2020年8月28日金曜日

[積読立読斜読] 『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)8月28日~8月31日



P151
中途半端な能力はむしろ、持っていないほうがよいとさえ思っています。
能力が行動を鈍らせる弊害がよくあるからです。

私は能力がなかったからこそ、与えられた環境のなかで覚悟を決め、迷わず打ち込む努力ができました。


2020年8月27日木曜日

[惹句どんどん] 小倉明彦(もと阪大理学部教授)



ドーナツは真理を囲んで円環をなす


医食同源というが、私にいわせれば、食と知も同源である。フランス市民革命のときディドロとダランベールは「知識は円環をなす」と唱え、大百科事典を円環教(アンシクロペディ)と名づけて刊行した。私は「ドーナツは真理を囲んで円環をなす」といいたい。

『実況 料理生物学』(小倉明彦著、文春文庫、2017年)より。

阪大の人気科学講義を本に起こしたものだそうです。類書に『お皿の上の生物学』(角川ソフィア文庫、2020年)があり、こちらを先に書店店頭でみつけて興味を惹かれて購入。拾い読みしてますが滅法面白い。

2020年8月26日水曜日

[積読立読斜読]『最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作 作る、動かす、しくみがわかる!』第8章 PWMの利用

理系の知識に疎いので、超小型コンピュータ、Raspberry Piを使って、プログラミング言語と電子工作を演習してます。

往年のベーシックの頃はインターネットがなかったのでダウンロードが出来ず、雑誌を見てプログラムを手打ちで対応していたことを思うと隔世の感があります。(まあ40年前だから当然ですかね)。




第8章は演習が4つ。

コンピュータは基本デジタル値の出力しかできないが、疑似的なアナログ値を出力させて、LEDの明るさ調整、フルカラーLEDの色の変更、モーターの制御、が行えるようになります。

本書の最終目的は、スマホをコントローラーとして、キャタピラ式の模型を動かす、ということなので、モーターの制御は必須となります。

配線がちょっと難しくなるのと、基盤の半田付け、モーターノイズ対策のコンデンサ取付(半田付け)が、相変わらず初心者にハードルが高い、ことを除けば、制御用の基板はブラックボックスであり、プログラムはダウロードできるので、熟読しないかぎり、電子工作・プログラミング言語とも、習得は難しいと思いました。

まあ理科系の世界を覗いてみるのが目的なので、習得しなくても、と思います。

プログラミング言語の初心者的な習得は別の本で学んだほうが効率的でしょう。

Raspberry Pi ではPython(パイソン)が相性がよいようなので、よい入門書があれば別途紹介します。



フルカラーLEDの色の変更

DCモーターの速度制御

サーボモータの角度制御


Chapter 8 PWMの利用

これまでの章のコンピュータの出力は0/1のデジタル値しか扱っていない

本章では疑似的なアナログ出力の演習

PMW(Pulse Width Modulation, パルス幅変調):周期的にLOWとHIGHの間を変化するパルス信号のパルスの幅を変化させる信号方式


<用いることのできる用途>
LEDの明るさの制御
モーターの速度制御
サーボモーターの角度制御

8.3 PWM信号によるLEDの明るさ制御
8.4 RGBフルカラーLEDの色を変更しよう
8.5 PWM信号によるDCモーターの速度制御
8.6 PWM信号によるサーボモーターの角度制御


2020年8月25日火曜日

[積読立読斜読] 『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(梯久美子著、2018年)Ⅰ 死の章


毎年8月になると太平洋戦争・原爆関係の書籍が目立つところに並びます。旧刊ですが岩波新書の『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(梯久美子著、2018年)もその一冊でした。

著者の梯さんは1961年生まれ。編集者を経て2005年『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』でデビュー(同作が大宅壮一ノンフィクション賞を受賞)。作家としてはデビューが遅いのですが、他のノンフィクション作家が取り上げない題材を丹念な取材で佳作に仕上げる腕力は落ち着いた風貌からは想像できません。

というわけで「原民喜」の評伝だからという理由よりは、確かに原爆文学者としては著名な原民喜ですが、ノンフィクションに仕立て上げるほどの大量の作品を残しているわけではなく、文壇とは少し距離を置いた作家生活だったのでエピソードも少ないであろう寡作の作家を梯さんが採り上げ書いている、というところに興味を持っての読書です。

本新書は3部構成。原民喜のエッセイ中にある言葉から章立てされてます。

P30
「私の自画像に題する言葉は、死と愛と孤独、恐らくこの三つの言葉になるだろう」と書いている。
原の人生は、死の想念にとらわれた幼・少年期があり、妻の愛情に包まれた暮らした青年期があり、広島での被爆をへて、孤独の中で書き続けた晩年の日々があった。

Ⅰ 死の章

Ⅱ 愛の章

Ⅲ 孤独の章


第1章「Ⅰ 死の章」は誕生から1924(大正13)年18歳で慶應の文学部予科に入学するまでを描いています。「死の章」とあるのは軍都・広島で軍部用達の裕福な繊維商店に生まれた原が、父の死、姉の死、で世界から引き裂かれ、極めて内向的な生活を送る様を描いています。文才を認められ同人誌に投稿する過程で、「文学は原が世界とつながることのできた最初の、そして唯一の回路だった」(P78)、そこから少しづつ世間に目が開かれていきます。


あとがきで梯さんは原民喜を題材にした理由を述べています。

P274
私は、本書を著すために原の生涯を追う中で、しゃにむに前に進もうとする終戦直後の社会にあって、悲しみのなかにとどまり続け、嘆きを手放さないことを自分に課し続けた原に、純粋さや美しさだけではなく、強靭さを感じるようになっていった。

<著者紹介>



梯久美子(かけはし くみこ)
ノンフィクション作家。1961(昭和36)年、熊本市生まれ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。2005年のデビュー作『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。著書に『昭和二十年夏、僕は兵士だった』、『昭和の遺書 55人の魂の記録』、『百年の手紙 日本人が遺したことば』、『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』(読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞受賞)などがある。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。

Amazonより

<書籍紹介>
『夏の花』で知られる作家・詩人,原民喜(1905―51).死の想念にとらわれた幼少年期.妻の愛情に包まれて暮らした青年期.被爆を経て孤独の中で作品を紡ぎ,年少の友人・遠藤周作が「何てきれいなんだ」と表した,その死――.生き難さを抱え,傷ついてもなお純粋さをつらぬいた稀有な生涯を,梯久美子が満を持して書き下ろす,傑作評伝.※(以下,新刊案内2018年7月6頁掲載の引用文)「私の文学が今後どのやうに変貌してゆくにしろ,私の自我像に題する言葉は,/死と愛と孤独/恐らくこの三つの言葉になるだらう.」(原民喜「死と愛と孤独」一九四九年)

Amazonより

[惹句どんどん] マーク・トウェイン



Cauliflower is nothing but cabbage with a college education. 
「カリフラワーは大学教育を受けただけの
キャベツに過ぎない」


夕食にケール・サラダを食べました。「大学教育を受けたレタス」のような味でした。

2020年8月23日日曜日

[積読立読斜読] 『凡事徹底「一日一話」』(鍵山秀三郎著、PHP、2019年)8月24日~8月27日



P148

汚れた環境のなかで生活していると、心の表面が汚れで覆われるようになります。

その結果、内面の美しい心が外に出にくくなります。


[その他] 夏休みの工作 自作スピーカー


毎年恒例の夏休みのスピーカー工作。

今年は豪華二本立てです。

雑誌『stereo』誌編集のムック版が完成。

香港ベースのマークオーディオ製造の6cmフルレンジ・ユニットを使ったものです。

デスクトップで聴くことを前提にキャビネットも小型に設計してあり、あまり低音は出ておらず感動はありませんでした。残念。

部屋内で聴く分には十分ですが。




[積読立読斜読] 『私は写真機』(片岡義男・写真・文、岩波書店、2014年)その10(終)


片岡義男さんの写真集の紹介。

今回で最後です。

黒いケント紙を背景に、日常のモノを撮影するという手法。

表紙にもなっているロリポップ・キャンディーを撮影した写真が良いです。















[その他] a day in the life 軽音楽部の練習日


8月23日(日曜日)。

ほぼ皆実高校の同期生で組んでいるバンドの練習日でした。

9月に内輪で発表会をやります。

当方はダブル・ベースの担当です。

ほぼ毎週日曜日に練習してます。


[発表予定曲目]

『悲しくてやりきれない』(フォーククルセダーズ)

『白い色は恋人の色』(ベッツイ&クリス)

『あの素晴らしい愛をもう一度』(加藤和彦・北山修)

『いい日旅立ち』(山口百恵)

『やさしさに包まれたなら』(荒井由実)

『優しい悪魔』(キャンディーズ(よしだたくろう))

『翼をください』(赤い鳥)


2020年8月22日土曜日

[積読立読斜読] 中学教科書『新編新しい社会 公民』(東京書籍、2020年版)

池上彰さんと佐藤優さんの共著で中学教科書の重要性を学んだので早速挑戦してみました。購入したのは「公民」「英語」「国語」の3冊ですが、両者の一番の推薦が「公民」でしたのでまずは「公民」から。

2020年8月17日月曜日
[積読立読斜読]『人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく』(池上彰・佐藤優著、中央公論新社、2020年)

「公民」の定義からして恐れ入りました、という高度な内容です。

中学の時ちゃんと勉強して理解してたのかな?



はじめに

「公民」とは
地域・日本・世界などの「公(おおやけ)」から広く社会を見つめ、社会的な問題を解決しながら、現代を生きる世代と将来を生きる世代の両方の幸福を実現する「持続可能な社会」の形成に参画できる人間を意味する

私たちが「公民」になるために
さまざまな「ひと」「もの」「こと」と「関わること」が必要
社会を知り、考え、創ることのできる人間=公民、になることができる


第1章 まとめ

<用語>
(1)グローバル化
人・物・金・情報などが国境を越えて移動することで世界が一体化が進むこと

(2)国際協力
グローバル化の伸展で生活は便利になったが、地球温暖化・新型インフルエンザの世界的流行など、各国が協力して取り組むべき国際問題も増えてきた、豊かな国と、貧しい国の格差も広がっている。国を超えて協力して解決する必要がある

(3)情報化
社会において情報が果たす役割が大きくなること(グローバル化の一つの要因)

(4)情報リテラシー
情報を正しく活用する力

(5)情報モラル
情報を正しく利用する態度

(6)合計特殊出生率
一人の女性が生む子供の数

(7)平均寿命


(8)少子高齢化
合計特殊出生率が低下し、高齢者の割合が増加すること


(9)持続可能な社会
将来の世代の幸福と現在の世代の幸福とが両立できる社会

(10)社会参画
持続可能な社会の実現のための手段(中学生でも取り組みがある)
環境・エネルギー、人権・平和、伝統文化・宗教、防災・安全


(11)文化
代表的領域に、科学・宗教・芸術がある
言葉やあいさつ、食事の仕方など、生活環境の中で身に着けた行動の仕方や価値観なども意味する


(12)科学
さまざまな技術を発展させ、人々の生活を向上させる技術


(13)宗教
神や仏などの人間のこえた存在を信じることで、生きる意味や人間としての在り方の答えを見いだそうとする営み


(14)芸術
人生を豊かにする(美術、演劇、コンサートなど)

(15)伝統文化
長い歴史の中で育まれ、人々に受けつがれてきた文化
専門家による伝統文化(歌舞伎、能)
庶民による伝統文化(衣食住、年中行事、冠婚葬祭)

(16)多文化共生
国籍・民族・宗教などの異なる人々が、互いの文化の違いを認め合い、擡頭な関係を築こうとしながら、社会の一員としてともに生きていくこと

(17)異文化理解
異なる文化を理解しようとする態度


(18)社会集団
家族、地域社会、など人々が生活する集団

(19)社会的存在
人間はいくつかの社会集団に所属し、その一員として協力していかなければ、生きていくことも生活を豊かにすることもできないので、人間は社会的存在であると言われる

(20)対立
意見が食い違うこと

(21)合意
意見の違い人同士で、御互いの主張を聴き、互いに受け入れることのできる解決策

(22)効率
効率的に物事を行う、無駄を省く

(23)公正
特定の人が正統な理由もなく不利な扱いを受けることがないような考え
手続きの公正、機会・結果の公正、などがある

(24)共生社会
さまざまな社会集団の中で多様な考え方・価値観を持つ人々と折り合いを付けながら、対立があっても解決のための合意を形成し、作り直しながらともに生きていく道を探す社会


<1章のまとめ>
現代社会の特色

(1)グローバル化

(2)情報化

(3)少子高齢化
社会保障の充実とその負担増加への対応の両立が大切


社会の課題→解決のための取り組み(積極的な社会参画が重要)→共生社会の実現

さまざまな社会集団
対立の発生と合意に向けての努力
(効率と公正に配慮することが重要)

豊かな社会を支える文化
伝統文化の継承と保存の取り組み
多文化共生と異文化理解に配慮することが重要


<発展学習>
(1)現代社会の特色3つのうちから1つ選び、今後10年に起こる課題の予想
(2)多文化共生の考えが豊かな社会生活のために必要なのはなぜか
(3)券売機のフォーク並びの「効率」「公正」について説明せよ





[その他] 広島掃除に学ぶ会街頭清掃



8月22日(土曜日)は広島掃除に学ぶ会の活動で平和大通りの街頭清掃に参加しました。

皆さんの前にあるのが集めたごみです。

コロナ禍で学校のトイレ清掃が休止になっているので、毎月第二第四土曜日午前7時から街頭清掃を実施ています。


2020年8月21日金曜日

[その他] 夏のスピーカー工作 マークオーディオ製6cmユニット




今年の夏の工作は2本立て。

こちらは雑誌『stereo』のムックを利用したものです。

ユニットとエンクロージャー・キットを同時に買いました。

エンクロージャー・キットはすでにカット済で組み立ては簡単です。

写真は途中まで。

想像していたより相当小型で大音量でのロックの再生は厳しいかも?

[積読立読斜読] 『私は写真機』(片岡義男・写真・文、岩波書店、2014年)その9




片岡義理さんの写真集。「その10」で終わりです。

5枚目の青色のショッピング・バッグのヘタレ具合がいいですね。

ラスト3枚は書籍の断面。最初のペーパーバックはリチャード・ブローティガンです。さりげなく。おそらくご自分の本で相当読み込まれてますね。

ラスト1はSFでしょう。片岡さんにとってはブローティガンもSFも純文学も等価なのだと思います。