を省き、地方票を141票に減らす簡易型を提案。若手議員らから反対の声が上がるなか、押し切った経緯がある。党内には、地方で人気が根強い石破茂元幹事長の勝機を摘んだ「石破潰し」だとの不満がくすぶっている。
このため党執行部は、各都道府県連に、予備選挙の実施など党員の意見集約に努めるよう要請。結果、46都道府県連が、党員らが投票する予備選挙を選んだ。
一方、自民党はこの日、総裁選管理委員会(委員長・野田毅元自治相)を開き、討論会などの日程を決めた。告示日の8日に共同会見、9日に党青年局・女性局主催の討論会、12日に日本記者クラブ主催の討論会を行う。総裁選で恒例の街頭演説は、新型コロナウイルスの感染拡大などを理由に見送ることになった。
また、公明党の斉藤鉄夫幹事長は4日の会見で、新総裁が選出された翌15日に、新たに連立政権合意を結ぶ方針を示した。
https://www.asahi.com/articles/ASN946RPWN94ULZU00F.html
朝日新聞ネット
ドント式
ベルギーの学者ドントVictor d'Hondt〔1841-1901〕が考案した比例代表制における議席の配分方式。各政党の得票数を1から2,3と順次自然数で割っていって,すべての政党の商(割算の答)のなかから大きい順に,当選者の数だけ印をつける。その印の数が各政党への議席配分数。日本では1983年の参議院の比例代表区においてこの方式が採用され,さらに1996年の衆議院の小選挙区比例代表並立制における比例代表区においてもこの方式が採用された。諸外国ではベルギー,スイス,ポルトガル等の例がある。この方式は大政党にやや有利な傾向があるとされている。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア
[積読立読斜読] 『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)9月9日~9月12日
P158
問題発見能力
問題処理能力も大切な能力ですが、問題発見能力はさらに大切な能力です。
とくにこの能力は、上級管理者になればなるほど求められます。
たとえば、「この職場の問題点を挙げよ」と問われたとき、「別に問題はありません」と答える人は能力の低い人。
同じ問いに対して、十も二十も即座に挙げられる人が能力の高い人。
掃除で問題発見能力が磨かれます。
2020年9月6日日曜日
[積読立読斜読]『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』(梯久美子著、KADOKAWA、2020年)
著者は女性には数少ないと想像される廃線鉄道マニアで、執筆の動機は「サハリンで鉄道に乗りたい。できれば廃線跡もたどりたい」というシンプルなものだったそうです。
事前に特定の調査資料を用意しないで、大まかなルート決めだけを行い、移動しながら考えたことをそのまま文章にした紀行となるはずでしたが、そこは練達の編集者・歴史作家・廃線マニア、と複数の貌を持つ梯さんなので、途中から大きなテーマが自然と立ち上がり、「廃線紀行」と「宮沢賢治」研究とが混ざり合った、唯一無二の作品が出来上がりました。
著者があとがきに述べているように「樺太/サハリンは、歴史のほうから絶えずこちらに語りかけてくる土地である」、その土地に導かれるように、著者は二度の取材旅行の後も、またサハリンを旅して、独自の取材旅行をされたそうです。
樺太/サハリンは、さまざまな名前で呼ばれてきました。本書のタイトル「サガレン」は、宮沢賢治がこの地を訪れた際の作品に「サガレン」が使われているからだそうです。
古くから作家の想像力を刺激する地だったのか、有名どころではチェーホフ、林芙美子、宮沢賢治、村上春樹、などが訪れています。
本書の白眉は第二部、宮沢賢治の「サガレン」紀行を、その行程と作品とを並行して鑑賞した「『賢治の樺太』をゆく」です。最大の理解者妹トシを喪った感傷旅行の過程で、宮沢賢治が代表作『春と修羅』、『銀河鉄道の夜』へとつながる構想を得たことを明らかにしてくれました。
当方は鉄道マニアではないので、面白さ半減というところですが、著者の丹念な取材力は感服しました。単なる廃線紀行ではなく、余人をもって代えがたい文学評論にまで昇華させる筆力は剛腕です。
2020年9月5日土曜日
[その他] a day in the life 孫守で尾道までドライブ
9月5日(土曜日)は、孫守で二人の孫を連れて尾道までドライブ。
早起きしたので一日が長かったです。
6:00 尾道「夢拾い」(街頭清掃)参加
7:00 向島までの渡船(往復)乗船
8:00 パン屋航路のパンで朝食
9:00 岩子島海水浴場
11:00 千光寺山ロープウェイ
尾道市立美術館(トムとジェリー展)
千光寺
13:00 尾道駅「トムズ・サンドイッチ」
早起きしたので一日が長かったです。
6:00 尾道「夢拾い」(街頭清掃)参加
7:00 向島までの渡船(往復)乗船
8:00 パン屋航路のパンで朝食
9:00 岩子島海水浴場
11:00 千光寺山ロープウェイ
尾道市立美術館(トムとジェリー展)
千光寺
13:00 尾道駅「トムズ・サンドイッチ」
2020年9月4日金曜日
2020年9月3日木曜日
[惹句どんどん] 花形満(マンガ『巨人の星』)
「優雅に水に浮かぶ白鳥は、水中で必死に水をかいている」の元ネタです。
(突然思い出した)。
青い水面に美しく優雅に浮かぶ白鳥は/
しかしその水中にかくれた足で絶え間なく水をかいている/けっている/
だからこそ/
つねに美しく優雅に浮かんでいられる
ぼくはその白鳥であるためにも星くん…/
きみを打つ!
(しかし、このコマ割りはすごいですね)。
例によって江口寿史さんによるパロディ。
元ネタは水戸光圀侯らしいです。
見ればただ なんの苦もなき 水鳥の
足に暇なき 我が思いかな
水戸光圀
[積読立読斜読]『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(梯久美子著、岩波新書、2018年) Ⅲ 孤独の章
第3章では、妻の死後、空襲を逃れるため住んでいた千葉を引き払い、実家のある広島に帰ってから、原爆の惨禍に会い、惨状を伝えるために生き延び、そして自死するまでが描かれています。
適格障害かと思われるほど社会生活を送るのが不器用な男が、理解者である最愛の妻を失って、なお「生きる」に値するのか、というのが二章まで読んだ感想でした。それは第三章で明らかにされます。下記抜き書きです。
2019年の新書大賞第5位に入った力作です。梯久美子さんの取材力の白眉は、存在が確認されていなかった終戦直後に遠藤周作と共に交流のあった女性を探し出し、インタビューを引き出した点です。女性の証言で原民喜の自死の意味が深くなり、さらに自死のドキュメントを最初に置く構成で、作品が円環構造になりました。お見事。
P164
被爆したことによって、「コノ有様」を伝えないうちには死ぬわけにいかなくなった。
P164
長いあいだ原は厄災の予感に怯えてきた。それが現実になったとき、まず生きのびられまいと思っていた自分が、なぜか無傷で生きのびた。幼い頃から怖れ、怯え、忌避してきた現実世界。それが崩壊したとき、生きる意味が、まさに天から降ってきたのだ。
P167
比べて読んでみると、小説の文章が正確にメモにもとづていいることがわかる。(原民喜の手帳は広島平和記念資料館蔵)。
P168
大江健三郎は、原民喜を「若い読者がめぐりあうべき、原題日本文学の、もっとも美しい散文家のひとり」(新潮文庫『夏の花・心願の国』解説)としている。その言葉通り、「夏の花」は抑制の利いた名文で綴られえいるが、あらためて読んでみると、そのもとになった文章も、単なるメモにとどまらない完成度をもっていることに驚かされる。
P173
原爆は人類史上に残る惨劇であるゆえに、それを語る声は高くなりがちである。言葉には熱狂が宿り、政治性をおびる。だが原の声はあくまで低く、言葉は静かである。
P232
原民喜は狂気しそうになりながら、その勢いを押し戻し、絶望しそうになりながら、なおその勢いを乗り越えつづける人間であったのである。そのように人間的な闘いをよく闘ったうえで、なおかつ自殺しなければならなかったこのような死者は、むしろわれわれを、狂気と絶望に対して闘うべく、全身をあげて励ますところの自殺者である。(新潮文庫『夏の花・心願の国』解説)
P185
貞恵の死は確かに原に打撃を与えたが、病みついてから死までの日々は、心安らぐ穏やかなものだった。そして、死にゆく妻を、原は傍らで見守ることができたのだ。
だが広島の死者たちはそうではなかった。「このやうに慌ただしい無造作な死が「死」と云へるのだろうか」という叫びは、心底からのものだったろう。妻を看取ったその目でみたからこそ、広島の死者の無残さは原を打ちのめしたのである。
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